DIME6月号付録のUSBマルチルーターでスーパーカブのマフラーをピカピカに!
DIME6月号付録のUSBマルチルーター、使いましたか?
使っていない方はもったいない!付録とは思えないほどに便利なお役立ちアイテムなんです。DIYや工作はもちろん、バイクのサビ取りにだって使えちゃうんですよ!
スーパーカブのマフラーはサビやすい
雨が多く、ツーリングに行けない日が続いています。乗れないなら洗車でもしようかとスーパーカブを拭いていたところ、あることに気が付きました。
「…あれ?よく見ると、カブのマフラーってこんなにサビているんだ」
製造から15年ちかく経っているのだから無理もありません。
せっかくだからこの機会にキレイに整えてみようかな。でも、どうしたらいいんだろう?
…その時ふと思い出しました。
「そういえば、@DIME編集部から便利なものをもらったんだった!」
DIME6月号付録、USBマルチルーターです。
ルーターとは、先端が高速回転する道具。凹凸の表面を整えたり、穴を開けたり、汚れを落としたりするのに使います。まさに今回の作業にはうってつけです。
付録とは思えないぐらい機能的!
このUSBマルチルーター、付録にも関わらず、金属棒5種類とヤスリ(サンドペーパー)3種類が付属しているのです。
まずはマルチルーターの先端に金属棒をセットします。
グリップ近くにある固定ボタンを押しながら、ヘッドを反時計回りに回して緩めます。金属棒を選んで先端に差し込み、固定ボタンを押しながら時計回りに回すと、セット完了!
“USB”マルチルーターという名前の通り、USBから電源をとります。つまり、モバイルバッテリーから電源をとれるということ。
コンセントがない屋外でも作業ができるのです。これはすごく便利!ルーター自体が手のひらサイズなので、手軽に色んな場所で使えます。付録とは思えないぐらいに機能的でビックリしちゃいました。
マフラーのサビを取ってみよう
マフラーのサビにルーターを軽く当ててみると、鋭い音と共に表面が削れていきます。
思っていた以上にパワフルです!力を入れずに撫でるように当てると、サビの粉がヒラヒラと落ち、気持ち良いぐらいにキレイになっていきます。
むしろ気を付けないと削り過ぎてしまいそう。昔懐かし、イライラ棒をしているような気持ちで丁寧に進めました。
細かい場所は一番細い金属棒を使い、ちょんちょんとつつくように少しずつ削っていきました。5つも種類があるため、削る場所によって取り換えられるのはとても便利です。
10分ほどでこんな感じです。
先ほどまでは表面がサビでバリバリに剥がれていましたが、ツルっとなめらかな質感になりました。
サンドペーパーでは届かないような場所や力が入りにくいような場所も、マルチルーターなら楽勝。しつこいサビも簡単に除去することができました。
仕上げはクリア塗装
おおまかなサビは取れましたが、このまま放置すると再び同じようにサビが浮いてしまいます。バイク用品店で尋ねたところ、コンパウンドで磨いてクリア塗装をすることで、今後もキレイなマフラーを保てるということでした。
布にコンパウンドを付け、磨いていきます。繰り返すうちにマフラーの表面が整い、少しずつ鏡のようになってきました。
残るは砂みたいなサイズの小さいサビのみ。あともう少し!磨き始めて気が付いたのは、この作業にはかなり時間がかかるということ。2時間以上磨き続けていたかもしれません。
満足できるぐらいにキレイになったら、脱脂をします。脱脂とは、表面に付いている油分を除去する作業。塗装を長持ちさせるためには必須なのだそうです。最後の仕上げにクリア塗料をかけます。
表面を覆って保護し、ツヤツヤな質感を保ってくれるのだそうです。走行中のマフラーは高温になるため、耐熱タイプを用意しました。
慎重に、薄く丁寧に塗り重ねていきます。…が、均一にするのはなかなか難しい!どうしてもムラが出てしまいます。以前YouTubeで塗装会社の作業動画を見たことを思い出し、離れたところからフワッとかけるとうまくできたような気がしました。
──ということで、今回の作業は以上! なかなか満足できる仕上がりになりました。
USBマルチルーター、思っていた以上に便利でした。なによりUSB電源で気軽に使えるのに、しっかりパワフルなのが良かったです。
これなら電動工具を使ったことがない人でも簡単に使うことができるはず。なんていったって今回、私自身も初めてのルーターだったのだから。使いやすさは保証しますよ!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.