スマホで簡単に振り込みや残高照会などができるとして支持されるインターネットバンキング及びネット銀行。楽天銀行、ゆうちょダイレクト、三菱UFJダイレクトなど様々な銀行がある中で、もっとも人気の高い銀行はどこになるのだろうか?
MMD研究所がこのほど、スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女672人を対象に2022年3月3日~3月4日の期間で「銀行(インターネットバンキング)とネット銀行に関する調査」を実施したので、その結果を紹介しよう。
銀行(インターネットバンキング)、ネット銀行利用者の79.7%が「銀行口座を使い分けている」
スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女672人を対象に、現在口座を持っている銀行(インターネットバンキング)、ネット銀行で現在利用しているものを聞いたところ(複数回答可)、「ゆうちょ銀行などその他の銀行」が54.5%と最も多く、次いで「地方銀行」が45.1%、「都市銀行」と「ネット銀行」が41.2%となった。
次に、前問で現在利用している銀行口座があると回答した575人を対象に、銀行口座を用途に応じて使い分けしているかを聞いたところ、79.7%が「銀行口座を使い分けている」と回答した。
続いて、銀行口座を使い分けていると回答した458人を対象に、銀行口座を複数所有している理由を聞いたところ(複数回答可)、メインバンクでは「給与・年金などの振込」が53.5%と最も多く、次いで「クレジットカードの引き落とし」が42.8%、「生活費」が41.9%となった。
一方、サブバンクでは「貯蓄」が32.3%と最も多く、次いで「緊急時・いざという時のため」が18.1%、「クレジットカードの引き落とし」が16.4%となりメインとサブでそれぞれ目的が異なることがわかった。
利用している銀行(インターネットバンキング)・ネット銀行の1位は「ゆうちょ銀行」
銀行(インターネットバンキング)、ネット銀行で口座を持っていると回答した575人を対象に、利用している銀行(インターネットバンキング)・ネット銀行について聞いたところ(複数回答可)、「ゆうちょダイレクト(ゆうちょ銀行)」が32.7%と最も多く、次いで「楽天銀行」31.5%、「地方銀行」が27.7%となった。
これを4キャリア別で見ると、docomo(n=140)、au(n=111)、 SoftBank(n=91)が「ゆうちょダイレクト(ゆうちょ銀行)」、楽天モバイル(n=56)が「楽天銀行」が最多の回答となった。
続いて、メインで利用している銀行について聞いたところ、「地方銀行」が19.7%と最も多く、次いで「楽天銀行」が15.0%、「ゆうちょダイレクト(ゆうちょ銀行)」が12.9%となった。
メインバンクを利用している理由の1位は「昔から利用していたから」
銀行口座を用途に応じて使い分けている458人を対象に、メインバンクを利用している理由を聞いたところ(複数回答可)、「昔から利用していたから」が29.0%と最も多く、次いで「生活圏内に利用できるATMがあるから」が24.5%、「安心・信用できるから」が19.7%となった。
2021年以降のメインバンクの変更、「変更していない」が92.6%
銀行口座を用途に応じて使い分けている458人を対象に、2021年以降のメインバンクを変更したかを聞いたところ、「変更した」が7.4%、「変更していない」が92.6%となった。
変更したと回答した34人を対象に、メインバンクを変更した理由を聞いたところ、「ネットでやりくりできるから」が32.4%と最も多く、次いで「金利が低いから」が20.6%、「証券会社との連携機能があるから」が17.6%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
調査期間:2022年3月3日~3月4日
有効回答:672人
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォン所有する18歳~69歳の男女
設問数 :9問
出典元:MMDLabo株式会社
構成/こじへい