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天候に由来することわざ「嵐の前の静けさ」の意味と正しい使い方

2022.05.10

『嵐の前の静けさ』という言葉の正確な意味を知っていますか?ぼんやりとしたイメージは分かっても、言葉で説明できる人は少ないことでしょう。『嵐の前の静けさ』の意味や使い方を、例文を用いて解説します。似た意味の言葉も見ていきましょう。

「嵐の前の静けさ」の意味や由来

『嵐の前の静けさ』は天候に由来することわざです。まずは、正確な意味や由来について見ていきましょう。

悪いことが起きる予感を表すことわざ

『嵐の前の静けさ』という言葉は、悪いことが起きる予感を表すことわざです。

ことわざは、先人の知恵や教訓などを短い言葉で表現したものと考えられています。『嵐』と『静けさ』の、正反対ともいえる言葉が使われているのには、「今は静かであってもいずれ嵐がくるかもしれないので、油断してはならない」という先人からの教訓が詰まっているといえるでしょう。

同じく天候に由来した言葉に『台風一過』がありますが、意味は全く異なります。『台風一過』は、台風が過ぎ去った後に空がカラッと晴れる様子を表しています。台風は過ぎ去ったわけですから、再び嵐に襲われることはないでしょう。

対して『嵐の前の静けさ』は、これからやってくるであろう嵐を前に、不安や恐怖心を強めている様子を表しているのです。

暴風雨になる前の静かな状態が由来

『嵐の前の静けさ』は、暴風雨に襲われる前にピタリと辺りが静かになる天候に由来しています。静けさの後には暴風雨が吹き荒れるでしょう。

これまでに、事件やよからぬ出来事が起こる前に「何か嫌な予感がする」と胸騒ぎがした経験がある人は少なくないのではないでしょうか?

『嵐の前の静けさ』は、大嵐の前に辺りが一時的に静かになる天候の様子を、悪いことが起きる予感に例えたことわざなのです。

「嵐の前の静けさ」を使うシーンと例文

(出典) photo-ac.com

『嵐の前の静けさ』は、日常のどのような場面で使われるのでしょうか?よく使われるシーンと使い方を例文で確認しましょう。

人が怒る前兆として使う

多くの場合、『嵐の前の静けさ』という言葉は、人が怒る前兆として使われます。

いつもはイライラしている母親が信じられないぐらい穏やかに笑っているのを見て、父親がポツリとつぶやく「これは、間違いなく嵐の前の静けさだな」という言葉には、どことなく戸惑いと恐怖が表れているでしょう。

このように、人が怒る前兆を表す言葉として『嵐の前の静けさ』が使われます。

【例文】

  • 不穏な空気は、まるで嵐の前の静けさのようだ
  • 短気な上司がいつもより優しかったのは、嵐の前の静けさに違いない

また、近いうちにやってくる嵐にそなえて、「油断しないようにしよう」と自分に注意を促している言葉だとも考えられるでしょう。

過去の回想で用いられることも

過去の出来事を振り返るタイミングで、『嵐の前の静けさ』という言葉が使われるケースもあります。

うっすらと気付いていた出来事が、後になって確信に変わるケースは少なくないでしょう。『嵐の前の静けさ』は、「今思うと、あれは悪い出来事の前兆だった」と過去を振り返るときにも使われます。

【例文】

  • 今思うと、彼女からの連絡が途絶えたのは嵐の前の静けさだったのだ
  • まさか、こんな事件が起こるとは。あれはまさに嵐の前の静けさに過ぎなかったのだ

「嵐の前の静けさ」を言い換えると?

(出典) photo-ac.com

『嵐の前の静けさ』の言い換え表現を知っておくと、使えるシーンがさらに増えるでしょう。三つの言い換え表現と例文を、それぞれ紹介します。

不気味な静寂

『不気味な静寂』には「やたらと静かで気味が悪い」という意味があります。静かなのは悪いことではありせんが、『不気味な』が付くと一気にマイナスな印象になります。

【例文】
・不気味な静寂が、今にも破裂しそうに感じる
・辺りは、不気味なほどに静まり返っている

「今は静かであっても、きっと何かよからぬことが起きるに違いない」という一抹の不安を『不気味な静寂』という言葉で表現しているのです。

不穏な空気

「いつもとは違う様子」や「何か好ましくないことが起こりそうな雰囲気」を察知したときに、『不穏な空気』という言葉が使われます。

【例文】
・彼の一言で、現場は一気に不穏な空気に包まれた
・以前から2人の間にはどこか不穏な空気がただよっていた

『不穏な』という言葉には、『状況が穏やかではない・険悪』という意味があります。穏やかではない空気は、良くないことが起きそうだという予感につながるでしょう。

悪い予感がするという意味で、『嵐の前の静けさ』と言い換えることができます。

虫が知らせる

理由をうまく説明できないが、「何か悪いことが起こりそうな予感がする」ときに『虫が知らせる』という言葉を使うケースもあります。

相手に何か悪いことが起こりそうな予感がして電話をしてみたら、案の定寝込んでいたり、事故に遭っていたりしたという経験をした人もいるのではないでしょうか?

【例文】
・虫の知らせで祖母に電話をしてみたら、ケガをしていた
・飛行機で行く予定だったが、虫が知らせるので新幹線に変更した

ここで使う『虫』は、トンボやテントウムシなどの昆虫ではありません。『腹の虫がおさまらない(怒りが抑えきれない)』『虫の居所が悪い(機嫌が悪い)』などでも使われる、人間の体や心に影響を与えると考えられているものを指しています。

構成/編集部

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