アイロボット・コーポレーションは、「iRobot Genius(アイロボット ジーニアス)ホームインテリジェンス」(以下、iRobot Genius)の大規模ソフトウェアアップデート(iRobot Genius 4.0)を開始した。
iRobot Geniusは、アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」のWi-Fi対応製品が対象で、どこ(Where)を、いつ(When)、どうやって(How)掃除するかを、使う人のライフスタイルに合わせて、全く新しい清掃体験を提供するOS。
今回のアップデートで追加される主な機能は以下の5点となる。
1)j7シリーズが衣類やタオルなどの障害物を認識して回避
対象モデル:ルンバ j7+/j7
「ルンバ j7+/j7」は、PrecisionVisionナビゲーションにより障害物を認識して回避しながら掃除するが、ペットの排泄物やコード類、スリッパなどに加え、今回のアップデートで新たに衣類やタオルの認識・回避が可能になる。
2)i3シリーズがスマートマップに対応
対象モデル:ルンバ i3+/i3
「ルンバ i3」シリーズでスマートマップを作成し、特定の部屋を掃除するように指示することができるようになる。
3)チャイルド&ペットロック機能を追加
対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェット m6
ロボット本体のCLEANボタンの無効化が可能になり、誤って本体のボタンが押されても、待機中のロボットは充電ステーションを離れず、動作中の場合は掃除を続ける。
4) Siriによる音声操作が可能に
対象モデル:全Wi-Fi対応機種
iRobot HomeアプリからSiriショートカットを追加すれば、Siriに話しかけるだけで掃除できるようになる。清掃開始、一時停止、再開、充電ステーションへの帰還を指示するフレーズを設定可能。
5)部屋やエリアごとに清掃モードの設定が可能に
対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェット m6
自宅のエリアごとに走行回数などの清掃モードを設定できるようになる。例えばブラーバ ジェット m6では、台所はジェットスプレーの水量を増やして念入りに、寝室は水分量や時間を節約してすばやく拭き掃除するよう設定することができる。
アップデートは6月末頃までを目途に順次行なわれるとのこと。なお、iRobot Geniusのすべての機能はiRobot Homeアプリを通して提供。アプリを使用するにはロボットがWi-Fiネットワークに接続している必要がある。
関連情報
https://www.irobot-jp.com/irobothomeapp.html
構成/立原尚子