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「不甲斐ない」とはどういう意味?使えるシチュエーションと例文を紹介

2021.07.05

ビジネスシーンなどで耳にすることもある『不甲斐ない』とは、どのような意味なのでしょうか?どのようなときに感じるものなのかを紹介します。具体的な例文や類語も紹介するので、使い方の参考にしましょう。

「不甲斐ない」の意味と類語

(出典) pexels.com

『不甲斐ない』とは、どのような意味なのでしょうか?類語についても紹介します。

「情けない」ということ

『ふがいない』と平仮名で書かれることもある『不甲斐ない』という言葉は、『情けない』という意味で使われます。

懸命に努力したけれど思うような結果が残せなかったときや、周囲の期待に添えなかったときなどに抱く『自分が情けない』という感情を指します。

日常のさまざまなシチュエーションで用いられますが、いずれもネガティブな感情を表す言葉です。元々は『腑甲斐』と表記されており、現代の『不甲斐』とともに当て字だとされています。

類語は「だらしない」「意気地がない」

『不甲斐ない』は、物事をうまく収められなかったというニュアンスで、『だらしない』と言い換えられます。『しだらない』が原形で、『物事にしまりがない』という意味があります。

また、『意気地がない(いくじがない)』との言い換えも可能で、『やり遂げようとする気力がない』という意味です。

「不甲斐ない」と感じるシチュエーション

(出典) unsplash.com

意味が分かっても使うシチュエーションを把握しておかないと、うまく使いこなせません。具体的なシチュエーションを三つ紹介します。

力不足を痛感したとき

自分の力不足を痛感したときは、情けないと感じるものです。特に、周囲の期待に添えなかった場合は罪悪感も加わり、『不甲斐ない』という気持ちも増すでしょう。

例えば、子どもの頃から勉強の成績がトップで、有名校合格が確実だと期待されていたのに受験に失敗してしまったというときなどです。

仕事でも、周囲に期待され大きなプロジェクトのリーダーを任されたのに、チームをうまくまとめられず進行が大幅に遅れてしまったようなときにも湧く感情です。

挫折してしまったとき

自分で決めた目標を諦めてしまったときや挫折したときなどに、『不甲斐ない』と感じることも多いでしょう。

例えば、英語を話せるようになると決意して英語の勉強を始めたけれど、3日坊主で終わってしまった……などです。

美容や健康のためにダイエットや運動を始め、長続きしなかったときなども同様です。

自分で決めたことなので最後までやり抜こうという気持ちはあるものの、『今日は仕事で疲れているから』など、都合のいい言い訳を考えてしまうこともあるでしょう。

意志の弱さや、つらい状況から逃げ出してしまった自分に抱く感情といえます。

積極的に発言できなかったとき

会社での会議などで周囲の人が自分の意見を堂々と述べているのに、自分は積極的に発言できなかったときも、『不甲斐ない』と感じます。上司の顔色をうかがって、反対意見を言えなかったときも同様の気持ちになる人も多いでしょう。

中には、人前で話すのが苦手で、極度に緊張してしまう人もいます。その結果、声が小さくなってしまったり、震えてしまったりすることもあります。

頭の中が混乱して、きちんと順序立てて話せず、自分の意見をうまく伝えられなかったときも不甲斐なさを感じるでしょう。

「不甲斐ない」の使い方と例文

(出典) pixabay.com

『不甲斐ない』は、どのように使えばよいのでしょうか?実際に使う際の参考になるよう、分かりやすい例文と併せて紹介します。

「不甲斐ない気持ちでいっぱいです」

『情けない気持ちでいっぱいであること』を表現するフレーズです。

注意点は、そこまで強く感じるほどの状況のときにだけ使用することです。便利な表現として多用してしまうと、『情けない人』という間違った印象を与えてしまうこともあるでしょう。

・今まで支えてくださった方々の期待に添えず、不甲斐ない気持ちでいっぱいです。
・親として不甲斐ない気持ちでいっぱいです。

「不甲斐ない結果となりました」

『情けない、もしくは期待に添えない結果になったとき』に使える表現です。文末を『~終わる』とすることで、より強調することが可能です。

・新商品には自信を持っておりましたが、売上は不甲斐ない結果となりました。
・優勝候補といわれていたにもかかわらず、不甲斐ない結果に終わりました。
・多大な期待をかけていただいていたにもかかわらず、不甲斐ない結果に終わり、申し訳ございません。

「私が不甲斐ないばかりに…」

ビジネスシーンでは、自分の実力が足りず望むような結果が出なかったときなどに、謝罪の言葉としても使われます。目上・目下にかかわらず使える表現のため、覚えておくと役立つでしょう。

・私が不甲斐ないばかりにこのような事態を招いてしまい、大変申し訳ございません。
・私が不甲斐ないばかりに取引先との関係にひびが入ってしまい、申し訳ございませんでした。

まとめ

『不甲斐ない』は、『情けない』『意気地がない』という気持ちを表現する言葉で、実力不足や挫折を感じたときに使えます。

仕事などで失敗したときに不甲斐なく感じることは、多々あるものです。決まったフレーズで使われることが多いので、紹介した例文を参考に実際に使ってみましょう。

 

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