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植物でスマホの充電ができる!?ボタニカルブランド「BOTANIST」が取り組むサステイナブルな次世代エネルギー開発

2022.04.11

土に電極を挿すだけで電力を発生させる「植物発電」

植物学者を意味する「BOTANIST」は、植物の力を活かしたヘアケア、ボディーケア商品を展開しているボタニカルライフスタイルブランドだ。

同ブランドでは植物の持つ無限の力を知ってもらいたいと想いから、植物にまつわるさまざまな事柄をフィーチャーする「BOTANICAL REPORT」という取り組みをスタート。その第一弾がZeroBase神宮前で4月11日(月)まで開催されている「CHARGING SPOT BOTANIST」で、日本初となる植物でスマートフォンを充電する「植物発電」が体験できる無料イベントだ。

「BOTANISTは累計1億本を超えるブランドですが、ブランド名は知っていても購入したことのない方も多く、ボタニカルシャンプーは髪には優しいけれど、仕上がりはあまり期待できないのではないかというお声も多く寄せられていました。

BOTANISTが信じる植物には実は驚くような力があることをお伝えしたいと、身近に体験いただける植物発電によるスマートフォンの充電に着目しました。植物の力を知っていただくきっかけになればと考えています」(I-ne ブランドマネージャー 小林麻美さん)

本イベントでは、ニソールとグリーンディスプレイが共同開発した植物発電システムを使ってスマートフォン充電スポット(iPhone、Android対応)を設置。植物発電の仕組みの説明や、植物発電を活用したスマホ充電を体験できる。

その他にも、美容の分野で植物の力を借りているBOTANISTが実施してきた、植物にまつわる取り組みの展示や、フォトスポット(下記画像)では鏡越しにセルフィー撮影も可能。髪質に合わせた1回分のBOTANISTシャンプー&トリートメントもプレゼントしている。

「植物発電」とは、電源が無くても、土に電極を挿すだけで電力を発生させることができる最先端の発電システム。植物は光合成で糖を作るが、土の中に排出された糖を、土の中にいる菌や微生物が食べることで生まれる電子を利用した発電方法だ。

土の中に木炭(+極)とマグネシウム板(-極)の板を埋め込むことで電極となり、発生した電子がマグネシウム板から木炭へ流れることで電気が発生する。

マグネシウム板はイオン化傾向により溶けてしまうため通常は長持ちしないが、酸化チタン入り樹脂コーティングすることで金属反応を抑えて長期使用を実現した。

土の中に埋められた電極に集めて24時間継続して発電でき、土壌が豊かで植物が元気に保たれている限り、時間や気候に関係なく半永久的に安定して発電ができる。木炭とマグネシウムがあれば、植物の種類は問わずに庭でも森でも発電でき、電気が通っていない山奥でも発電が可能だ。発電の過程で排出されるのは水のみで、環境負荷を与えない次世代のエネルギーとしても注目される。

鉢ひとつ分(30㎝×30㎝)で1V 25~50mAの発電量がある。さらにスペースを広げた場合、テニスコート5面分で20W、東京ドーム約2個分で200Wの発電が可能になる。肥料など環境によっては、2~10倍に発電量が変化することもあるのだという。

イベント会場の中央にある充電スポットの植物は5V 100~200mA/hの発電量で、約10時間かけてスマートフォンの100%充電が可能。

BOTANISTは2021年より、森林保全団体のmore treesと共同で北海道美幌町にて森づくりを開始、同年10月にはおよそ1000本のハンノキの植林を行った。白樺やハンノキといった広葉樹を中心としたBOTANISTの森でも、植物発電の試みを検討しているとのこと。こちらの取り組みにも注目していきたい。

【AJの読み】サステナブルな次世代型エネルギーに注目

「BOTANIST」のブランド名とミニマルなパッケージには見覚えのある人も多いと思う。今回のイベントは「植物と共に生きる」をコンセプトにしている同ブランドが、植物が有する機能や、植物の知られざる力を「植物発電」を通じて発信する場として開催した。

植物と植物にまつわる生態系のエネルギーを使った植物発電は、防犯灯、停電や災害時の非常用電力、農業用センサーなど、さまざまな活用方法が想定される未来のエネルギーツール。

本当に植物から電気が作れるの?と訝りつつも、ケーブルを挿し込んでスマホの充電マークがつくと思わず「おおっ!」となった。無料イベントなので、時間があればぜひ、サステナブルな次世代型エネルギーを体験してみてはいかがだろう。

BOTANISTはジェンダーフリー商品なので男性の愛用者も多く、イベント会場にはラインナップの一部を展示。抗菌作用で注目されるティーツリーを使った新商品の「ボタニカルフェイスウォッシュ バランスケア」(1100円)は、マスク生活で起きるマスクトラブルをケアする。肌タイプ別に3種類あり、顔の皮脂が多い男性にはオイルコントロールタイプがおすすめ。

オリーブスクワランを配合した「ボタニカルシャンプー モイスト」「ボタニカルトリートメント モイスト」(各1540円)は高い保湿力で髪の水分と油分のバランスを整える。「ボタニカルシャンプー スカルプクレンズ」「ボタニカルトリートメント スカルプクレンズ」(各1540円)は、地肌からすっきりと整えるので男性にもおすすめだ。

文/阿部純子

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