2007年にiPhone、2008年にAndroidが発売されて以来、瞬く間に日本国内において普及したスマホ。かつては若い世代の必携品だったが、時を経て、今ではシニア層にとっても不可欠なアイテムとなりつつあることがこのほど、NTTドコモ・モバイル社会研究所による60・70代を対象とした「シニアのスマホ所有率に関する調査」の結果から明らかになった。
スマホ所有率〜60代は91%、70代も70%に上昇
シニアのスマホ所有率は上昇傾向が続いている。60代は前年比+11ポイント上昇した。その分フィーチャーフォン所有率が減り、9%となった(図1)。
図1.60代のスマホ・ケータイ所有状況
また、70代もスマホ所有率も向上し、7割に達した。フィーチャーフォン所有率は4ポイント減少し、22%となった。また、スマホ・ケータイを所有していない人は9%だった。
図2.70代のスマホ・ケータイ所有状況
スマホ所有期間〜60代は5年以上が6割を超える一方で70代は分かれる
スマホ所有時期の回答結果を見ると、60代は5年以上前から所有している人が6割を超えている。70代は2年未満が2割弱いる一方、7年以上も2割強いて、所有期間は分かれている状況だ(図3)。
図3.シニアのスマホ所有期間
<調査概要>
調査方法:訪問留置調査
調査対象:関東1都6県・60~79歳男女
有効回答数:709
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年1月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい