PROFILE
1978年、福岡県出身。97年お笑いコンビ「バッドボーイズ」結成。YouTubeチャンネル「SATAbuilder’s」は登録者数78.9万人。
バッドボーイズ佐田正樹さん×賃貸DIY
お笑いコンビ「バッドボーイズ」の佐田正樹さんには、もうひとつの顔が。自宅のリノベからクルマの改造まで、かっこよすぎの物づくりを続ける〝総長系YouTuber〟作田晴男(つくるた はるお)だ。腕前はプロ級。その魅力とは?
「時間も労力もかかる。でも唯一無二って最高!」
原状復帰はできる!賃貸でもやってみよう
実家は塗装業で隣家は大工、DIYの英才教育を受けたようなものです。高校は自動車科でバイクも乗ったので、よく分解しました。物づくりという意識はなく、興味のまま遊んでいたらこうなった。
DIYにハマるきっかけは千原ジュニアさんからもらったスピーカー内蔵のモダンな黒のテレビ台でした。「木の温もりを感じさせるカバーを付けたい」、そう思っていたある日、運転中に古材屋の『GALLUP(ギャラップ)』に遭遇して。店員さんに相談するうち、提案されて自作を決めたんです。古材を店でカットしてもらう間、自宅に戻って採寸。その足でホームセンターでインパクトドライバーとビスを買い、自宅に戻って1時間ほどで完成させました。そこで古材の格好よさに惚れました。
「こうつくって」と頼まれると、業者じゃね~し! となるけど、「佐田の頭の中のものを立体化して」と言われると、ありがとうございます! と思う。ただつくるとなると寸法測ってアイデアを出し、資材を調達して運んで、とどんだけ時間がかかるか。でも同じものはつくれないし、どれも唯一無二。近々ガレージを借りますが、内装どうする? とワクワクしかない。
またDIYの達人や家具づくりのプロらが集まった「佐田工務店」としても活動してます。トヨタ『ハイエース』にエイジング加工を施したリノベカーでのワークショップで賞(※)をもらったこともあって。DIYを楽しむなら行動力はあったほうがいいかも。ぐちぐち言っても何も進まん、動け! と。経験のある人について見て覚え、作品を作ったら誰かに見てもらうのもいい。「嘘やん、つくったん!?」とか言われたい。僕自身が、褒められて伸びるタイプなので。
賃貸だと自宅のDIYを諦める人もいるかもしれませんが、僕なんて原状復帰は考えません! 前の家は、壁は古材でリノベしていたけど、バラしても傷はゼロ。キチンとやり方を勉強し、それでも傷つけてしまったら直せばいい。失敗しない人間なんていません。とにかくやってみる。いっぱい経験したほうが絶対いいんですから。
『佐田のホビー』著/佐田正樹
KADOKAWA 1980円
クルマ、バイク、DIYなど佐田さんの愛用品や私物を大公開。自宅の内部詳細など初公開の内容も満載! ステッカー、愛車ペーパークラフト付き。
佐田さんの相棒!
米国の電動工具メーカー、デウォルトの『10.8Vコンパクトシリーズ ブラシレス・インパクトドライバー』。軽作業に使いやすく、取り回しにも優れる。
水槽台も自分好みに!
木製の骨組みの台だったが、四方に古材をはめ込み、扉のある水槽台に。移動できるよう、底にキャスターを付けた。
扉裏は100均で一工夫
扉裏にはフックを設け、100均のワイヤネットを下げて細々した物を収納。
〝本物の立体感にこだわる!〟 自慢の作品はコレ
佐田工務店が手がけたBARの内装。壁に本物のレンガを張り、エイジング加工を施した。レンガは砕いて古びた印象に。「Gパンなら膝からというように、DIYでもアタリ(色落ち)が出る部分を想像して本物に近い経年劣化を目指します」
佐田流DIYの極意
完成した物を見て「これつくったん!?」と言われると「もっとかっこいいものつくるぜ!」と燃えてくる。〝アメ〟をくれる人は大事!
取材・文/浅見祥子
※2018年、佐田工務店の「DIYリノベカーでのワークショップイベント」が第18回ホビー産業大賞経済産業省製造産業局長賞を受賞。
DIME8月号には、切って貼って使える便利な豪華付録「LEDテープライト250」が付いてくる!
6月16日に発売されるDIME8月号には、DIYを楽しくするLEDテープライトが付録で付いてくる。しかも発光パターンは3色、明るさ調整は8段階でできるというスグレモノ。長さも250cmあり、好きな長さに切って、貼って使える。すでにオンライン書店では予約を受付中。早めの入手をおすすめしたい。
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