春になり気温が上がり始めると、猫や犬などのペットは冬毛から夏毛に生え変わる換毛期を迎えます。
毎年この時期大量の抜け毛と格闘している飼い主さんは多いかと思いますが、せっかくならペットの抜け毛を利用してアートを制作してみてはいかがでしょうか?
というわけで今回は、愛猫・愛犬の抜け毛を使った「抜け毛アート」の作り方をご紹介します!
抜け毛アートとは?
いったいどこから出てくるのかというほど、取っても取っても出てくるペットの抜け毛。そんなやっかいなはずの抜け毛を使って、オモシロカワイイアートにしたのが「抜け毛アート」です。
抜け毛を使ってペットの名前を書いたり、ペットそっくりなシルエットの「分身」を作ったりと、アイデアは様々。ペットの毛を羊毛フェルトに見立てて立体的な小物を作る猫毛フェルト・犬毛フェルトは特に人気で、作り方が載った本も出版されています。
SNSでは、自らの抜け毛で作られた帽子を被った猫たちをカメラに収めた「ねこかぶり」なんかもバズっていたので1度は見かけたことがあるかもしれません。
今や「抜け毛貯金」なんて言葉もあるくらい、愛猫・愛犬の抜け毛を使ったアートを楽しむ飼い主さんが増えているのです。
愛猫の抜け毛と100均グッズでアートフレームを作ってみた
今回作り方をご紹介するのは、写真を撮って終わりではなく、インテリアとして飾ることができるアートフレームです。
筆者は抜け毛アートのために普段からせっせと愛猫の抜け毛を溜めているのですが、そうではない人はまずペットの抜け毛を溜めるところから始めましょう!
【材料】
- 猫や犬などペットの抜け毛(ゴルフボール大くらい)
- フォトフレーム
- 木工用ボンド
- ペットの姿を印刷した紙
- はがき用紙やコピー用紙、ハギレなど(台紙になるものなら何でも可)
【あると便利な道具】
- クッキングシート(アルミ箔でも可)
- 爪楊枝
フォトフレームやボンドなどの材料は100円ショップで入手しました。
【作り方】
①紙にペットの写真を印刷してハサミで切り抜く
フォトフレームに入るサイズに調整して、普通用紙に印刷し、シルエットに沿ってハサミでカットしてください。
できるだけシルエットが分かりやすい写真を選ぶのがおすすめですが、特に体型にこだわらないのであればフリー素材サイトを利用してもOK。その場合は猫や犬のシルエット画像をダウンロードして印刷し、同じように切り抜いてください。
②ボンドを塗ってペットの抜け毛を貼り付けていく
机のベタベタ防止のために、下にクッキングシートやアルミ箔などを敷いて作業すると良いです。
耳や足の部分はこんな風に指でくるくると毛を丸めて形作るとそれっぽくなります。
なかなか思い通りにくっついてくれないときは、爪楊枝で押し付けたり刺したりしながらやると上手くいきます。
お腹は白っぽく、しっぽは黒っぽい抜け毛を使う…など色までこだわるとより「らしく」なるので、余裕があればやってみてくださいね。
③はがき用紙などに貼る
今回はフレームの背景の板が毛の色と同じ茶色だったので、白のはがき用紙に貼っています。
もちろんコピー用紙や画用紙を切って使用しても良いですし、好みのハギレなんかを利用してもおしゃれになります。フレームの背景と毛の色が違うネコチャンでしたら印刷した用紙のまま直接貼っても大丈夫ですよ!
④フレームに入れて完成
愛猫の抜け毛で作った愛猫シルエットのアートフレームが完成しました!世界に1つのオリジナルインテリアアイテムです。
「愛猫のシルエット」というところは完全なる自己満な気がしないでもないですが…(笑)
ペットがよくやるポーズや寝相などの形で作ると、やっぱり飼い主的には愛着がわきますよね。ただ、イラストや刺繍などと違ってそこまで細かい表現はできないのであしからず。
今回は抜けヒゲ(こちらも抜け落ちていたものをコツコツ集めていました)もあったので、顔の横に刺してみました。
うーん、なかなかカワイイ。
フォトフレームに挟むと立体感がなくなってしまうので、抜け毛のふわふわした感じをそのままにしたい場合はキャンバスボードなどに貼りつけるのもアリです。周りをペイントやデコレーションして楽しむこともできますね。
ハギレVer.はこんな感じ。北欧やナチュラルインテリアにも溶け込んでくれそうです。
以上、愛猫の抜け毛と100均グッズを使ったアートフレームの作り方でした。
抜け毛アートでインテリアアイテムを作ってみよう
ペットの抜け毛の季節になると、SNSで湧き出す「#抜け毛アート」。写真を撮ってアップするのも良いですが、せっかくならこんな風に形に残るインテリアアイテムにしてみてはいかがでしょうか?
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.