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「ご苦労様」は上司や目上の人には不向き?「お疲れ様」はどう?

2021.07.22

『ご苦労様』は現在は目下の人に使うねぎらいの言葉という認識があり、目上に対するあいさつとしては向きません。上司など目上の相手には、どのような表現が適切なのでしょうか?『ご苦労様』を使う場面や類語の注意点、言い換えフレーズを紹介します。

「ご苦労様」の使い方

日常的によく使われる『ご苦労様』は、どのようなシーンで使うのが正しいのでしょうか?目上の人に対しては使用を避けた方がよい理由も解説します。

部下や業者をいたわる言葉として

『ご苦労様』をビジネスシーンで使えるのは、部下などに対していたわる意を表すときです。

『ご苦労』には相手の労をねぎらう意味があります。一般的に『ご苦労様』は目上の人が目下の相手に対してかけるものとされています。残業している部下などに対して、「ご苦労様」と声をかけるのは正しい使い方です。

目上の人に「ご苦労様」は間違い?

『御苦労(ご苦労)』は相手の労をねぎらう意味で、本来は立場の上下に関わらず使える言葉です。実際に昔の文献では、家来から君主に対して「ご苦労」とあいさつしている場面も見受けられます。

しかし時代劇で家来に対して「ご苦労じゃった」と声をかけるシーンが多く見られるようになり、『目下の者に対してかける言葉』というイメージが定着したといわれています。

現在では『ご苦労様』は目上に対して使うのは失礼と考える人が多いため、上司などへのあいさつには使わないのが無難です。敬語を使うときは、本来の意味だけでなく相手がどのように受け取るかも考えましょう。

「お疲れ様です」も使い方に注意

『お疲れ様です』は、社内で『ご苦労様』より頻繁に使われる言葉です。しかし人によっては使わない方がよい場合もあります。社外の人には避けるのが無難な理由もチェックしましょう。

社内でも人によっては失礼に感じる

オフィスですれ違ったり社内の人にメールを打ったりするとき、『お疲れ様です』を使う人は多いでしょう。ビジネスシーンでは『ご苦労様です』の代用として『お疲れ様です』を使うケースが少なくありません。

実際『お疲れ様です』は相手の立場を選ばず、目上の人に使っても失礼には当たらないといわれています。上から目線を感じさせない言葉であり、言われた相手を不快にさせることは少ないでしょう。

ただし年代によっては、『お疲れ様です』も失礼に感じる人がいるようです。特に年配の人ほどねぎらいの言葉を失礼と捉える傾向があるため、気になる場合は『お疲れ様でございます』として、より丁寧な言い回しにするのがおすすめです。

取引先には使用NG

社内であれば目上の人であっても基本的には『お疲れ様です』を使えますが、取引先の場合はNGです。ねぎらいは目下にかけるものという一般認識があるため、無礼な印象を与えてしまいます。

社外へのメールでは『お疲れ様です』の代わりに、『いつもお世話になっております』『いつもお気遣いいただきありがとうございます』などのフレーズを使いましょう。

上司に失礼なく「ご苦労様」を言い換えよう

上司に感謝やねぎらいを伝えたい場合、どのような言葉を選べば失礼に当たらないのでしょうか?『ご苦労様』の代わりに使える言葉を紹介します。

上司の存在に対し「感謝しています」

上司の存在や日頃お世話になっていることに感謝したいときは、素直に『感謝しています』と伝えるのがベターです。

・○○さんのような方と一緒にお仕事ができて、本当に感謝しています。
・いつもお気遣いいただき、心から感謝しております。

『本当に』『心から』などの言葉を付け加えることで、より強い気持ちが込められます。

ただし社内でのメールで『感謝しています』を使うと堅い印象を与えるため、『ありがとうございます』を使ったほうがよいケースもあります。相手との関係性から判断しましょう。

仕事の成果に「見入ってしまいました」

上司がした仕事の成果に対して言葉をかけたいときは、『見入ってしまいました』という表現が好印象です。どれほどすごいと思ったかがダイレクトに伝わり、上司の心に刺さるでしょう。

・あのプレゼンはあまりの迫力で、見入ってしまいました。
・取引先へのアプローチがあまりに素晴らしく、つい見入ってしまいました。

ポイントは『どのような点がすごいと思ったのか』についても触れることです。相手の行動をしっかり見ていたことも伝えられます。

「さすがでした」は避けるのが無難

上司への褒め言葉として『さすがです』『さすがでした』を使うのは、あまりおすすめできません。

『さすが』という言葉には相手を評価するようなニュアンスが含まれるため、上から目線に捉えられてしまう可能性があるからです。

上司を褒めたい場合は評価するのではなく、『私もあなたみたいになりたい』という意味合いを伝えましょう。

・○○さんのプレゼンを拝見していると、大変勉強になります。
・どうしたらあのような成果を出せるようになるのですか?
・○○さんを目標にして励みます。

まとめ

『ご苦労様』は、目上の人に対して使う言葉としては不適切とされています。『お疲れ様です』をはじめとした他の言葉に言い換えましょう。

社内であれば立場に関係なく『お疲れ様です』を使えます。しかし年代によっては『お疲れ様です』でも失礼と感じる人もいるため、注意が必要です。

『ご苦労様』の代わりに『感謝しています』『見入ってしまいました』などのフレーズを使うと、上司に失礼なく感謝やねぎらいを伝えられます。

 

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