人との関わりは欠かせないものですが、『一緒にいると疲れる』と感じる人もいるのではないでしょうか?一般的にどのような人が疲れると思われているのか、会話と行動に分けて紹介します。対処法についても紹介しますので、心地よい人間関係作りに役立てましょう。
一緒にいて疲れる人の特徴 会話編
会話していて周囲を疲れさせる人とは、どのような人なのでしょうか?主な特徴を三つ紹介します。
自分の話やマウンティングばかり
人の話には興味がなく、自分の話ばかりする人は、うんざりされることが多いでしょう。自分語りが好きな人は、周囲におかまいなしで延々と話し続けるため、聞き手を疲れさせてしまいます。
また、自慢話が多い傾向があることも疲れさせる理由の一つです。「高級車を持っている」「大手企業に務めている」「美人の彼女がいる」などと自慢し、マウンティングすることも少なくありません。
『うらやましいと思われたい』『すごい人だと思われたい』という承認欲求が強いことが理由と考えられます。
愚痴や悪口を言うことが多い
誰でも不満を抱えることはあるものですし、気心の知れた間柄では、ある程度の愚痴や悪口は許容範囲かもしれません。しかし、愚痴や悪口を言うことが多いと、周囲には『疲れる人』と思われるものです。
そもそも愚痴や悪口は、聞いていて気分が良いものではなく、聞く方はだんだんつらくなってくることも珍しくありません。
また、ネガティブな発言が多いと、聞いている人やその場の空気までネガティブになってしまうこともあります。例えば、友人との食事会など本来は楽しいはずの場を、ネガティブで居心地の悪い場にしてしまうこともあり、うんざりされることにつながります。
気分屋で周りを振り回す
その時々の気分で態度が変わる人と一緒にいると、振り回されることが多いため、疲れると思われる傾向があります。
機嫌が良いときは楽しい人なのに、機嫌が悪いときはテンションが低く冷たく素っ気ないなど、態度が一変することも少なくありません。周囲の人は、感情のアップダウンの激しさに振り回され、疲れてしまうのです。
また、気分屋の人は場の空気を読まず、わがままを押し通そうとすることもあります。自分の思い通りにならないだけで機嫌が悪くなることもあるでしょう。そのような態度もうんざりされる理由です。
一緒にいて疲れる人の特徴 行動編
次は、行動編を紹介します。どのような行動に、一緒にいて疲れると思うのでしょうか?
物事を悪い方向へ捉えがち
同じ物事でも人によって捉え方が異なりますが、悪い方向に捉えがちな人は疲れると思われやすいでしょう。『でも』『だって』『どうせ私なんて』のような否定的な発言が多く、ネガティブな言動は周囲に悪影響を与えることがあるためです。
場の空気を暗くしてしまったり、聞いているだけで気分が下がったりするため、『一緒にいたくない』と思われてしまいます。
最初のうちは、周囲の人も励まそうとしてくれますが、一向にネガティブ思考が変わらないため、次第に飽き飽きさせてしまうこともあるでしょう。
相談されていないのにアドバイスする
相手のためと思ってのことでも、強引にアドバイスすると、疲れると思われることがあります。
悩みを打ち明けられたからといって、相手がアドバイスを求めているとは限りません。相手によっては、『ただ話を聞いてほしい』『共感してほしい』だけのこともあるでしょう。
また、アドバイスが客観的でないことも疲れさせる理由です。上から目線の主観的なアドバイスは、相手を不快にさせてしまうことも考えられます。
優柔不断で何でも人任せにする
一緒にいる人にとっては、優柔不断で人任せなのは疲れる原因になります。具体的には、意思決定がなかなかできなかったり、「どっちでもいい」「何でもいい」と投げやりになったりする態度です。
また、何でも人任せな人は周囲には迷惑なものです。「こっちを選んだけれど、よかったのかな?」「もう一方を選んだ方がよかったのかも」と周囲に余計なストレスをかけ、気疲れさせる原因になるでしょう。
職場では、選択を迫られることも少なくありません。なかなか意思決定ができない人がいると、物事が停滞してしまい業務に影響を及ぼしてしまいます。
一緒にいて疲れる人の対処法
一緒にいて疲れる人だとしても、関係を断てないこともあるのではないでしょうか?そこで、うまく付き合う方法を紹介します。
適度な距離を置いて付き合う
必要以上に関わらないように、適度な距離を置いて付き合うのがよいでしょう。例えば、友人グループの中に疲れる人がいるのであれば、2人きりで会わないようにしたり、グループでの食事会などでは離れた席に座ったりするなどです。
職場で顔を合わせる人でも、適度な距離を保つことは可能です。直接話す機会を減らすために、可能な範囲でメールでのやり取りにすることで対処できます。
疲れる人がいる食事会などになるべく参加しないなど、仕事以外では関わらないようにするのもよいでしょう。
「NO」と言うことも大事
一緒にいて疲れる人に頻繁に誘われて困っているのであれば、はっきりと断ることも必要です。無理をして合わせていてもストレスがたまる一方で、解決にはつながらないでしょう。
また、相手は気付いていないことも多いため、率直に言える間柄であれば、直してほしい点を伝えるのも解決につながる場合があります。伝える際は、相手の気持ちを傷つけないように、使う言葉や口調に気を付けることが大切です。
「私にも直してほしいところを言って」ということで、関係を壊したいのではなく、より良い関係を望んでいることが伝わりやすいでしょう。
まとめ
自分の話ばかりする、愚痴や悪口が多い気分屋の人は、『一緒にいて疲れる』と思われる傾向があります。ネガティブ思考だったり、求められていないのにアドバイスしたりするのも、うんざりされる原因です。
うまく付き合いを続けるならば、適度な距離を保ちつつ、必要であれば自分の意志をきちんと伝えることが大切です。