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「当事者意識」を持ってほしい!責任感のない人をうまく育てる方法とは

2021.09.25

当事者意識に欠け、人ごとのような反応をする責任感のない人に困っていませんか?改善を促しうまく育てていくには、その原因を知ることが大切です。当事者意識を持たせる具体的な方法についても触れるので、実践してみましょう。

当事者意識とは

(出典) pexels.com

『当事者意識』とは、どのような状態を指すのでしょうか?言葉の意味と合わせて、当事者意識がないことのマイナス面についても紹介します。

自分にも関係のある問題だと自覚すること

当事者意識は『その事柄に直接関係している人』という意味の『当事者』と、『はっきりと知る』という意味の『意識』が合わさった言葉で、『自分にも関係のある問題だと自覚する』という意味合いがあります。

例えば、自分が連絡を怠ったために起きたトラブルなのに、原因を問いただしてもどこか人ごとのような言動をとる人は『当事者意識が低い』といえるでしょう。

当事者意識がないと成長できない

職場では、当事者意識を持つことが重視されています。自分にも関係のある問題だと自覚することで、仕事のパフォーマンスに大きな違いがでるからです。

例えば、自社製品に不具合がでたときに、当事者意識がある人は「なぜ不具合が生じたのか」「未然に防ぐにはどうすればよかったのか」「どのように改善すればよいか」と、率先して考え行動します。

それが、本人だけでなく、会社の成長にもつながることを理解しているのです。

一方、 当事者意識がない人は「自分には関係のないこと」「面倒なことに巻き込まれたくない」と考える傾向があります。きちんと仕事に向き合わないことから、成長は期待できないでしょう。

当事者意識を持てない原因は?

(出典) pexels.com

なぜ当事者意識を持てないのでしょうか?主な原因を知ることで、改善方法が見えてきます。

自分の仕事の必要性を理解できていない

原因として考えられるのは『任されている仕事の必要性を、きちんと理解できていない』ということです。

指示されたことをただただ受動的にこなしているだけでは、どうしても「やらされている」と感じてしまい、自分の仕事として責任を自覚するのは難しいものです。

必要性を理解することは、やりがいやモチベーションの向上につながります。

『何のために必要で、どのような結果につながるのか』が明確になれば、自覚を持って積極的に仕事に関わっていけるようになるでしょう。

目標や行動指針がはっきりしていない

『明確な目標や行動指針がはっきりしていないこと』も、当事者意識に欠ける原因です。

例えば、営業職の場合は『今月の売上目標』のような明確な目標がないと、行動指針が立てにくくなります。

そうなると、自ら積極的に行動しようという意欲が失われやすくなり、自覚に欠けることにつながります。モチベーションも低下してしまい、成果に影響することもあるでしょう。

日々の小さな目標からでよいので、はっきりと目標や行動指針を決めることが大切です。

余裕がないために視野が狭まっている

自分のことで手一杯で、余裕がなくなり視野が狭まっていることも原因になり得ます。

例えば、残業が必要なほど仕事に追われていたり、スキル以上のものを求められていたりすると、目の前のことに夢中になるあまり、視野が狭まり周囲が見えなくなってしまうのです。

意識している・していないにかかわらず、目の前の仕事以外は「自分とは関係がない」と思ってしまう傾向があるでしょう。

自分の仕事が『プロジェクト全体のどの部分を担っているのか』まで意識する、広い視野を持っていないと当事者意識が芽生えにくいのです。

当事者意識を持たせるには

(出典) pexels.com

当事者意識を持たせるには、どうしたらよいのでしょうか?具体的な方法を三つ紹介します。

達成可能な目標を具体的に設定する

具体的な目標を決めると、当事者意識を持ちやすくなります。自分で決めさせると役割をより明確に理解しやすく、自覚や責任感も生まれやすくなるでしょう。

最後までやり遂げられる『達成可能な目標』にすることも大切です。

成し遂げるのが難しい目標にしてしまうと、途中で投げ出してしまう原因になりかねません。モチベーションが下がれば、成長につながらないだけではなく、周囲に迷惑を掛けてしまうこともあるでしょう。

自分で考え意見を出すことを習慣にさせる

日頃のやり取りやミーティングなどで、自分で考え意見を出すことを習慣化することで、自覚が生まれやすくなります。

例えば、取引先からクレームが入ったと報告を受けたら「どう思うか」「どうしたらいいか」と聞いてみましょう。

そうすることで、どこか人ごとのように感じていた物事に対して、自分にも関係のあることだと気付きやすくなります。

まずは意見そのものよりも、向き合う姿勢を養うことに目的を置きます。質問を投げかけて、考える習慣を身に付けさせましょう。

定期的に一緒にフィードバックする機会を作る

1カ月に1回など、定期的にフィードバックする機会を作ることも当事者意識を持つことに役立ちます。

振り返って「成長できた点は何か」「改善点はあるか」「今後はどのように取り組むべきか」などについて、お互いに意見を述べる機会を作りましょう。

頭の中を整理するためにも、まずは文章にしてから意見交換する機会を持つのがおすすめです。

自ら気付かせることが大切なので、相手の意見は否定せずに、問題点に気付けるようにうまく促しましょう。

まとめ

職場で当事者意識が持てないのは『仕事の必要性を理解していないこと』や『目標が明確でないこと』『目の前の仕事で手一杯になり、視野が狭まっていること』が原因です。

目標を定めることや自分で考え意見を述べることを習慣化させることで、自覚が生まれやすくなります。定期的にフィードバックの機会を作るのもおすすめです。当事者意識を持てるように、うまく促していきましょう。

 

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