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ビール、ジン、テキーラの次はコレ!日本各地に続々誕生するクラフトはちみつ酒「ミード」

2022.05.09

クラフト酒ブームは、ビール→ジン→テキーラ→ミードへと移行中

クラフトビール人気が高まり、個性的なお酒を小さな施設で作る「クラフト◎◎」ブームが、さまざまなお酒に広がっている。

日本では山椒や柚子などで香り付けをした「和風クラフトジン」が大人気。りんごから作る醸造酒「シードル」も、各地に工房ができている。ハリウッドセレブも、以前はワイナリーを持つことがステイタスだったが、最近はそれが「クラフトテキーラ」や「クラフトウォッカ」の醸造所に移行。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でミスター・ビッグを演じたクリス・ノースや、映画「ワイルド・スピード」シリーズなどで知られるアクション俳優、“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンなど、続々とテキーラビジネスに進出している。まそんなクラフト酒の次のブームの目玉になると世界的に注目されているのが、「ミード(はちみつ酒)」だ。

旧石器時代からあった!? ハリー・ポッターもお気に入り!?

ミードとは、はちみつに水と酵母を加え発酵させて作る、非常にシンプルなお酒。水と蜂蜜を混ぜて放置すると自然に発酵してアルコールになることから、旧石器時代の遺跡からもはちみつ酒の器が発見されており、世界最古のお酒として知られている。古代ギリシアでは“神々のお酒”とされ、あのジュリアス・シーザーも愛飲していたとか。「ハリー・ポッター」シリーズでも「魔法のお酒」として物語にたびたび登場しているので、気になっている人も多いのでは? 

香料やお砂糖が加えられていないことや、はちみつ自体の健康効果などからヘルシー志向の人にも注目されており、日本でもじわじわとミード人気が高まっているという。いったいどんな味なのか、気になって取り寄せてみた。

「はちみつ工房」の「ピュアミード プレーン」を味わってみた

ネットで見つけたのは、千葉県君津市にある「はちみつ工房」で作っている「ピュアミード プレーン」。「酸味や苦みは控えめで、やわらかい口あたりが特徴です。はちみつの優しい甘さが口いっぱいに広がります」という解説にぐっときて、さっそく注文してみた。

「はちみつ工房」の「ピュアミード プレーン(375ml)」(税込み1,980円) オンラインショップでは、「スパークリングミード375ml」(2,480円~ ※税込、以下同)、「ピュアミード りんご(375ml)」「ピュアミード オレンジ(375ml)」(各1,980円)なども。

「ピュアミード プレーン」の原材料名は「蜂蜜」のみ

「はちみつ工房」のミードは、添加物を入れずにミツバチが集めた「純粋はちみつ」だけを使用。

ひとくち飲んで、驚いた。まるではちみつそのものが、軽やかに喉を通りすぎていく感じ。こんなに純粋にはちみつを味わったのは、初めての体験かもしれない。最後にふんわり、アルコールならではの甘く複雑な余韻が残る。飲む前は「甘すぎるのでは」と懸念していたが、意外にもさわやかな甘みで、するすると飲める。「はちみつ本来の甘味や風味に加え、花の種類によって異なる香りを大切に、丁寧に醸造しています」(はちみつ工房)という言葉に、納得だ。

炭酸水で割っても非常に美味しかった。くどくない自然な甘みなので、食中酒にもおすすめ

無糖のレモンサワーと合わせてみたが、レモンの風味で蜂蜜の風味が遠くなった印象で、「もったいない…」という気持ちに。これだけはちみつの美味しさを引き出しているのだから、やはりおすすめはストレート、暑い日には炭酸割りがおすすめだ。

日本初!観光できる「ミーダリー」(ミード醸造所)がオープン

この「ピュアミード プレーン」を造っている「はちみつ工房」には、観光のできるミーダリー(ミード醸造所)「はちみつとミードのはちみつ工房」もある。

「はちみつとミードのはちみつ工房」(千葉県君津市大井305) 入館料は無料、15人以下の個人は予約不要、営業時間9:30~17:00

見学ツアーでは、普段は見ることができないミツバチの生態観察や、遠心分離機を使ったはちみつの採取、各種はちみつの試食、そしてミード工房の見学、ミードやはちみつジュースの試飲もできる。「実際に味去ってみてから購入したい」という人におすすめだ。

「はちみつとミードのはちみつ工房」では、ミツバチの生態観察や、ミード醸造所で実際にミードが造られる様子を見学できる。もちろん、試飲・購入も可

日本各地に増え続ける、「ミーダリー」

近年、日本各地には、続々とミーダリーや、ミーダリーを運営する会社が誕生している。

2020年3月に創業した「クラフトミードハウスANTELOPE株式会社」(滋賀県野洲市)もそのひとつで、スタンダードなミードをはじめ幅広い味わいづくりに挑戦しているのが特徴。2022年1月28日から発売している「Antelope Sling(アンテロープ・スリング)」は、シンガポール・スリング」をモデルにしたユニークなミード。純正蜂蜜(ミャンマー産)、パイナップルピューレ、チェリーピューレでカクテルのような味わいを表現している。

