2022年7月に10周年を迎える広島県アンテナショップの「ひろしまブランドショップTAU」が3月18日(土)にリニューアルオープンした。
今までと何が変わったのか、早速ご紹介しよう。
レモンイエローで統一
まずは外観。瀬戸内レモンをイメージさせるべく、新たにレモンイエローの庇テントを採用した。店内も同様に、壁掛けやポスター、レモン関連の商品など随所にレモンイエローが目立ち、とても明るいイメージになっている。
壁面には厳島図絵(いつくしまずえ)という、江戸時代の広島の観光や生活を表現した絵を現代風にアレンジしたイラストを配しているのもポイントだ。よくみるとかなりユニークなものもあるので、ぜひ注目していただきたい。
酒売り場を1階奥に移動
今回のリニューアルの目玉は、今まで2階にあった酒売場を1階に移したことだ。扱い本数などは変わっていないというが、日本酒は県内約30蔵ほどの銘柄を揃えている。常温、冷蔵、それぞれ四合瓶がメーンだ。
ほか、ワインやジンなども用意されている。
これまで奥まった場所にあった冷蔵・冷凍コーナーは拡充され、お好み焼きなど手軽に食べられる商品も増えている。
お好み焼きといえばソースも広島の立派なブランドであり、今年11月に100周年を迎えるオタフクのソースの品揃えはさすがのひと言! お好み焼きの世界ではナショナルブランドといっても、首都圏でここまで選べるところはまずないだろう。
イートインスペースでは角打ちも
入口すぐ右隣には、従来と同様のイートインがあり、昼はキング軒の汁なし担々麺や、瀬戸田のドルチェが手掛けるジェラート(夏期)などを中心に提供。
一方、夕方以降になると、酒売り場で扱う日本酒の角打ちコーナー(有料試飲)として利用できるようになった。
有料試飲は1杯300~400円。3杯飲み比べセットも用意し、日本酒なら5種類ほどの中から選ぶことを想定している。同時に、おつまみとして生牡蠣を出すことも検討中といい、日本酒以外のワインやジンの試飲も検討中とのこと。
人気商品ベスト5
ちなみに、最近の人気商品は
1位 はっさく大福
2位 生もみじまんじゅう(こし餡)
3位 うまいでがんす
4位 因島のはっさくぜりー
5位 瀬戸田のレモンケーキ
従来からの人気企画、首都圏でまだ知られていない商品、新商品、旬な商品を1ヶ月限定で毎月10種類ほどクローズアップする「発見!今月のお宝」コーナーも継続しているので、訪れる度に新たな発見があるだろう。
カープグッズの商品を拡充
酒売り場の移動により、2階も大幅にリニューアルした。中でも人気のカープやサンフレッチェの売場は装いも新たに拡充した。
そして、熊野筆のセレクトショップも9年ぶりに内装を全面リニューアル。書筆、画筆、化粧筆などが美しく並ぶ様は、見ているだけでため息が出てくるだろう。
工芸品・雑貨のアイテム数は2倍
ほか、神楽面や万年筆、牡蠣殻を利用した工芸品。県ゆかりの雑貨など、2階で扱うアイテム数はリニューアル前の2倍に増加した。
取材・文/西内義雄