浅草~亀戸
隅田川沿いに広がる下町エリア。浅草が観光地として有名だが、実は亀戸へ向かう道中にも情緒ある町並みや新しさを感じられるスポットが目白押しだ。実際に歩いたからこそ気づいた、下町の本当の楽しみ方を紹介しよう。
編集・千葉がガイド!
健康のために糖質制限を始めた『DIME』担当編集。妻や子供と一緒に散策できるスポットの調査を兼ねた街歩きがマイブーム。
食も観光も楽しめる下町は途中スタートでもOK!
下町の代表格である浅草からスタート。『東京楽天地浅草ビル』周辺には、Netflix映画『浅草キッド』の舞台となった建物をはじめ、飲食店や商店街が軒を連ねます。
仲見世商店街を抜けて、浅草寺雷門を横目に隅田川へ。『すみだ水族館』は2020年に新エリアをオープン。大横川親水公園では、喧騒から離れてのんびりと散歩ができます。子供連れでもおすすめ!
散策しながら公園を抜け、蔵前橋通りから亀戸へ向かいます。少し長い道のりですが、亀戸天神社をはじめ、元祖くず餅や亀戸大根料理の名店などが並んでおり飽きません。亀戸梅屋敷には休憩所もあるので一休みに最適です。
亀戸駅北口から延びるメインストリート、明治通りは日曜日と祝日は歩行者天国になります。亀戸駅を抜けた京葉道路沿いに4月にオープンするのが「カメイドクロック」。高層マンションが併設され、周囲の再開発も進んでおり、今後の発展が期待されます。
今回のコースは7km超とかなり長めなので、途中の区間で区切るとご家族でも無理なく楽しめます。下町情緒を感じながらぜひ歩いてみてください。
東京楽天地浅草ビル
巨大提灯が目を引く浅草の新しいランドマークビル
2020年6月にリニューアルした複合施設。『ユニクロ浅草店』や物産店『まるごとにっぽん』など買い物ができる店舗だけでなく、地域文化発信の場という顔も持つ。入り口前広場では大道芸人のパフォーマンスも見られ、下町らしい和やかな雰囲気が漂う。
[住]東京都台東区浅草2-6-7 [営]24時間営業(店舗によって異なる) [休]年中無休(店舗によって異なる)
『ユニクロ浅草店』では地元店舗の紹介ボードを設置している。入り口には江戸手描き提灯の職人による巨大提灯が。
『まるごとにっぽん』では全国の約2500点の産品を購入できる。女性利き酒師による角打ちコーナーも人気。
ビートたけしを生んだ『浅草キッド』の舞台を歩く
ビートたけしの半生を描いたNetflix映画『浅草キッド』。舞台となった浅草には「フランス座」をはじめ、モデルとなった場所がいくつもある。「聖地巡礼」して、映画の世界に浸ってみるのも一興だ。
浅草フランス座演芸場東洋館
かつてはストリップ主体の劇場「フランス座」だったが、2000年に名称を変更、演芸場へと転身。ビートたけしら多数の有名芸人を輩出した。
ビートたけし行きつけの居酒屋 捕鯨船
「鯨を食って、芸を磨け」と、ビートたけしが下積み時代に通った居酒屋で、主人も元浅草芸人。
〈寄り道スポット〉隅田川沿いの景色を横目にクラフトビールでちょっと休憩!
吾妻橋からは隅田川を望みつつ、アサヒビール社屋とスカイツリーを眺めることができる。橋を渡った先にはビール販売店が。せっかくなので、一杯飲みつつ小休止!