壁に取り付けるだけで魅せる大型収納に!
このキッチン収納は、棚の木目が重厚なので、木の良さが出るように極力シンプルな構造にしています。特にこだわったのはお皿など収納するモノの見やすさと使い勝手。日々の出番が多い食器類をすぐに取り出せるオープン収納です。食器だけでなくボウルや鍋などの調理道具も棚に並べているので、ストレスなく使えます。
棚づくりといえば難しそうに思うかもしれませんが、電動ドリルドライバーひとつあればビギナーでも手軽につくれます。DIYをする際、垂直や水平を出すのにレーザーを使うイメージがあるかもしれませんが、わざわざ買うのはコストと準備の面でネックになることも。しかし、水平器や差し金、タコ糸と5円玉といった簡単な道具でも代用が可能なんです。いずれも100円ショップでリーズナブルに手に入るので、お財布にもやさしいですよ。
【使用した材料】
写真の水平ブラケットのほか、杉フリー板、針葉樹合板、棚柱、棚受、チャンネルサポート。
壁へのビス装着は、タコ糸に5円玉を吊るして垂直を出すスタイルでOK。水平器を添えてレベルを調整して取り付ける。
左右の水平ブラケットが均等になるように木材を配置してみる。全体のバランスをよく見てから板の取り付けを行なう。
差し金を壁に当てて、ブラケットを垂直に調整してビスで固定すれば完成。電動ドリルドライバーひとつあれば力の弱い人でも作れる。
難易度:★★★★☆
製作時間:7時間
サイズ:W2750×H900×D450mm
材料費:10万円
モノが多い時は棚板を追加でスッキリ!
キッチンの作業スペースが狭く、レンジが邪魔をしていたのが悩みでした。そこで、レンジを置くための棚板製作に取りかかりました。
棚板を載せる支柱は、市販のものでもいいのですが、ガス管を使ってデザイン性をプラス。ガス管はパイプレンチで回すと固定できます。ペイントも可能で、中目の紙やすりで傷をつけて鉄用プライマーを塗り、その上からペンキやスプレーを塗るといいですね。
板をビスで壁に固定する際は、下地センサーなどを使って壁の中の柱の位置を確認してから固定しましょう。柱がなく、施工ボードを使う場合は、ボード用のアンカーを入れる必要があります。
水のかかりやすい位置に木材を使用した場合、ウレタンの全体をニスで塗るのを忘れずに。また、コンロ周りは火事防止のためウッドを使ったDIYを控えるようにしてくださいね。
【使用した材料】
古材足場板(W200×H500×D35mm・2枚/W200×H35×D35mm・2本)、ガス管ニップル(350mm・2本/キャップ・2個)。
レンジを下に置いているので作業スペースが狭くなっていた。それを解消するために壁に棚を取り付けてレンジを上に設置し、新たなスペースが生まれた。
[STEP01]
丸のこで材木をカットし、板同士をバークランプで挟んでおく。ビスは80mm程度の長いもので下穴を開けて固定。
下地センサーなどを使って壁の中のどこに柱があるかを確認し、柱に支柱をしっかり固定する。
難易度:★★★☆☆
製作時間:2時間
サイズ:W600×H35×D400mm
材料費:2000円
取材・文/今西絢美
DIME8月号には、切って貼って使える便利な豪華付録「LEDテープライト250」が付いてくる!
6月16日に発売されるDIME8月号には、DIYを楽しくするLEDテープライトが付録で付いてくる。しかも発光パターンは3色、明るさ調整は8段階でできるというスグレモノ。長さも250cmあり、好きな長さに切って、貼って使える。すでにオンライン書店では予約を受付中。早めの入手をおすすめしたい。
オンライン書店で予約する
【Amazonで購入する】
www.amazon.co.jp/dp/B0B1Q3GW6L
【セブンネットショッピングで購入する】
https://7net.omni7.jp/detail/
【楽天ブックスで購入する】