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「大殺界」は怖くない!?誰にも平等に訪れる「天中殺」の過ごし方

2022.05.12

■連載/四柱推命に学ぶチャンスのつかみ方・第3回

生年月日(生まれた日のエネルギー)で観る占い・四柱推命。「占いの帝王」「99%当たる」などと言われるほどの的中率を誇りますが、それは統計学であり、自然界の法則・摂理に則っているからです。四柱推命の専門家・星 絢さんの連載3回目は、春からの新生活に向けて「大殺界」の意味や過ごし方について解説します。

「大殺界」の呼び方でおなじみ。天中殺の意味とは?

天中殺は、別名「空亡-くうぼう-」と呼ばれ、空間がない状態です。好調・低迷などの運気の波の上限と下限の蓋がパカッと開いていて、いろんなことが起こりやすくなる不安定な時期と言えるでしょう。一般的に大殺界・天中殺は「悪い」などと安易な捉え方をされがちな時期ではありますが、それは起きやすい事象の一部を切り取り、悪く捉えているだけに過ぎません。天中殺は過ごし方によって、災いを避け、逆に素晴らしい奇跡を起こすこともできるのです。また、その時に悪いと思えることも、実は更なる幸福に向かうために必要なことであることは少なくありません。

天中殺が存在する本来の理由

実際に天中殺の時期に起こる事象の統計をとってみると、本来の在り方に戻る時期であったり、不要なものがなくなり本質的に生きられるようになる時期だったり、自分自身が磨かれたり、世のため人のために生きるためのきっかけになったりすることが多々あります。運気には良い・悪いというものはなく、必要だから起きているのであり、天中殺も必要だから存在しているのです。

天中殺の時期は、チャンスの時期でもあります。天中殺がどういう運気なのかを認識し、それを活かすように過ごすと、通常では考えられないくらい良いことも起きるのです。例えば、オリンピックで金メダルをとった、会社を上場できた、という事例もあります。

自然の摂理からなる人間の運命

四柱推命は自然界の法則を元にしていますから、人間の運命にも法則性があります。十干-じっかん-と十二支の組み合わせで成り立つ干支-かんし-が全部で60種類あり、それが年・月・日それぞれでぐるぐる回っています。2022年は寅年と言われますが、厳密には壬寅-みずのえとら-という39番目の干支の年なのです。自分自身の干支とその巡ってくる干支の関係によって、運気が決まります。

その運気は、ベースとなるのは12パターンですが、細かく観ると60パターン、もっと細かく観ると何万パターンもあります。もちろん、それら全てを覚える必要はなく、見方が分かると、どの時期がどうなのかを割と簡単に観ることができるようになります。それに加えて、大運-たいうん-という10年ごとの社会運にも干支が順番に巡ってきます。大運は人生のストーリーを表しており、それが10年経って切り替わったら、一度身を引いてでも社会との付き合い方も変える必要があります。

もし、何も変えずに過ごしてしまうと、物事が上手くいきづらくなってしまいますし、大運天中殺の要注意時期に頑張りすぎると、嵐の日に出航するような大変なことにもなり兼ねません。年・月・日の自分の運気と社会運、両方を把握して生きることで、自然の流れに則った生き方ができ、運命も良い方向に運ばれていくでしょう。

誰にでも平等に訪れる「天中殺」の過ごし方

天中殺の年に絶対にやってはいけないことは、家を買うことです。これは命に関わる場合がありますので、注意しましょう。ある著名な俳優の方が天中殺の年にハーレーを購入して亡くなっている例もあるので、自分の欲を満たすための数百万円の買い物は控えたほうが無難です。

前述したとおり、天中殺は悪い時期ではありません。また、動いてはいけない時期でもありません。最も大事なのは、自分自身の「在り方」です。何が起きても修行と捉え、感情に流されたり卑屈になったりすることなく、世のため人のために行動することが大切ですが、人のためにやることと、自分を犠牲にすることとは別物だということを忘れないようにしましょう。ストレスになるようなことは上手く折り合いを付けながら、努力・感謝・誠実などの姿勢を忘れずに、人とコミュニケーションをとることです。

大概、何かが起こりそうなときはその前兆がありますし、自分の感情に焦点を当てていれば、怒り・妬み・恐れのままに動こうとしているかどうかが分かるはずです。人の幸せを祈りながら、そのために活動することで、通常の何十倍も成長することができ、今よりも高いステージに行くことができるでしょう。

災難に繋がるのは、自分の欲のため・感情に負けての言動であり、徳を積むような行動は逆に結果に繋がります。また、人に言われたことや仕方なくやることは災い転じませんし、何より大事なのは限られた命の時間を無駄にすることですから、そういう意味では動かないことも良くありません。例え辛いことが起きようとも、それも糧にしていくくらいの姿勢でいなければ、現状維持ということはありませんから、状況はどんどん悪化してしまうでしょう。天中殺が明けるのがまだ1、2年先ならば、在り方を高めつつ、動きましょう。

文/星 絢(ほし・けん)

(株)地球人 取締役。(社)日本占道協会 認定師範。1981年2月4日生まれ。青森県出身。高校卒業後に上京し、20代の頃から起業を志すも、幾度となく失敗。20代最後に人生の方向性を見失い、半年間箱根に住み込みながら生き方を探求。500万円の借金も返済不可能となり債務整理を経験。その後、人生をかけたコミュニティ事業も低迷しているときに四柱推命の師である鳥海伯萃先生と出会い、占いの勉強を始め、今は、無借金・年商3000万円にまで会社を成長させ、四柱推命鑑定師・講師の養成を主軸としながら、より多くの人や世の中を更に豊かにしていくことを追求している。著者に「占い起業のはじめ方、成功の技術」(彩流社)がある。http://suimei.hpjt.biz/blog/

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