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「送らせていただきました」はどんな時に使える?言い換えフレーズも紹介

2021.06.21

仕事でメールや資料を送ったとき『送らせていただきました』と伝えるのは、基本的には正しい使い方ですが、注意すべきポイントもあります。また、言い換えできるフレーズも合わせて紹介します。

「送らせていただきました」の使い方

『送らせていただきました』は、どのようなシーンで使えるフレーズなのでしょうか?注意点もチェックしておきましょう。

荷物やメールなどに幅広く使える

『送らせてもらう』を丁寧に表す『送らせていただきました』は、資料や荷物・メールやFAXなどを送る場面で幅広く使えるフレーズです。

ただし『送らせていただきました』だけでは何を送ったのか分かりにくいため、具体的に送る内容も合わせて伝えましょう。内容を示さないと、行き違いが生じかねません。

例えば「ご依頼の資料を送らせていただきました」「ご注文の品を送らせていただきました」と伝えれば、相手も何のことかすぐに分かります。

相手が送ることを承諾していない場合は注意

『(お・ご)〜させていただく』という形は、使える条件が決まっています。「相手の許可を得ていること」、「その行為によって自分が恩恵を受けていること」です。

二つの条件を満たしていない状態で『させていただく』を使うのは避けたいです。こちらが勝手に何かを送るときには使わないようにしましょう。

例えばお客様からの注文を受けて商品を発送した場合は、注文された時点で送ることを承諾されていますので、『送らせていただきました』を使えます。

しかし何か伝えたいことがあって自分からメールを送った場合は、許可や承諾を得ているわけではありません。「メールを送らせていただきました」とすると、偉そうな印象を与えてしまいかねません。

参考:敬語の指針 P.40|文化庁

「させていただく」の多用はくどい印象に

丁寧な印象になるからといって『させていただく』を使い過ぎると、しつこく感じられてしまいます。例えば「お客様にご案内させていただきたい新商品があり、資料を送らせていただきました」ではくど過ぎるでしょう。

また、許可を得ている内容でもありません。『させていただく』を使用せず、他の言葉で言い換えた方がシンプルで印象のよい文章になります。

言い換えに使える「送った」の敬語表現

『させていただく』の多用を回避するために、「送った」ことを伝えられる言い換え表現を覚えましょう。代表的なフレーズを紹介します。

「お送りいたしました」

「送った」とへりくだって表現するフレーズの一つに、『お送りいたしました』があります。すっきりした印象でありながら、自分の動作を下げることで相手への敬意を示す表現です。

・○○の件で昨日メールをお送りいたしました。お手すきの際にご確認をお願いいたします。
・先ほど資料をお送りいたしましたので、お目通しくださいませ。

こちらが勝手に送ったものに対しても使えるため、『させていただく』よりも活躍するシーンが幅広い言い回しです。

「送付いたしました」

書き言葉なら『送付いたしました』を使ってもよいでしょう。文字で伝えるときには、熟語が含まれている方が意味を理解しやすくなります。

『送付』と『する』の謙譲語『いたす』から成る言葉で、相手への敬意を示せます。社外の人やお客様など目上の相手に、送ったことを伝えるメールで活用できる言い回しです。

相手からの依頼や許可を得て送る場合は、『送付させていただきました』とするのも正しい用法です。

送った資料の確認などを催促する場合

ビジネスシーンでは、送った資料や荷物の内容を確認してもらわなければならない場面もあります。相手に失礼がないよう、柔らかなニュアンスで伝えられる表現を心掛けましょう。

命令口調を避け柔らかい表現を意識しよう

確認を促す際に意識したいのは、命令口調を避けることです。確実に資料を送った場合でも、「お送りした資料の確認はまだですか」など相手を追い詰めるような伝え方では、スムーズなコミュニケーションは難しいでしょう。

最初の催促では、確実に届いているか確認する体裁を取るのがポイントです。「先日送付した資料はお手元に届いていますか」とすると、「手違いがあったかもしれない」というニュアンスでこちらに非があるかもという可能性を伝えられます。

届いているけれどまだ見ていないという返事が来たら、「お手数ですが、ご確認くださいますようお願い申し上げます」と柔らかく伝えましょう。お願いの形を取ることで印象がよくなり、対応してもらいやすくなるでしょう。

「資料はご覧いただけましたか」も使える

資料など目で見るものを確認したか聞くときには、『ご覧いただけましたか』も使えます。『ご覧になりましたか』も敬語として間違いではありませんが、相手によっては失礼な印象を与えてしまうかもしれません。

『いただく』を用いた方が、丁寧で感じのよい言い回しができます。ただし『ご覧になられる』は尊敬語が重なる二重敬語ですので、注意しましょう。

まとめ

『送らせていただきました』はメールや荷物など、さまざまなものなどを送るときに使える言い回しです。ただし『させていただく』は、相手の許可を得ていて、その行為により恩恵を受けているときにしか使わないようにしましょう。

多用するとしつこい印象を与えてしまうため、適切なフレーズへ言い換えましょう。口頭なら『お送りいたしました』・文書なら『送付いたしました』とすると、敬意を示しながらすっきり表現できます。

送付したメールや資料の確認を依頼するときには、お願いする言い回しで丁寧に用件を伝えましょう。『資料はご覧いただけましたか』『ご確認くださいますようお願い申し上げます』など、柔らかく伝えるのがポイントです。

 

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