シルバーのアクセサリーは、使っていても、しまい込んでいても、黒ずんでしまいがち。特に、しばらく使わずに引き出しの中に眠っていると真っ黒になってしまうことも。そんなシルバーアクセサリーの輝きを取り戻す方法を、多くのジュエリーの卸や外商販売を行なう「株式会社ジェム・トラスティー」で教えていただきました。
そもそもシルバーアクセサリーが黒ずむのはなぜ?
シルバーアクセサリーは、ゴールドやプラチナに比べ、黒ずむのが早いと感じる人も多いのではないでしょうか。シルバーは、空気中に含まれている硫化水素に反応し、“硫化”することのよって黒ずんでしまいます。なので、使っていなくても空気に触れているだけで黒ずんできてしまうことになります。
また、ひと口にシルバーといっても、純銀やスターリングシルバー(925)、そのほかにも銀の純度が不明なシルバーアクセサリーもあります。銀の含有率が違うことで、取り扱い方法もかわってくるので、アクセサリーの刻印を確かめてみるのがよさそうです。
歯磨き粉はより黒ずみやすくなる原因に
自宅でのお手入れ方法として検索していると見かけるのが、歯磨き粉を使って磨くというもの。歯磨き粉には研磨剤が含まれているので、きれいになったように見えますが、研磨剤で磨くことでできる目に見えないレベルの細かい凹凸が表面に多数できることで、表面積が増え、硫化しやすくなり、黒ずみやすくなるという負のスパイラルに陥ってしまうそう。
表面処理がされていて、研磨剤を使用しても大丈夫なものもあるようですが、それを見極めるのは、なかなか難しいもの。長く愛用するためにも、歯磨き粉は使わないほうが安心です。