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「大変恐縮」の意味や正しい使い方とは?言い換え表現も合わせて紹介

2021.04.06

『大変恐縮』には、どのような意味があるのでしょうか?ビジネスシーンで正しく使えるよう、適切なシチュエーションや言い換え表現をチェックしましょう。『大変恐縮』を使うときの注意点についても詳しく解説します。

「大変恐縮」の意味や使うシーン

かしこまったビジネスシーンでもよく使う『大変恐縮』は、具体的にどのような意味を持っているのでしょうか?使うシーンや強調の仕方も確認しましょう。

「恐縮」は申し訳ない、恐れ多いという意味

『恐縮(きょうしゅく)』には、文字通り身がちぢむほど恐れ多いという意味があります。「自分にはもったいない」「本当に申し訳ない」というニュアンスが強く、へりくだった表現です。

基本的に目上の人や取引先に対して使うことが多く、口語・メールの文章どちらで使ってもOKです。

主にお礼を伝えたいときや、依頼をしたいときのクッション言葉などに用います。ありがたい評価を受けたときの返事に『恐縮です』を使うケースもあります。

感謝を伝える場面でも使う

『恐縮』には「申し訳ない」というニュアンスが含まれていますが、感謝を伝える場面でも使うことができます。

『ありがとうございます』と言う代わりに『恐縮です』を使うと、低姿勢な印象を与えられるでしょう。目上の人や社外の相手に対しての感謝におすすめの言い回しです。

・本日は足元の悪い中、弊社までご足労いただき恐縮です。
・ご多忙のところ、お時間を頂戴し恐縮です
・いつもお心遣いいただき、恐縮です。

「大変」を付けることで強調される

『大変』を付けると『恐縮』の持つニュアンスを強調できます。「とても」「非常に」という意味合いが込められるので、状況に応じて付け加えるとよいでしょう。

・お忙しい中大変恐縮なのですが、ご確認いただけますでしょうか。
・飛行機の手配までしていただき、大変恐縮です。
・ご多忙にもかかわらずお時間を作っていただき、大変恐縮です。

ただし同僚や部下に対して『大変恐縮』という言葉は向きません。「忙しいところ申し訳ないのだけど」「ありがとう、とても助かった」など、へりくだるニュアンスがない言い回しを使うのが適切です。

使用する際の注意点

『大変恐縮』を使う場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか?目上の人や取引先に不快感を与えることのないよう、使用時の注意点を押さえておくことが大切です。

多用は避けクッション言葉として活用

『大変恐縮』を使い慣れると、多用してしまいがちです。丁寧な言葉ではあるものの、連発するとわざとらしい印象になったり不自然な文章になったりするため注意しましょう。

特にメールの場合は、送信する前に『大変恐縮です』が頻出していないかチェックする必要があります。全体のバランスを整えてから送信しましょう。

多用していると感じる場合は、クッション言葉としての活用を意識してみるのがおすすめです。

・大変恐縮ですが、ご検討のほど宜しくお願いいたします。
・ご多忙のところ大変恐縮ですが、ご確認をお願いいたします。

依頼の前に一言添えるだけで、ストレートに頼むより柔らかい印象になります。

言葉の重複に注意

丁寧な言葉を使おうとするあまり、気付かないうちに二重表現になってしまっているケースも少なくありません。

よくある誤用が、感謝の際に『恐縮に存じます』と言ってしまうことです。このケースでの『恐縮』には「ありがたく思う」という意味が含まれており、『思う』の謙譲語『存じます』を併用すると重複した表現になってしまいます。

クッション言葉として使うときも、『恐縮に存じますが』ではなく『恐縮ですが』とするのが適切です。

「大変恐縮」の言い換え表現

相手や状況に合わせて選べる言葉のバリエーションがあると、単調な印象を与えません。『大変恐縮』と同じような意味合いで使えるフレーズを紹介します。

話し言葉でも使える「恐れ入ります」

申し訳ない気持ちを表したり、感謝を伝えたりするときにおすすめなのが『恐れ入ります』です。話し言葉でも使えるため、覚えておくとあらゆるシーンで役立つでしょう。

・恐れ入りますが、この件につきまして承認をいただけますでしょうか。
・恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。
・この度はご配慮をいただき、誠に恐れ入ります。

『恐れ入ります』も『大変恐縮です』と同様メールでも使えます。『大変恐縮』の多用が気になるときなどに代用すると、漢字も少なくなり文章がすっきりするでしょう。

丁寧に依頼できる「お手数をおかけします

目上の人や取引先に対して何か依頼したいときは、『お手数をおかけします』というフレーズもおすすめです。『大変恐縮です』と同様に、丁寧な印象を与えられます。

「相手に面倒をかけてしまうかもしれない」「忙しいのに申し訳ないな」と思うような依頼をするときに、クッション言葉として活用するとよいでしょう。

・お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
・お手数をおかけしますが、ご対応いただけますようお願いいたします。

面倒なことを頼むときに活用すれば、協力を得やすくなります。依頼のポイントは「いかに相手に配慮できるか」です。

まとめ

『大変恐縮』には、「本当に申し訳ない」「非常に恐れ多い」という意味があります。へりくだった表現の一つで、何かをお願いしたり感謝の気持ちを伝えたりするときに使える言葉です。

シンプルに『恐縮です』だけでも使えますが、『大変恐縮です』の方がへりくだったニュアンスをより強く表せます。相手との関係性や状況に合わせて使い分けましょう。

言い換え表現として適切なのは、『恐れ入ります』『お手数をおかけします』などです。『大変恐縮』以外にも同じような意味を持つ言葉をいくつか知っておくと、コミュニケーションのスキルアップにつながります。

 

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