ANTELOPE株式会社の「Antelope Sling(アンテロープ・スリング)」(2,860円)は、オンラインストアでは完売しているが、小売店で購入できる可能性も

2020年1月に創業したはちみつ酒メーカー「株式会社honeyboy&co.」では、オリジナルミード「meadol」を製造販売。

ボトルの美しさから、贈り物ギフト酒としても好評の「meadol (ミードル)」木箱入り300 ミリリットル 税込み4,700円

そのほか、2021年には浜松市天竜区の養蜂家「養紡屋」が、掛川市のクラフトビール醸造所「掛川ファームブルーイング」とはちみつ酒「SHUKUHAI」を開発。養紡屋のオンラインショップで販売開始(現在は完売)。2017年に仙台市で創業したクラフトビール醸造所「穀町ビール」でも、はちみつ酒「穀町ミード⑭」を販売している(一部の地元酒店にて注文可/発送可能店舗検索)。

海外で人気の「モダンミード」も続々上陸!

前述したようにミードは“世界最古のお酒”として知られているが、最近のトレンドとして、ヨーロッパの若い世代のイノベーターにより造られている「モダンミード」も注目されている。特徴は、口当たりの軽いスパークリングタイプ、アルコール分が控えめなタイプなど、より飲みやすくよりヘルシーになっていること。

2022年3月1日に発売されたフランス産の「ブル ド リュッシュ」は、アルコール度数が4.5%と低く、カロリーともに控えめで、グルテンフリー。繊細な味わいで、シャンパンやワイン、カクテル好きに人気だという。

フランス産の「ブル ド リュッシュ(275ml)」(税別1,490円)ラベンダー、菩提樹、ライチのはちみつで造った3種類がある

イギリスからは、持続可能な生物の多様性の維持や環境保護などエシカルな活動にも取り組んでいるゴスネルズビバレッジ社が、2022年3月1日にアルコール度数4%でグルテンフリーのモダンミード「ゴスネル オブ ロンドン」を発売。750mlサイズのボトルのほか、4つのフレーバーが楽しめる手軽な缶タイプも展開している。

「ゴスネル オブ ロンドン(缶/330ml)」(税別650円)。フレーバー:サワー/シトラシー/ハイビスカス/ホップ

クラフトビールやサイダー感覚で気軽に飲めるのも、「ゴスネル オブ ロンドン」の人気の理由

あの「養命酒」も、ミード市場に参入していた!

じつはミードは、スーパーでも手に入りやすい。というのも、あの「養命酒製造」がかなり前から、はちみつ酒を販売しているのだ。第一弾は、2017年3月に発売した「はちみつのお酒」、2018年には「かりんとはちみつのお酒」、2019年には「かぼすとはちみつのお酒」を発売。山田養蜂場の蜂蜜をベースに、養命酒のノウハウを投入したはちみつ酒は健康イメージもあり、女性受けもよさそうだ。

左から順に、蜂蜜本来の濃厚な甘味が楽しめる「はちみつのお酒 <蜂蜜30%配合>」、「かりんとはちみつのお酒 <蜂蜜22%配合>」、「かぼすとはちみつのお酒 <蜂蜜25%配合>」 各250ml、希望小売価格は税別980円

ミードを飲むことで、健康になり自然保護にも貢献

「ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵」(マガジンハウス)で著者の前田京子さんは「はちみつを常備するのは、家にちょっとした薬局があるに等しい」と語っている。はちみつには使い方次第で軟膏、絆創膏、目薬、歯磨き、胃薬、風邪薬のような役割りも果たし、栄養豊富で保存もきくため、いざという時の非常食としても優秀。お酒を嗜むということには少し罪悪感も伴うが、はちみつ酒であればむしろ、“健康のお守り”のような気持ちで飲めることも、人気の理由かもしれない。

また日本では、高齢化で養蜂家が減少し、自然破壊や農薬の影響もあいまって、蜜蜂の減少が問題視されている。はちみつ酒を飲むことは、そうした現状を改善する一助にもなる。さらに「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」(国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長/2011年)という報告もあり、はちみつ酒を購入して養蜂家を支えることは、世界的な自然保護にもなるのだ。ミード・ブームは単なるトレンドではなく、持続可能な自然保護のためのさまざまな可能性を秘めているといえそうだ。

取材・文/桑原恵美子
取材協力/はちみつ工房

編集/inox.

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