遅刻癖がある人への対処法
遅刻癖は、本人に直したい気持ちがない限り、簡単には直りません。中には、時間通りに行動したいのにどうしてもできず、悩んでいる人もいます。
「遅刻癖さえなければよい人なのに」と感じ、付き合いを継続したい場合もあるでしょう。遅刻癖がある人に対処する方法を紹介します。
約束の時間前に連絡を入れる
相手に遅刻癖があると分かっている場合、約束の時間前に何度かに分けて連絡を入れましょう。『起きる時間』『出発時間』『到着予定時間』というように、小まめに連絡を入れて状況を報告してもらいます。
起きる時間に連絡を入れて返事がないときは、寝過ごしているということです。自分も時間のことをあまり気にせず、ゆっくりと支度をするとよいかもしれません。
出発時間になっても連絡が取れない場合、ほかの計画に切り替えることもできます。何度も連絡を入れるのは大変なので、どうしても時間通りに来てもらわなければならないときなどに、実践するとよいでしょう。
遅刻を前提に行動する
遅刻癖がある人と待ち合わせをする際は、相手が遅刻することを前提に行動しましょう。待つことが苦ではなくなる場所を待ち合わせ場所に選び、『遅れると予定が狂うような計画は立てないこと』がポイントです。
暑さや寒さが厳しい時期は、屋内を待ち合わせ場所にするとよいでしょう。書店やカフェなど、自分好みの場所を指定すると退屈せずに過ごせます。
買い物や銀行へ行く用事など、個人的な予定を終わらせられそうな場所を選んでも構いません。待ち時間が苦にならないように、待っている間にやることを決めておくとイライラせずに済むはずです。
段階的にペナルティーを与える
遅刻癖がある人は、自分で何が悪いのか分かっていないことが多く、注意してもなかなか直りません。本人に全く悪気がなく、簡単に許してもらえると考えているケースもあります。
会社員の場合、遅刻3回につき1欠勤というように『ペナルティー』が設けられていることが少なくありません。給料や査定に響くとなれば、誰でも少しは注意しようと考えるものです。
この心理を利用して、約束に遅れたときはペナルティーを与えてみましょう。最初から重すぎる内容にすると、ペナルティーが嫌だから行かないという行動を取る恐れがあるので、段階的に決めるのがポイントです。
『15分以上遅刻したらお茶をおごる』『30分以上遅れたら食事をおごる』など、実現できそうな範囲でペナルティーを考えましょう。相手の同意が必要ですが、損したくないから遅刻するタイプなら効果が期待できます。
遅刻癖の直し方
また、自分の遅刻癖に悩んでいる人もいることでしょう。そんな時はこれらの行動を試してみてください。
いつも使う時計を5~10分早めておく
故意に時計の時間を変えてしまうのも手です。それがリアルな時間だと思い込むだけで、あなたの行動は時計を進めた分巻きで流れていくわけです。
いつも自分が遅刻をしてしまう時間の分だけ、進めておくのもいいでしょう。
遅刻貯金をする
前述した「段階的にペナルティーを与える」という対処法と同様です。
自分に罰金(貯金)という形でペナルティーを課してみましょう。少額からはじめてそれでも遅刻が直らないなら、貯金の額を増やしたり、その貯金を寄付することにしたり、負担を大きくすると効果的かもしれません。
構成/編集部