【Check 1】1つのアプリの全画面表示の見え方は?
横の表示領域もしっかりカバー
縦方向いっぱいに文字情報を表示
〝Flip〟を開いた際の横幅は一般的なスマホと同じで、縦方向の情報量が多い。対する〝Fold〟の場合、アプリによってはやや間延びした表示になることも。画面サイズに最適化されていると〝2ペイン表示〟ができるなど、使い勝手はタブレットに近い。ブラウザー表示はPCに近い〝Fold〟のほうが閲覧しやすい。
【Check 2】1つのアプリのフレックスモードの見え方は?
横向きなので映像を見やすい
概要欄の情報量が多い
どちらも折り曲げ途中のまま使えるフレックスモードに対応。〝Flip〟は、縦長の画面を2分割した形になり、下側に操作パネルなどが表示される。〝Fold〟は端末を横向きの際にフレックスモードへ移行し、横長の画面を上下に分けて表示。端末の向きを変える手間はかかるが、情報量は〝Fold〟のほうが多い。
【Check 3】複数アプリのマルチウインドウの見え方は?
複数のアプリを一度に利用できる
縦長の表示を上下に並べられる
〝Flip〟は縦長の画面を生かし、別々のアプリを上下に分割表示できる。一方〝Fold〟は画面の広さを生かした3分割表示に対応するうえ、ポップアップのウインドウも表示可能。PCのように複数のアプリを同時に使いやすい。個々の表示サイズも大きく、マルチウインドウの使い勝手は〝Fold〟に軍配が上がる。
【Check 4】カバーディスプレイで確認できることは?
約6.2インチもありメイン画面感覚で使える
閉じた状態でも補助的な操作を行なえる
〝Fold〟のカバーディスプレイは6.2インチで、一般的なスマホと同じように使える。しかし横幅が狭く、小さなキーは押しづらい。対する〝Flip〟のそれは1.9インチと小さく、表示できる情報も通知や音楽プレーヤー、カメラなどに限定される。閉じたまま、一部機能を片手で操作するための画面といえるだろう。
取材・文/石野純也
※各機種の価格や国内未展開機種の仕様などの情報は2022年2月末時点のもの。