近年、比較的若い世代を中心にちょっとしたムーブメントとなっているのが、商用バンをベースにカスタマイズしたDIYキャンピングカー。快適性や装備では市販のキャンピングカーにはかなわないものの、木材を多用した温もりのある車内空間は、DIYでしかつくれない。
中古バンを木の内装でおしゃれな車中泊仕様に
2018年に中古で購入した三菱自動車『デリカ』を車中泊を楽しめるキャンプ仕様にカスタマイズした。床には水や汚れを弾くPVC素材のフローリング材を採用。木材でシェルフとベッドを製作して居心地のいいウッディーな空間を実現した。電源はお手軽なソーラーパネル+ポータブル電源によって確保する。
キャンプ+車中泊
基本的に車内だけで過ごす一般的なキャンピングカーとは異なり、外でキャンプを楽しみつつ、寝る時は快適な車内で、というコンセプト。
すぐに使える簡易テーブル
カメラの三脚を流用した簡易テーブル。ラゲージルームの床に載せてすぐに設置できる。地面に凹凸に合わせて脚の長さを調整できる優れもの。
【製作期間と費用】
自宅のリフォームで余った材料を使用したこともあって、かかった費用は2万円程度。車両の購入から現在までリニューアルを重ねており、まだ製作中。
小濱潤平さん
海外のバンライフカルチャーに影響され、2018年よりバンをDIY。車中泊キャンプの魅力を提案する「Vancamp Japan」の運営も行なう。
まるでログハウス!究極のバンライフ仕様に
広大な車内スペースを持つメルセデス・ベンツ『トランスポーターT1N』がベース。日本の一般的なキャンピングカーのような家電製品やFFヒーターなどはあえて搭載せず、広々した空間を目指した。トドマツの板材を張った内装や、マリンランプ風の照明など、欧風なスタイリッシュな仕上げが自慢だ。
機能と見栄えを両立
カウンターの上にラックを制作し、お酒やカップなどを収納できる。家具の角を曲線で仕上げているところもポイント。
シンプルで広々した空間
欧米のバンライフの世界観を再現した一台。バックドアを開けて外の風景を眺めると最高だとか。天井や壁は断熱施工済み。
【製作期間と費用】
施工内容にもよるが、鈴木さんにVAN LIFEスタイルのカスタムを依頼した場合の費用は100万~200万円とのこと。このクルマの製作期間は約1か月。
鈴木大地さん
大工として20年以上のキャリアを持つ「VAN LIFEビルダー」。車両製作の相談はInstagramのDMで受け付けている。@daichi_suzuki.jp
取材・文/佐藤旅宇
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