小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」も登場!Googleが発表した最新デバイスをおさらい

2022.05.18

2022年5月12日(日本時間)、グーグルの開発者向けイベントである「Google I/O」が開催され、多数の最新デバイスや、「Android 13」といったソフトウエアの最新情報が一挙公開されました。

本記事では、2022年7月28日発売となる「Pixel 6a」や、グーグル初の自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」といった、最新デバイスをまとめて紹介していきます。発売は少し先になりますが、「Pixel 7/7 Pro」や、純正タブレット「Pixel tablet」の情報も“チラ見せ”されたので、ぜひご確認ください。

なお、Google I/Oにて紹介された、Android 13を含む最新のソフトウエア情報については、別の記事で紹介しているので、気になる人はそちらもチェックしてみてください。

7月28日発売の「Pixel 6a」は5万3900円!

グーグルの純正スマートフォンシリーズは、毎年秋ごろに、フラッグシップモデルが登場し、翌夏頃に、廉価シリーズの「Pixel a」シリーズが登場するのが通例。今年は、2021年に発売された「Pixel 6」の廉価モデルとなる「Pixel 6a」が発売されます。

発売日は2022年7月28日。それに伴い、2022年7月21日より予約を開始します。日本での発売価格は5万3900円(Google Store価格)で、Pixel 6と同様に、ソフトバンクとKDDIの2キャリアからも発売されます。

基本的な機能はPixel 6と共通する部分が多く、グーグル自社製のチップセット「Google Tensor」を搭載。オフラインでも文字起こし機能が利用できる録音アプリや、撮影した写真から任意の部分を削除できる「消しゴムマジック」といった機能が利用できます。

Pixel 6はメモリ8GB、ストレージは128GB・256GBの2モデルだったのに対し、Pixel 6aではメモリ6GB、ストレージは128GBの1モデル。また、ディスプレイサイズはPixel 6の6.4インチから小型化した6.1インチとなっています。

背面カメラは12.2MPのメインカメラ/12MPの超広角カメラの2眼構成。Pixel 6/6 Proはメインカメラが50MPだったため、こちらも少しコストカットが見られる点です。ただし、デザインは、Pixel 6/6 Proから採用されている、「カメラバー」を踏襲しています。

バッテリー容量は標準4410mAhとなります。また、生体認証はディスプレイ内の指紋認証に対応。本体は、IP67 準拠の防塵防水性能を有しています。おサイフケータイ機能や5G通信、eSIMにも対応しています。

先にも紹介した通り、Google Storeでの販売価格は、5万3900円と、標準的なミドルレンジクラスの価格ながら、フラッグシップモデルのPixel 6/6 Proと共通のチップセットを搭載した、コスパに優れた製品となっています。

2022年秋発売の「Pixel 7/7 Pro」もチラ見せ

スマートフォン製品としては、2022年のフラッグシップモデルとなる「Pixel 7/7 Pro」も少しだけ紹介されています。

こちらは秋ごろの発売予定で、具体的な性能面には触れられていませんが、Pixel 7では2眼レンズ、Pixel 7 Proでは3眼レンズを搭載することが紹介されています。

搭載チップセットは、Google Tensorの次世代モデルとなり、AI性能の強化が図られているとのこと。初期搭載OSは、Android 13となります。

Pixel 6/6 Proは、初の自社製チップセット搭載やデザインの刷新など、多数の注目ポイントがあり、Pixel 6は、Pixel 4とPixel 5の合計販売台数よりも売れたとのこと。Pixel 7/7 Proには、どのようなイノベーションが詰まっているのか、期待できそうです。

グーグル初の自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」

Pixel 7/7 Proと同様に、2022年秋頃の発売が予告されたのが、グーグル初の自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」。なお、執筆時点では、日本での発売予定は非公開となっています。

グーグルは2021年初頭に、ウェアラブル製品を手掛ける「Fitbit」を買収完了しており、2021年のGoogle I/Oでは、自社のスマートウォッチ向けOSである「Wear OS」を、サムスンの「Tizen」と統合することを発表しています。

この、“新生Wear OS”である「Wear OS Powered by Samsung」を搭載したスマートウォッチとして、サムスンから「Galaxy Watch 4」が発売されていることを鑑みれば、グーグルから純正スマートウォッチが登場するのも、自然な流れといえるでしょう。

Pixel Watchは、一般的な腕時計のイメージに近い、円形のディスプレイを採用し、GoogleアシスタントやGoogleマップ、Googleウォレットといった機能が利用できます。

また、Google Homeと連携することで、自宅のIoT家電のコントロールが可能。ワークアウト機能としては、Fitbitに対応することで、最先端のフィットネス機能が利用できます。

アクティブノイズキャンセリングに対応したグーグル純正の完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」

オーディオ製品としては、完全ワイヤレスイヤホンの「Pixel Buds Pro」が新登場。こちらは、Pixel 6aと同日の2022年7月28日発売で、販売価格は2万3800円(Google Store価格)となっています。

本製品は、アクティブノイズキャンセリングに対応したのに加え、耳に合わせて調節を行う「Silent Seal」テクノロジーによって、音を遮断する効果を高める設計になっています。

音楽の再生中には、音量の上下に合わせてイコライザーを自動調節することで、バランスの良い音の再生が可能とのこと。また、2022年後半には、ソフトウエアアップデートにて、空間オーディオへの対応も予定されています。

バッテリーはイヤホン単体で最長11時間の音楽再生(ノイズキャンセリングON時は最長7時間)に対応。本体はIPX4、充電ケースはIPX2の防水性能に準拠しているので、汗や雨による故障の心配も少なくなっています。

グーグル純正の完全ワイヤレスイヤホンということもあり、「OK Google」の掛け声で、道案内や40言語のリアルタイム翻訳機能なども利用可能。周囲の音を聞きたい時には、外部音取り込みモードも利用できます。

グーグル純正タブレット「Pixel tablet」は2023年登場予定!

最後に“チラ見せ”された最新デバイスは、「Pixel tablet」。発売は2023年予定となっており、機能的な詳細は発表されていませんが、「屋外と屋内の橋渡し的な役割を果たす」と紹介されています。

グーグルとしては、フォルダブルスマートフォンやタブレットといった、スマートフォンよりも大きい画面のデバイス向けOSである「Android 12L」の開発を進めている最中なので、自社製タブレットにてどのような操作・機能が利用できるのか気になるところ。

なお、Pixel tabletもPixel Watchと同様に、執筆時点での日本での発売予定は非公開となっています。

自社製チップセットを活かした多デバイスの連携力にも注目

Pixel 6a、Pixel 7/7 Proといったスマートフォンだけでなく、スマートウォッチやタブレットといった多数のデバイスを発表したGoogle I/O 2022。2021年にグーグル自社製のチップセット「Google Tensor」をリリースし、ソフトウエア・ハードウエアの両面でデバイスをコントロールしやすくなったため、多数のデバイスを用意していくと考えられます。

ソフトウエア・ハードウエアの両方を自社で開発する方向性は、アップルに近い考え方ともいえるでしょう。アップル製品は、iPhoneやiPad、MacやApple Watchといった各製品が、Apple IDで簡単に連携できるのが強みなので、グーグルもGoogleアカウントを使っての連携力を高めながら、自社の強みであるAI性能や他メーカーとの接続性によって、これまでにない利便性がデバイスにもたらされるかもしれません。

取材・文/佐藤文彦

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。