業務スーパーでバカ売れしている調味料「姜葱醤」の激うまアレンジレシピ

業務スーパーでバカ売れの調味料「姜葱醤」

「姜葱醤」という調味料を知っていますか？

業務スーパーで販売されている瓶詰め商品で、「ジャンツォンジャン」と読みます。近頃色々なメディアで取り上げられているので、見かけたことのある人も多いかもしれませんね。

というわけで今回は、ウワサの調味料・姜葱醤をご紹介！活用レシピのレビューもあるので参考にしてみてください。

業務スーパーで買える万能調味料「姜葱醤（ジャンツォンジャン）」とは？

現在業務スーパーでバカ売れ中の姜葱醤は、字面の通り姜（しょうが）と葱（ねぎ）がメインの中華系調味料です。

昨年ごろからSNSを中心に注目されはじめ、『林修のレッスン今でしょ!講座』や『ヒルナンデス』などの人気テレビ番組で紹介されたことで一気に大ブームに。数々のヒット商品を生み出してきた業務スーパーの中でも、調味料部門では人気ナンバーワンの呼び声高い商品です。

「1本あれば料理がぐっと本格派になる」「ストック必死の万能調味料」とハマる人が多く、店舗によっては売り切れ・品薄になっていることもしばしば。

実際に筆者はなかなかお目にかかれず、購入しようと思い立ってから3度目に足を運んだ時にようやく棚に並んでいました…！

入荷のタイミングもあるかと思いますが、姜葱醤を狙っているなら見かけたら即購入をおすすめします。

姜葱醤（ジャンツォンジャン）の原材料と栄養成分

■キャッチコピー：葱と生姜が香る万能調味料

■価格：257円（税込）

■内容量：180g

■原産国：中国

■原材料名：

植物油脂、しょうが、食塩、チキンエキス調味料、香味油（ねぎ）／調味料（アミノ酸等）、pH調製剤、酸化防止剤（V.C）、香料、酸味料。着色料（ウコン）、甘味料（スクラロース）、（一部に大豆・鶏肉を含む）

■栄養成分表示（100gあたり）：

エネルギー481cal／たんぱく質1.4g／脂質50.4g／炭水化物5.4g／食塩相当量3.2g（推定値）

姜葱醤（ジャンツォンジャン）のおすすめアレンジレシピ

パッケージでも自らを「万能調味料」と謳っている姜葱醤。公式や口コミによると、中華系のみならず和・洋など様々な料理にプラスすることでコクが増し、素材の旨味を引き立たせるのだとか。

SNSやネットでよく見かける活用法には以下のようなものがありました。

• 餃子のつけダレ
• 蒸し鶏や茹で豚に乗せる
• 白米やうどんに乗せる
• 豆腐や厚揚げに乗せる
• 炒め物
• 和え物
• ナムル
• パスタの味付け
• 生姜焼き
• 炒飯
• 麻婆豆腐
• 唐揚げの下味

ざっと口コミを集めただけでも万能そうな雰囲気が漂っていますね！

筆者は姜葱醤初心者なので、今回はその中でも手軽にできて人気の高い活用方法をいくつか試してみました。

姜葱醤アレンジレシピその①肉野菜炒め

レシピというほどのこともなく、いつもの肉野菜炒めの工程の最後で姜葱醤を小さじ2程度追加して、ざっくり炒め混ぜただけです。

加減がわからなかったので分量が少ないかな？とも思いましたが、十分生姜とねぎ油の風味を感じる仕上がりに。いつもの肉野菜炒めに香辛料の香りが加わって、確かにコクのある味になったと思います。

ただ、少ししょっぱくなってしまったので、姜葱醤を加えるときは普段より気持ち薄味にしておくと良いでしょう！

姜葱醤アレンジレシピその②厚揚げ豆腐のせ

こちらも乗せただけの簡単レシピ。厚揚げ豆腐にめんつゆをかけて、姜葱醤を乗せて電子レンジでほどよく温めるだけで完成です。

チューブの生姜をかけるだけよりもコクが出て、ねぎ油が良い仕事してる感じがします。あともう1品欲しいときや、おつまみにも良さそうですね。

姜葱醤はかけすぎると辛くなるので、お好みで調整してください。ちなみに今回は小さじ1/2程度使用しています。

姜葱醤アレンジレシピその③なすの冷製煮びたしポン酢かけ

こちらも電子レンジのみの超お手軽調理です。

ヘタを切って半分にカットしたなすの両面に格子状の隠し包丁を入れ、耐熱皿に乗せてふんわりラップをして600Wで2分程度加熱。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして、食べる前に姜葱醤とポン酢をかけ、かつお節をまぶしたら完成。姜葱醤の分量はお好みですが、筆者はなす1/2個に小さじ1/2程度を乗せています。

姜葱醤となすの組み合わせは鉄板らしく、揚げびたしや焼きびたしなど多数のアイデアがありましたが、今回はこれからの季節にぴったりの冷製煮びたしに。生姜のピリッと辛い風味とさっぱりしたポン酢、かつお節の風味が最高に合うおつまみでした！

