数年前からアメリカでは液体窒素を注入したニトロ飲料がブーム。クリーミーな泡が特徴で、ビールやコーヒーで次々とニトロ入り飲料が発売される中、ついにニトロ入りコーラがペプシからアメリカで新登場!
ペプシの新商品「ニトロペプシ」
アメリカでコカ・コーラとともに人気を二分する「ペプシ・コーラ」。オリジナルのコーラのほかにも、「ペプシ・ワイルドチェリー」や「ペプシマンゴ」など少し変わったフレーバーも人気があり、アメリカでは「コカ・コーラ派とペプシ派」で分かれ、レストランでは両ブランドのコーラを揃えているほど。
そんなペプシより、3月に新しくニトロ入りコーラが新登場した。アメリカでは近年ニトロ飲料ブームだが、満を持してコーラにも導入。ニトリ入りテイストのコーラはコカ・コーラでも販売しておらず、コーラ好きの間で発売前より話題になっていた。
発売された「ニトロペプシ」の種類は2つ。ひとつはフレーバーなしの「ニトロペプシ」。そしてもうひとつは「ニトロペプシ バニラドラフトコーラ」で、カロリーは両方ともに230カロリー(404ml)。オリジナルのペプシ・コーラが355mlで150カロリーなので、オリジナルより多少カロリーが高めになる。
おいしく飲むコツは注ぎ方
早速発売された「ニトロペプシ」を購入して、実際飲んでみることに。
通常、コーラは缶からそのまま飲むことが多いが、このニトロ入りにコーラは、グラスに注いで飲むことを推奨。そして、その注ぎ方もできるだけハードに注いで泡立出るようにと書かれている。
指示通り、ニトロペプシをキンキンに冷やして、グラスに注いでみると・・・。
確かに、通常のコーラーよりも、きめ細かいマイルドな泡が上面部分に層をなし、まるで黒ビールのようだ。
味は普通のコーラーより炭酸は抑えめ。シュワシュワ感は強くなく、口当たりがよく上品な感じ。缶のデザインもカジュアル感は出さず、高級感があり、通常のコーラと別のターゲット層を狙っているようだ。
家で喫茶店のようなコーラ・フロートが楽しめる
ペプシのホームページには、「ニトロペプシ」を使用したレシピが紹介されており、ニトロペプシ単体で飲むことはもちろん、カクテルやジュースにアレンジできる点も魅力のひとつ。
筆者が一押しなのが、ニトロペプシにアイスクリームを乗せ、「コーラ・フロート」にするアレンジだ。
オリジナルのコーラにアイスクリームを乗せると沈んでしまうことがあるが、ニトロ入りのコーラでは泡がきめ細かく、層になっているためアイスクリームが乗りやすく、しかも、ニトロコーラのマイルドな泡とアイスクリームの相性は抜群!家でも簡単に喫茶店で飲むようなコーラ・フロートを作ることができる。
コーラ・フロートのほかにも、ホームページにはエスプレッソをニトロペプシにいれる「ドラフト・エスプレッソ・モクテル」や、チェリーとライムジュースをニトロコーラに混ぜる「ニトロペプシ・チェリーバニラ」などのレシピが公開されている。
これらはノンアルコールカクテルだが、「マリブコーク」や「ディーゼル」などコーラを使うカクテルに使用しても、また違った味が楽しめそうだ。
世界的に広がるか、どうか?
本国アメリカで発売されたばかりの商品のため、まだ日本で発売されるかどうかは未定だが、炭酸があまり得意ではない人でも飲みやすく、リラックスしたいときに飲みたくなる味だ。
ただし、炭酸好きの筆者の夫は「シュワシュワ感が少ない!」とぼやいていたため、根っからの炭酸好きには、少しシュワシュワ感が物足りないのかもしれない。
アメリカでは大手スーパーで販売されており、入手困難ではないので、コロナ後の旅行でアメリカに来る際は、日本未発売のニトロ入りコーラを味わってみてはいかがだろうか。
文/舟津カナ
編集/inox.