達人が指南する「折りたたみベンチ」簡単レシピ
座板は、W105×H30×L1200mmのスギ材を2本並べて、4本の桟(横木)で裏から固定している。X字形の脚は、2つのパーツをネジでつないでおり、そのネジを支点にして開閉できる仕組み。座板の桟は脚の開きを抑えるストッパーにもなっており、それによって強度が確保される。ベンチとしてだけではなく、キャンプギアを並べておく棚としてもおしゃれだ。
【使用した材料】
2本の座板をつなぐ桟はW24×H30×D180mm。脚は断面がW38×H19mmの材とW45×H15mmの材を使用。
【製作のコツ】
●割れを防ぐため下穴を開けてビスを打つ
●脚の両端は斜めにカットし、安定させる
[STEP01]ベンチの脚をつくる
(1)木材をカットする
断面がW38×H19mmの材を長さ455mm(A)で8本用意し、座板を載せた時に安定するように両端を30度の角度でカットする。
(2)下穴をDIMEルーターで研磨
(1)でカットした材の中心にネジを通す直径6.5mmの穴を開ける。バリをDIME「USBマルチルーター」で落としてなめらかに。
(3)2本の材を横木でつなぐ
断面W45×H15mmの材を180mm(B)と142mm(C)で各4本用意。(A)2本を並べて上端と裏面の上から240mmの位置を(B)でつなぐ。
(4)2つの脚を合わせる
(3)と同じように(A)2本の上端と裏面の上から240mmの位置を(C)でつないで脚をつくり、(3)の脚の内側に入れる。
(5)ネジで脚を固定する
2つの脚を合わせた穴の外側から直径6mm、長さ45mmのネジを通し、内側にワッシャー(座金)を挟んで袋ナットで留める。
(6)もうひとつ脚をつくる
同じようにもう一脚つくる。脚はネジを支点にして開閉し、開いた時は外側の脚の下の横木がストッパーになって固定される。
[STEP02]座板をつくる
座板を桟で固定する
2本の座板を並べて両端から50mmの位置に桟を固定する。その桟が開いた脚のストッパーになるように、現物合わせでもう一方の桟の位置を決める。
全体をサンダーで研磨
仕上げに120番のサンダーをかける。角を落としてなめらかにすると、手に持った時や座った時の感触がよい。座板だけではなく脚も研磨する。
開いた脚に座板を載せて完成!
2本の座板を留めている桟の間に開いた脚に載せる。無垢材のナチュラルな風合いをそのまま生かしてもよし、好きな色に塗装して仕上げてもよし。
座板は脚に載せているだけで接合はしていない。簡単にばらすことができ、脚は閉じればコンパクトになるので持ち運びもラクラク。
難易度:★★★☆☆
製作時間:3~4時間
サイズ:W1200×H380×D210mm
材料費:約4000円
取材・文/和田義弥
DIME8月号には、切って貼って使える便利な豪華付録「LEDテープライト250」が付いてくる!
6月16日に発売されるDIME8月号には、DIYを楽しくするLEDテープライトが付録で付いてくる。しかも発光パターンは3色、明るさ調整は8段階でできるというスグレモノ。長さも250cmあり、好きな長さに切って、貼って使える。すでにオンライン書店では予約を受付中。早めの入手をおすすめしたい。
オンライン書店で予約する
【Amazonで購入する】
www.amazon.co.jp/dp/B0B1Q3GW6L
【セブンネットショッピングで購入する】
https://7net.omni7.jp/detail/
【楽天ブックスで購入する】