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所有者1000人に聞いた空き家を手放せない理由

2022.04.05

近年頻繁に取り沙汰される「空き家問題」。管理の行き届いていない空き家は、腐朽・破損に伴う災害や事故の原因になる可能性がある。また、不法侵入などの犯罪行為を誘発し、周辺の治安悪化にもつながるとされ、適切に活用することが求められている。

そんな「空き家」に関する意識調査がこのほど、クラッソーネにより、空き家を所有する30歳以上の男女1,053名を対象として実施された。

空き家所有者の実態について

1)空き家相続の兆しとして、団塊世代から団塊ジュニアへ相続されている傾向

空き家を取得した経緯について聞いたところ、新築した・建て替えたと回答した割合は、前回調査で4割(39.4%)だったのが、今回は2割強(24.8%)となり、約15ポイント減少。また、相続したと回答した割合は、前回調査では3割弱(26.8%)だったのが、今回は4割弱(36.1%)と約9ポイント上昇する結果となった。

所有物件が空き家になった理由を聞いたところ、別の住宅へ転居したからと回答した割合は、前回調査で3割(32.2%)、本調査では2割(22.6%)となり、約10ポイント減少した。また、居住者の死亡または相続を理由とする回答は、前回調査で2割強(25.1%)、本調査で3割(31.1%)となり、6ポイント上昇という結果となった。

持ち家率の高い団塊世代が「後期高齢者」にさしかかってくる時期であり、団塊ジュニアへの相続が増加していることが考えられる。

空き家活用の実態について

2)「居住用・セカンドハウス等で活用したい」といった自身での利活用を望む回答が増加

希望する空き家の活用方法に関して聞いたところ、自分や家族が居住したいは、前回調査は3割(29.6%)、本調査では4割弱(37.2%)と約8ポイント上昇、別荘・セカンドハウス利用を希望する割合は、前回調査で2割強(25.7%)、本調査では4割弱(36.2%)と約11ポイント上昇した。

全体として「居住用・セカンドハウス等で活用したい」といった自身での利活用を望む回答は本調査では約6割(56.9%)と、前回調査の約4割(42.7%)から約14ポイント上昇という結果となった。

前回調査でのトップ3回答は「貸したい(41.5%)」、「売却したい(36.1%)」、「自分や家族が居住したい(29.6%)」であったのが、本調査では「自分や家族が居住したい(37.2.%)」、「別荘・セカンドハウスとして利用したい(36.2%)」、「貸したい(35.6%)」となった。

空き家を活用して収入を得ることよりも、空き家を自身で利用したいという意向の変化が明らかとなった。

3)空き家活用理由で「愛着があり手放したくないから」「地域貢献したいから」が大幅に増加

空き家を活用したい理由を聞いたところ、愛着があり手放したくないという回答は前回調査では2割(20.9%)、本調査では3割強(35.2%)と約14ポイント上昇、また地域貢献を望む回答は、前回調査は1割(9.6%)、本調査では2割弱(16.4%)と約7ポイント上昇した。

前回調査で一番多かった回答は「現金化したいから/家賃収入にしたいから(39.4%)」、次いで「将来その空き家に住みたいから(37.4%)」、「週末や休暇など保養目的として利用したいから(31.2%)」だったのに対し、本調査でのトップ3回答は「現金化したいから/家賃収入にしたいから(37.4%)」、次いで「愛着があり手放したくないから(35.2%)」、「将来その空き家に住みたいから(33.5%)」という結果となり、空き家に愛着を持つ所有者の割合が増加していることが明らかになった。

<調査概要>
・調査方法
インターネットによる調査
・調査期間
第1回調査 : 2021年8月13日~8月15日
第2回調査 : 2022年1月28日~1月30日
・調査対象
第1回調査 : 空き家を所有する30歳以上の男女1,064名
第2回調査 : 空き家を所有する30歳以上の男女1,053名

出典元:株式会社クラッソーネ

構成/こじへい

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