めちゃくちゃカッコいい!オフロードもパワフルに走破するパナソニックのスポーツe-Bike最新モデル「XEALT M5」
2022.04.14年々拡大を続けている日本国内の電動アシスト自転車市場。そこに新たなプレイヤーが登場しました。
それは、パナソニックのスポーツeバイクの新ブランド「XEALT(ゼオルト)」です。
そして、2022年4月8日には、「XEALT(ゼオルト)M5」が発売開始。日本人の体型を考慮したこの新型スポーツeバイクの魅力を探ってみました。
3割もの人が購入した自転車のサイズが大きいと感じている
スポーツタイプの自転車を購入する時、多くのユーザーはデザインやブランド、価格などを気にすると同時に、サイズを気にして買うことが多いようです。
パナソニックの調べによると、自転車を購入する際に重視することとして、23%の人はサイズを挙げています。
しかし、実際に今持っている自転車のサイズが自分に合っているかという調査では、27%の人が「やや大きい」「大き過ぎる」と感じているのです。
様々なフィールドを気兼ねなく遊び尽くすには、〝扱いやすさ〟がとても重要になってきます。そこで「XEALT(ゼオルト)M5」は、適応慎重が157〜170cmの方用に〝360サイズ〟を用意。さらに、170〜183cmの方用に〝420サイズ〟を用意しました。
高トルクモーター「GXドライブユニット」がオフロードでもパワフルな走りを実現
日本のユーザーにも取り扱いやすいサイズが用意された「XEALT(ゼオルト)M5」。気になるドライブユニットはどのようになっているのでしょうか?
「XEALT(ゼオルト)M5」は、欧州で抜群の評価を得た「GXドライブユニット」を、国内向けモデルとしては初搭載しました。最大トルク90Nmとダイナミックでパワフルな走りを実現し、日本向けにチューニングされ、洗練された走りを約束してくれます。
組み合わせたバッテリーは36V-13Ahの大容量リチウムイオンバッテリー。そのため、HIGHモードでは約73km、ECOモードでは実に約135kmもの走行を可能としました。
さらに、「XEALT(ゼオルト)M5」は、ダウンチューブと一体化したスタイリングにより、バッテリーを搭載したスポーツeバイクには見えないスマートさも自慢です。
また、急な下り坂や乗り降りの時に扱いやすいよう、サドルの高さを調整できるドロッパーシートポストを装備しているのも見逃せません。
Bluetoothでアプリと連動し、ナビやアシストパワー、ケイデンスなどを表示
もちろん、今どきのスポーツeバイクなので、デジタルアイテムとの親和性も高くなっています。
「XEALT(ゼオルト)M5」は視認性の高いカラー液晶ディスプレイを搭載し、Bluetooth接続でスマホ用のアプリと連動。簡易的なナビゲーションを表示したり、距離、アシストパワー、ケイデンスといったライディングのための様々なインフォメーションを表示してくれます。
「GXドライブユニット」のチューニングが絶妙で、シャープな乗り味を実現
実際に「XEALT(ゼオルト)M5」を試乗してみたので、そちらの感想をお伝えします。
筆者は身長が175cm、体重が70kg前後なので、〝420サイズ〟がジャストフィットしました。
舗装された試乗コースにはスラロームが用意されており、電動アシストの力の出具合を確認してみたのですが、カーブを曲がり直線に入るところでペダルに力を込めると、瞬時にモーターによるアシストが始まり、タイムラグを感じさせずにグイグイと力強く加速できます。
もちろん、いきなり急なトルクがかかるとバランスを崩しかねないのですが、「GXドライブユニット」のチューニングが絶妙で、パワフルでいながらしっとりとした加速を実現します。これは、悪路での走行時も不安感が少ないはず。高トルクのドライブユニットだからこそ、立ち上がりのトルク調整の幅に余裕を持たせられるのだと感心しました。
フロントサスペンションフォークのトラベルが150mmありますが、剛性感が高く、カーブへややスピード高めに突っ込んでも不安感は少ないです。完成車両重量が〝420サイズ〟だと25.5kgですが、加速性能、コーナリング性能共に、重さを意識させない洗練された走りが印象的でした。
扱いやすくて乗りやすく、しかもパワフルな「XEALT(ゼオルト)M5」
扱いやすいサイズで乗りやすく、パワフルな「GXドライブユニット」を搭載した「XEALT(ゼオルト)M5」は、スポーツeバイクの初心者からベテランを問わず、多くの方がその走りを楽しめるモデルに仕上がっていました。
電動アシストを駆使すれば、今まではたどり着くことを諦めていた場所まで、自分を運んでくれるはずです。もちろん、通勤や通学にも実力発揮は間違いなし。平日から週末までスポーツeバイクの魅力を心ゆくまで楽しめる、そんな素敵な電動アシスト自転車なのです。
取材・文/中馬幹弘