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養老孟司氏を代表理事に迎えて発足した一般社団法人メタバース推進協議会、設立の目的は?

2022.04.23

一般社団法人メタバース推進協議会が発足

今、世界中から大きな注目を集めているメタバース。メタバースとは、メタ(meta=超越した)とユニバース(universe=宇宙)の2単語を組み合わせた造語のことで、現実世界に体がありながらも、ネットの仮想空間で利用者が自由に行動できる空間だ。

ブルームバーグによると、2024年のメタバースは約90兆円規模の市場にまで上ると予測されており、概念的に取り上げられていた段階から徐々に進み始め、具体的なコンテンツや技術要素が整備されつつある。

ただ、一方で法整備やガイドライン、ルールメイクなどが追いついていないともいわれており、乱立したメタバース空間では課題も多く取り残されているのが現状だ。

そんな中、2022年3月末、一般社団法人メタバース推進協議会が新たに発足された。代表理事には「バカの壁」でおなじみの東京大学名誉教授・養老孟司氏を迎えたほか、大阪観光局 理事長・溝畑宏氏や元衆議院議員・木内孝胤氏が常任理事を務め、特別顧問には日本ウッドデザイン協会会長・隈研吾氏、東京大学名誉教授・廣瀬通孝氏が務める。監事には、元三菱UFJ銀行代表取締役専務で株式会社バンカーズ・ホールディングス会長の長田忠千代氏が就任した。

メタバース推進協議会は、メタバース空間内での生活文化・コミュニティの形成、ビジネスの普及・促進のためのルールメイク(ガイドライン整備、ルールメイキング戦略、標準化)を目的として設立。今後、参画企業・団体・自治体個人で市場動向の把握などから着手し、本活動を推進していくという。

勉強会や講演会、セミナー等のイベント企画のほか、メタバース空間内のビジネス、デジタル通貨、デジタル資産、法律の在り方に関わる研究および成果等の広報、政策提言も行なっていくとのことで、メタバースに関連する環境整備の加速化が期待される。

ちなみにメタバース推進協議会では、趣旨に賛同する企業、団体、自治体、個人を業界横断で募集しているとのことで、興味のある方は一度、問い合わせてみてはいかがだろうか。

代表理事

・養老孟司(東京大学医学部卒。医学者、解剖学者。東京大学名誉教授。日本ニュース時事能力検定協会名誉会長。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は450万部を記録し、2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。

常任理事

・溝畑宏(東京大学法学部卒。自治省(現:総務省)入省。2002年大分県企画文化部長。2004年(株)大分フットボールクラブ代表取締役。2010年国土交通省観光庁長官。2012年内閣官房参与、大阪府特別顧問、京都府参与。2015年大阪観光局理事長(大阪観光局長)。大阪府市都市魅力戦略推進会議委員。2017年大阪府・大阪市IR推進会議座長。大阪・関西スポーツツーリズム&MICE推進協議会会長。大阪MICE戦略検討会議委員。)

・木内孝胤(慶應義塾大学経済学部卒。衆議院議員(2期)。東京三菱銀行(ロンドン支店、営業本部等)、メリルリンチ日本証券(投資銀行部マネージング・ディレクター)にて勤務。2009年衆議院議員選挙で当選し、衆議院外務委員会理事、衆議院財務金融委員会、衆議院沖縄・北方問題特別委員会。2014年衆議院議員選挙で当選(2期目)し、衆議院財務金融委員会理事、衆議院原子力問題調査特別委員会理事、NC財務副大臣、党国際局局長、党幹事長代理を歴任。)

特別顧問

・隈研吾(1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、東京大学特別教授・名誉教授。一般社団法人日本ウッドデザイン協会会長。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。 1997年「森舞台 /登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞、2009年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2010 年「根津美術館」で毎日芸術賞、2019年紫綬褒章、2021年米TIME誌「世界で最も影響力のある100人」、その他 国内外からの受賞多数。国立競技場の設計にも携わる。)
Photo (c) J.C. Carbonne

・廣瀬通孝(東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。バーチャルリアリティ研究の第一人者。東京大学大学院工学系研究科教授、東京大学先端科学技術研究センター教授、東京大学大学院情報理工学系研究科教授、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター長を経て、2020年より東京大学名誉教授。2010年日本バーチャルリアリティ学会会長、日本機械学会フェロー、産業技術総合研究所研究コーディネータ、情報通信究機構プログラムコーディネータ等を歴任。1995年に東京テクノ・フォーラムゴールド・メダル賞、2004年に共著「シミュレーションの思想(東京大学出版会)」で大川出版賞を受賞。)

監事

・長田忠千代(早稲田大学政治経済学部卒。慶応ビジネススクール卒(MBA)。1980年三菱銀行入行後、三菱証券(現:三菱UFJMS証券)にて企業部長、公開引受部長を歴任。銀行帰任後、中小企業部長、法人部長を歴任。2006年株式会社三菱東京UFJ銀行執行役員、2010年株式会社三菱東京UFJ銀行常務執行役員、2012年株式会社三菱東京UFJ銀行代表取締役専務を経て退任。現在、株式会社バンカーズ・ホールディング代表取締役会長。中小・ベンチャー業への経営支援をライフワークとする。)

一般社団法人 メタバース推進協議会概要

<名称> 一般社団法人 メタバース推進協議会
<設立> 2022年3月末日(※2021年12月より任意団体として活動)
<所在地>〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3番33号プリンス通りビル2階
<目的>
メタバース空間内の生活文化活動・ビジネス活動に関する業界横断の意見交換を実施し、メタバースの利用促進と政策提言

HP https://jmpc.jp/

文・構成/小櫃謙

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