姜葱醤アレンジレシピその④姜葱醤炒飯

最後はSNSでも抜群の人気を誇る姜葱醤炒飯です！一般的な炒飯の作り方に加えるだけでもOKですが、工程が多いので参考までに今回使用した材料と作り方をご紹介します。

【材料】（2人前）

• ブロックベーコン　5cm程度
• ネギ　1/2本程度
• 卵　2個
• ご飯　大盛り1膳程度
• 姜葱醤　小さじ2程度
• 白だし　小さじ1

※以下はお好みで

• 鶏ガラスープの素（中華系調味料ならなんでも）　適量
• ごま油　適量
• 塩コショウ　適量
• 姜葱醤（後から加える用）　適量

【作り方】

①ベーコンは食べやすい大きさに、ネギはみじん切りにする

②ご飯に姜葱醤を入れて混ぜておく

③フライパンにごま油をひき、中～強火で水分を飛ばしながらご飯を炒める

④ご飯の真ん中をあけて卵2個を割り入れる
※割り入れるときだけ弱火にしておくとやりやすいです

⑤白だしを加え、卵を溶きながら炒める

⑥ご飯を寄せて、ベーコンを加えてしっかり炒める
※フライパンを少しずらして、ベーコンに火があたるようにして炒めると焦げにくいです

⑦ネギを加え、しんなりしたら鶏がらスープの素、塩コショウで味を整えて完成

※生姜のピリッとした辛さがお好みの人はここで一緒に「追い姜葱醤」をしましょう

見た目はいたって普通の炒飯…ですが、食べてみると噂通りの本格的な味です！普段の調味料で作る大味の炒飯とは違い、町中華や近所のラーメン屋さんで出てくるようなこってりした美味しさ。最初にご飯に姜葱醤を混ぜてから焼き飯にしているので、生姜やねぎ油がしっかり加熱されて旨味が出ているのかもしれません。

「普段の料理にプラスするだけで本格派に」という評判通りで、バズるのも納得の味でした。

こっちもおすすめ！業務スーパーの「〇〇醤（ジャン）」シリーズ

さて、ポテンシャルの高さが証明された姜葱醤ですが、実は業務スーパーには似ている商品がいくつか売られています。「〇〇醤（ジャン）」シリーズと呼ばれ、それぞれにファンがつく人気の調味料なので業スーに足を運んだらぜひこちらもチェックしてみてください。

①塩葱醤（エンツォンジャン）

塩葱醤（エンツォンジャン）は、長ねぎ、ごま油、塩レモン、醤油などを合わせたさっぱり系の調味料。焼肉や牛タン、唐揚げにかけたり、野菜のドレッシング代わりにもできる使い勝手の良さが人気です。

②洋葱醤（ヤンツォンジャン）

洋葱醤（ヤンツォンジャン）は玉ねぎベースのピリ辛系調味料です。おろしにんにく、おろししょうがや唐辛子が入っていて、辛さと玉ねぎの旨味のバランスにハマる人が続出。「簡単に本格エビチリができる」と話題になりました。

③酸姜醤（サンジャンジャン）

刻み生姜の食感と醸造酢の酸っぱ辛さがクセになる酸姜醤（サンジャンジャン）は、姜葱醤と同じくSNSで口コミが広まった調味料。ひまわり油や落花生、魚醤、乾燥唐辛子などの原材料が使われていて、独特の複雑な味は食べる調味料としても人気です。

④青麻辣醤（チンマーラージャン）

青麻辣醤（チンマーラージャン）は、昨年登場した〇〇醤（ジャン）」シリーズの新作です。材料は塩蔵青唐辛子、塩蔵赤唐辛子、pH調整剤のみで、青唐辛子のピリッとした辛さが際立つシンプルな味。薬味や和食のアクセントとして、辛党派から支持を集めている調味料です。

⑤花椒辣醤（ファージャオラージャン）

花椒辣醤（ファージャオラージャン）は四川ペッパーともいわれる花椒のしびれる辛さと香味料の風味が特徴の調味料。赤唐辛子やしょうが、山椒、ごまなどが入ったザクザク食感はご飯のお供にぴったりです。麻婆豆腐に加えるだけで本格的な味になるとSNSで話題になりました。

⑥四川豆板醤（シセントウバンジャン）

四川豆板醤（シセントウバンジャン）は、塩漬けした唐辛子に空豆味噌と枝豆味噌を加え、八角やシナモン、山椒などの香辛料と合わせた辛味調味料。ガツンとくる辛味と奥深い香りで本格中華に仕上がると評判です。担々麺や回鍋肉など、四川料理好きにはおすすめ。

業務スーパーの姜葱醤（ジャンツォンジャン）はウワサ通り万能だった！

業務スーパーで買える万能調味料・姜葱醤。いつものレシピに飽きた人も、さらに料理の腕を上げたい人も、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

※商品の取り扱い状況は店舗や時期によって異なります

※商品の情報は全て2022年5月の執筆時のものです

文／黒岩ヨシコ

編集／inox.