男性の清潔感を左右するポイントは「におい」だった?!
4月は出会いの季節。初めての人に会う機会が増えるこの季節、これまで以上に身だしなみを意識する人が多いのではないだろうか。
大正製薬が2022年2月、20~50代の男女を対象に行った「身だしなみに関する調査」によると、「第一印象で異性(男性)のどこに目が行きますか」の問いに対し、「清潔感」と回答した女性は6割以上となっており、第一印象において「清潔感」を気にかけている人が多いことがわかった。
〈2022年大正製薬リアップ調べ〉20~59歳女性423人に行なった「身だしなみに関するアンケート」調査
また、同調査の「男性の清潔感や印象を左右するポイントは?」という問いに対して、男女ともに1位が「におい」、2位が「服装」、3位が「髪」という結果となったが、「におい」と「髪」については男女で10%以上の差があり、男女でギャップがあることがわかった。
〈2022年大正製薬リアップ調べ〉20~59歳女性423人に行なった「身だしなみに関するアンケート」調査
〈2022年大正製薬リアップ調べ〉20~59歳男性426人に行なった「身だしなみに関するアンケート」調査
なお、「におい」と「髪」のケア方法を中心に男性向けトータルヘアケアブランド「リアップ」を提供している大正製薬研究員によると、頭皮の「におい」には、頭皮の皮脂や汗が大きく関わっているとのこと。においを抑えるためには、毎日の洗髪が大切になるが、間違った頭皮ケアや生活習慣によって頭皮が臭くなる場合もあるので、大正製薬研究員による下記の「見直したいアクション」を参考にしてみては?
大正製薬研究員が指摘する〝見直したいアクション〟
<ワックスをつけたまま寝てしまう>
「ワックス(スタイリング剤)の原料は油分が多く、寝ている間に毛穴が詰まる原因になります。また、スタイリングに付着したゴミやほこり、雑菌などが頭皮に悪影響を与える可能性もあるので注意が必要です」
<洗髪の後、自然乾燥>
「生乾きの状態は菌の温床となる可能性があるため、髪の毛が短いから自然乾燥に任せている人は特に注意が必要です。また濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、髪内部の水分が抜け、パサつきの原因にも。お風呂上りは自然乾燥せずに熱すぎない風で手早く乾かしましょう」
<食習慣>
「脂っぽいものを食べると皮脂の分泌が増え、肉食中心の食生活を送っていると、悪臭の原因物質が体内にたまり、体臭や皮脂臭につながると言われています。そのため、食生活では過剰な糖分・脂質をとらず、亜鉛・たんぱく質・ビタミンを多くとることが大切となります」
<睡眠>
「睡眠も頭皮の健康に深くかかわっています。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、成長ホルモンが頭皮や毛髪を健康的に保っています。睡眠不足は、成長ホルモンの分泌が少なくなり、血行不良やストレスで頭皮の健康状態が悪化します」
<誤ったシャンプー方法>
「頭皮に残ったシャンプーやコンディショナーが毛穴につまることで老廃物となり、においの原因になってしまいます。特にコンディショナーはできるだけ頭皮につかないようになじませながらしっかりと洗い流すことを心がけましょう。洗い流す時間は、髪の長さによっても変わりますが、2~3分が目安だと言われています。
また、頭皮が脂っぽいからといって、1日に何度もシャンプーすることは、頭皮環境を整える皮脂や常在菌が減り、頭皮の乾燥につながってしまう可能性があるため逆効果になります。逆に皮脂が少なめの人は、シャンプーを2日に1回にするなど洗う頻度を減らすこともおすすめです。
頭皮にもタイプがあるため、現在使用しているシャンプーが頭皮の状況と合っているか見直すことも大切です。シャンプーを見直すだけでも頭皮環境は改善され、においの悩みを軽減することに繋がります」
関連情報
https://www.taisho.co.jp/
構成/立原尚子