60年代のハーフカメラを再現したレトロなフィルムカメラ
時代を遡ること1960年代。日本から発信されたオリンパスペンモデルに端を発し、ハーフフレームカメラは世界的な流行となっていく。
当時、カラーネガフィルムはとても高価なものでもあった。そこで、ハーフフレームを使用することで2倍の数の写真が撮れて、フィルムコストを削減できるハーフフレームカメラが経済的なカメラとして一挙に流行したのだ。
セブンシーズは、そんなレトロ感あふれるカメラを再現した「エスキュラスナップ35 ハーフ」の予約販売を応援購入サイト「makuake」にて2022年5月10日(火)まで実施しているので、詳細をお伝えしよう。
1960年代に流行した“ハーフカメラ”にインスパイア
ハーフフレームを使用することで2倍の数の写真が撮れるハーフフレームカメラ。「エスキュラスナップ35ハーフ」は、そのフォーマットを踏襲しながら、「組写真」という、新たに2枚1セットのプリントが楽しめる。というわけで、以下作例を見ていこう
写真の組み合わせ次第で、どんな写真ができるのかはお楽しみ。縦長のフォーマットのため、人物、建物、植物などはより一層魅力を引き出してくれる。
また、ハーフサイズなのでフィルムの枚数は通常の2倍の枚数撮影が可能。例えば、36枚撮りのフィルムで72枚。20枚撮りなら40枚といった具合だ。
私たちの生活で、忘れかけていた瞬間に立ち返る
過去のレトロカメラの哀愁を現代風に使いやすく伝えつづける香港のデザイン会社の手により、どんなシーンにも馴染みやすいブラックとブルーのカラーを採用。
市販のフィルムを挿入するだけで、すぐに撮影をはじめることができ、単4電池1本で暗闇でのフラッシュ撮影も可能になる。どんな被写体もきれいで鮮やかに撮れるようになった現代のデジタルカメラとは違い、純粋に撮影をする楽しみを思い出させてくれるだろう。
撮り直しがきかないからこそ、1枚の写真に込める思いを強くしたり、レバーを回したり、ガチャガチャ操作したり。たまに失敗しても、ハーフだからフィルム消費も1/2で済む。
そのシーンを想像するだけで思い出も倍になりそうだ。写真がネガで残る懐かしさを、もう一度味わってみてはいかがだろうか。
カラーフィルムもいいが、モノクロだからこそ魅せることのできる色の表現がある。エスキュラスナップ35ハーフの発売を記念して、Escura Ultra 400 B/W(エスキュラウルトラ400 モノクロネガ)もこの度新発売。
パンクロマチック(黒白フィルムの性質のこと)が増感されたモノクロネガフィルムで、度はISO 400/27 。高速、中コントラストフィルム、好ましくない光条件での撮影時に特に優れている。ほとんどの写真スタイルに対応する、信頼性の⾼いフィルムだ。
(左)35mm黒白フィルム撮影(右)35mm黒白フィルムネガ
カラーフィルムよりも前に登場したモノクロフィルムだからこそ、一昔前の印象を受けるが、カラーより色味が抑えられる分、物の形に注目が集まるので、巧みに表現することでメッセージの強い写真を撮るのに適している。
製品概要
光学レンズ:31mm F9
有効焦点距離:フォーカスフリー、1m
シャッタースピード:1/120秒
フィルム巻上・巻き戻し:手動
使用フィルム:135フィルム、ISO200/400
プリントサイズ:横18×横24mm
フラッシュ:内蔵フラッシュ
充電時間約15秒
使用電池(フラッシュ撮影のため):単四形アルカリ乾電池1本(別売)
ストラップ:リストストラップ1本付き
本体重量:122g
フィルム
35mm黒白フィルム
iSO感度 :400
グレイン :メディアム
フィルムタイプ :黒白モノクローム
プロセス : 黒白
シャープネス : 高
コントラスト:高
露出寛容度 : ワイド
カメラ本体(フィルム1本を含む)とフィルム3本付きの一般販売予定価格:16,214円(税込み)
関連情報:https://www.makuake.com/project/escura/
構成/Ara