エンタメを発信する側でもあり、流行のキャッチにも敏感なAKB48のメンバーが、気になる〝ホットなあの人〟に直撃取材するコラボ企画の第2弾!各業界の第一線で活躍する人は「今」何を大切にしているのか取材しました。
千葉恵里が会ったのは
ちいめろさん
YouTuber。チャンネル登録者数は65.6万人(22年3月末現在)。小学生ホストとして話題になった長男・琉ちゃろくん(13歳)と、長女・まひめろちゃん(11歳)を育てながら、動画配信を中心にネットシーンで活躍。若いママ世代を中心に絶大な人気を誇る。
千葉 家族みんなでちいめろさんのチャンネルを観て笑い合っているんです。とてもすてきな時間をいただいています。本当に大好きです、かわいいです!
ちいめろ ありがとうございます〜! ちいは永遠の18歳でやらせてもらっているんですけど、千葉さんは本物の18歳ですよね(笑)。眺めているだけで幸せな気持ちになってきますね。ちいはしゃべってなんぼなので。
千葉 私、ちいめろさんにすごく憧れているので……ドキドキと緊張で涙が出てきちゃいました。
YouTubeでは、ファンの方のことを「親戚」とおっしゃっていて。すごく親しい感じがして、とても好きなんです。なぜ親戚と表現するようになったんですか。
ちいめろ 子供たちの成長の様子をYouTubeで公開してるんですけど、それを観て皆さん「声変わりしたんだね!」など、一緒に喜んでくれるんです。卒業式には一緒に感動もしてくれて。もうこれって親戚みたいなもんじゃん! って思ったんですよ。
千葉 以前は、ママブロガーとしての活動がメインでしたが、YouTube活動はどうですか。
ちいめろ ブログより素を出しやすくなりましたね。あとは、観てくださる方との心の距離感が近いなと感じます。動画はありのままを映し出しやすく、部屋が汚いのも、体型の変化なども嘘をつくことができません。その分、素に近いものを観て、それこそ親戚や隣人を応援するような感覚になってくださるんだと思うんです。
千葉 私たちAKB48も「会いに行けるアイドル」がコンセプトなので、私たちの成長をファンの方が応援してくれている声は、直接届きやすい環境ですし、心にとても響くと感じています。たくさん動画を観てくださる人がいる中、動画配信で意識していることはありますか。
ちいめろ 「絶対に嘘はつかず、誤情報は伝えない」ことでしょうか。信用してもらえるようなコンテンツ作りを意識することですね。これがまず根っことしてあったうえで、一緒に楽しんでもらえるような企画を考えたり、テロップの入れ方の工夫をしたり、見やすい画角の意識などをしています。距離感が近いからこそ、誠実に向き合う。これを大事にしていきたいですね。
チームA 千葉恵里さん
2003年10月27日生まれ。AKB48チームA メンバー。ニックネームはえりい。ツインテールがチャームポイント。AKB48加入時はダンスなどは未経験ながらも、自主練を重ね今の実力に。今チャレンジしたいことはファッション系のプロデュース。
取材・文/田村菜津季