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投資系YouTuber・ぽんちよさんに聞く高配当株、連続増配株の「お宝銘柄」発掘法

2022.05.19

FIREの早期実現には、どの株式に資金を投じるかが重要となる。投資先はどう見つければよいか? 投資の考え方には工夫が必要なのか? 投資家のぽんちよさんが実際に行なっている投資法を、事細かに教えてもらった。

ぽんちよさん投資家・ぽんちよさん
投資系YouTuber。YouTubeチャンネル『【投資家】ぽんちよ』で自身が実践する投資内容を解説。初心者でもわかりやすいと好評。

「米国株」に拘る必要はなし。複数の業種に分散投資を

 ぽんちよさんの手法の一番の特徴は、配当金が高い企業の個別株積み立てだ。その見つけ方を3ステップでまとめた。

「私の場合は、成長性がある米国株の高配当株に投資するのを主な戦略として、資産を作りました。しかし長期で考えれば、日本株も平均で2~3%くらいの配当利回りがあるので、捨てたものではありません。興味のある業種の企業をスクリーニングし、複数持つことが、積み立てを続ける秘訣です。

 また、米国ではゼロ金利政策が終わったのを契機に、『バリュー株』と呼ばれる、企業が所有する資産に対して株価が割安になっている株に注目が集まっています。金利高で株価の下落局面でもバリュー株なら株価が相対的に下がりにくいといわれています」

 バリュー株の場合は一般的に、PBR(株価純資産倍率)が0.8~0.9倍以下で自己資本比率が60~70%以下のものがスクリーニング条件として知られている。

 ぽんちよさんの手法を真似しつつも、経済情勢をふまえて、柔軟に積立投資をしていこう。

【STEP1】まずはスクリーニングで投資候補の企業を探す

めぼしい企業の目安は
・売上の連続成長 ・営業利益の連続成長 ・増配が複数年連続

証券会社が提供しているツールでは、上場企業ごとの業績を検索できる。このツールを使ってめぼしい企業を見つけ出す。「楽天証券や、SBI証券、マネックス証券では、米国株も業績を詳細に検索できるので、じっくり調査してみてください」(ぽんちよさん)

条件を選択するとすぐに投資候補が表示される。パソコンで操作したほうが、画面が見やすい。

【STEP2】バランスシートやCF計算書など財務諸表をチェック

損益計算書(P/L)をチェック
・売上利益の成長 ・連続増配 ・配当性向の急増がないか

見つけた投資候補の情報は、企業のオフィシャルサイトから情報を得ておこう。米国株の場合は、英語での情報提供になってしまうが、細かな業績の情報はヤフーファイナンスなどの投資情報サービスを使うと日本語のものが手に入る。

上場企業はIR情報として公開している。決算説明資料があれば、そのほうがカラーで見やすい。

【STEP3】出来上がったポートフォリオを基に投資

情報をチェックし終わったら、いよいよ投資を実行する。「1つの企業にすべての資金を投じるのはやめておいたほうがいい。業種が被らないように分散投資しましょう。配当金管理アプリで、投資先(ポートフォリオ)と配当金額を一目でわかるようにしておくとなおよしです」(ぽんちよさん)

配当金管理アプリの例。毎月投資を実行したら、情報を更新すると投資の振り返りにもなる(画面はiPhone/Android両対応アプリ『配当管理』)。

ほったらかし投資も魅力的ですが……

「日経225」や「S&P500」といった株価指数に連動するインデックス投信という商品があります。多くの投資家やYouTuberが初心者におすすめしていますし、資産形成に役立つのに違いありません。しかし、僕は個別株投資を重視しています。そのほうが投資リテラシーが高められ、老後に資産を崩していく時にその知識が役立ちます。

ぽんちよさん

ぽんちよさんへの「投資の素朴な疑問」Q&A

Q.オススメの証券会社はどこ?

「分析ツールが充実したネット証券ですね。僕は最初、楽天証券を使いましたが、少額から投資経験を積むならPayPay証券などのスマホ証券もアリです」

Q.NISAやつみたてNISA、iDeCoは加入すべき?

「節税制度として使わない手はありませんが、iDeCoは、原則60歳までお金が拘束されますので、年金が不足しそうと思ったら使う程度でよいでしょう」

Q.株価が急落した場合が不安。損切りはいつ考えればいい?

「基本は、投資を継続し続けましょう。むしろ急落した局面はお買い得と思ってほしいです。複数の企業に分散投資すれば十分リスクは抑えられていますから」

取材・文/久我吉史

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文/DIME編集部

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