小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「ご無沙汰しております」への正しい返事は?丁寧な返し方も解説

2021.06.24

長い間連絡が途絶えていた人から『ご無沙汰しております』とメールが届いたとき、どう返信するのがよいのでしょうか?こちらも連絡をしなかったことへの謝罪、相手への気遣いを伝えましょう。『お久しぶりです』との違いについても解説します。

「ご無沙汰しております」とは

『ご無沙汰しております』は『お久しぶりです』とほぼ同義ですが、よりビジネスシーンにふさわしい表現です。言葉の持つ意味と使用するシーンについて確認しましょう。

久しぶりの相手に使う言葉

ご無沙汰の『沙汰(さた)』は便りや知らせのことで、『無沙汰』は『便りがない』という意味です。『ご』は丁寧・尊敬の接頭語で、相手に対する敬意を示します。

『ご無沙汰しております』とは、長い間コンタクトを取っていない相手に使う表現です。

メール、口頭どちらでも使用可能

『ご無沙汰しております』は書面や対面・電話など、さまざまなシーンで使用できます。

長らく会っていない相手と話をするとき、いきなり本題から入るのはやや失礼に当たります。電話や手紙では「ご無沙汰しております」と述べてから、話を始めましょう。

無沙汰をお許しください、という謝罪のニュアンスを含んでおり、相手に好印象を与えます。

『おります』は『いる』の謙譲語『おる』に、丁寧語の『ます』が付いた敬語表現です。謙譲語には自分の立場を低め、相手を持ち上げる働きがあります。日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも問題なく使える表現です。

「ご無沙汰しております」への返事

過去にやり取りがあった取引先や、知人からの久々のメールに『ご無沙汰しております』と書かれていたとき、どう返してよいか迷う人も多いのではないでしょうか。返し方の基本を確認しましょう。

「こちらこそご無沙汰しております」

『ご無沙汰しております』には、しばらく連絡を怠っていたことに対して申し訳ない、という気持ちが込められています。相手に連絡をしなかったのはこちらも同じなので、「こちらこそご無沙汰しております」と謝罪を返しましょう。

「こちらこそご無沙汰してしまい、失礼いたしました」「長い間ご連絡をせずに、申し訳ございません」と謝罪の言葉を付け加えるとより丁寧です。

目下の人には「お久しぶりです」でもOK

『お久しぶりです』も、久しくコンタクトがない相手へのあいさつとして使える表現です。『ご無沙汰しております』に比べるとカジュアルな言い回しのため、自分と同格か目下の相手に対して使えます。

丁寧・尊敬の接頭語『お』と丁寧語の『です』から成る丁寧な表現ですが、敬意の程度はそれほど高くありません。

目上の人から「久しぶり、元気だった?」と声をかけられたときは、「こちらこそご無沙汰しております」と返すのが適切です。上司やクライアントに「久しぶりですね」と返すのは礼儀に欠けるでしょう。

また『ご無沙汰しております』には謝罪の気持ちが込められているのに対し、『お久しぶりです』には久々に会えて(連絡できて)うれしいというニュアンスが含まれています。

より丁寧な返事にするコツ

返事は「こちらこそご無沙汰しております」だけでも構いませんが、目上の人やビジネス関連の相手には、気遣いの一言を添えましょう。

相手や自分の近況にも触れる

「こちらこそご無沙汰しております」と返した後、「お変わりありませんでしたか?」「いかがお過ごしでしたか?」と相手の近況を尋ねましょう。

「最近は、〇〇の商品開発に取り組んでいます」「相変わらず元気で過ごしております」など自分の近況も付け加えると、相手も安心するでしょう。

ビジネスで付き合いのある相手であれば、相談ごとやお願いがあってメールをしているのかもしれません。しかし前置きなく本題に入るよりも、最初に近況を報告し合った方がコミュニケーションが円滑に進みます。

早めの返信で相手の気持ちに配慮

1日、2日と返信を延ばしてしまうと「遅れてすみません」というお詫びの言葉も添えなければならないため、返信はできるだけ早めにするのが理想です。

メールをした側には、『突然連絡をして返事が来なかったらどうしよう』『久々のメールに迷惑しているかもしれない』という不安があります。相手に余計な不安を抱かせないためにも、24時間以内の返信を心掛けましょう。

また返信が素早いと、『仕事ができる』『レスポンスが早くて信用できる』という評価にもつながります。

目上の人へは謝罪や気遣いも添えて

『ご無沙汰しております』は自分を低めて相手を立てる謙譲表現のため、本来は目下が目上に対して使う言葉です。もしも目上の相手から言われた場合は、より丁寧な言葉で返しましょう。

こちらから連絡をしなくて申し訳ない、と謝ると同時に感謝の言葉を加えるのがポイントです。

・こちらこそご無沙汰しております。連絡を差し上げず、申し訳ございません。お忙しい中ありがとうございます。

・こちらこそご無沙汰しております。本来ならこちらからご連絡すべきところ、失礼いたしました。

まとめ

『ご無沙汰しております』や『お久しぶりです』という表現は、しばらく会っていなかった人と再会・連絡したときに交わすあいさつです。

本来、目上の人や取引先に対してはこちらから連絡するのがマナーです。相手から先に『ご無沙汰しております』と連絡をしてきた場合は、「こちらから連絡せずに申し訳ない」という気持ちを伝えましょう。

自分の近況を伝えたり相手を気遣う一言を入れたりすると、コミュニケーションがよりスムーズになります。

 

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年6月14日(金) 発売

DIME最新号の大特集は「スマホ時代デジタルデトックス!脳疲労解消法」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。