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バンダイナムコグループがガンプラ、eスポーツを仮想空間で楽しめる「ガンダムメタバースプロジェクト」を発表

2022.04.05

ワールドワイド戦略、作品、『GUDA』の3軸プロジェクトを展開

バンダイナムコグループの横断プロジェクト『ガンダムプロジェクト』は、去る3月29日に『第3回ガンダムカンファレンス』を開催。

当日は同グループの『ガンダム』事業統括者でチーフガンダムオフィサー(CGO)の藤原孝史氏が登壇し、『ガンダム』のIP(キャラクターなどの知的財産)価値を向上させ、SP(Social Property/社会的アイコン)として成長させるための構想として、新たにワールドワイド戦略軸、作品軸、『GUDA』軸のプロジェクトをスタートさせることが発表された。

『GUDA』とは『ガンダム』を通じて社会問題を考えるサステナブルプロジェクト『GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION』の略称だ。

ワールドワイド戦略軸では、バンダイナムコグループが2022年4月から掲げる中期ビジョン『Connect with Fans』のもと、重点戦略であるIPでファンとつながるための新しい仕組み『ガンダムメタバースプロジェクト』について今後の展望を発表。

作品軸では、2022年『ガンダム』シリーズテレビアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最新情報、『GUDA』軸では、社会課題に対して『ガンダム』と未来技術を掛け合わせることにより未来の夢と希望を現実化するプログラム『ガンダムオープンイノベーション』の続報が、それぞれ発表した。

ワールドワイド戦略軸に関する発表

バンダイナムコグループは、2022年4月からグループの最上位概念となる「パーパス」の導入を行う。特に重要な要素は“つながる”“ともに創る”という要素で、バンダイナムコとファンが「夢・遊び・感動」を通じてつながることで“Fun for All into the Future”を実践していくという。

このパーパスのもと、4月にスタートする新中期計画では世界中のIPファン、あらゆるパートナー、グループ社員、社会と常に向き合い、深く、広く、複雑につながる存在を目指すため「Connect with Fans」という中期ビジョンを掲げている。

新中期計画では、バンダイナムコグループの強みであるIP軸戦略を重点戦略のひとつとして、IPでファンとつながるための新しい仕組みとしてIPごとのメタバースを構築し、その第1弾として『ガンダムメタバース』の開発に着手。

世界中の『ガンダム』ファンが集い、語り合い、さまざまなカテゴリーのコンテンツに出会い、ふれあう場の創出をしていく。今後の展望としては、すぐにメタバース空間の完成形を目指すのではなく、段階を踏んで基盤を構築するという。

まずはカテゴリーごとにヴァーチャルコミュニティーを創出し、それらを「バンダイナムコID」により連結。「バンダイナムコID」とは、バンダイナムコグループの共通アカウント。ひとつのアカウントで、グループ各社で展開するさまざまなサービスやコンテンツを楽しむことができるとしている。

『ガンダムベースヴァーチャルワールド』

創出したヴァーチャルコミュニティーは、『ガンダム』の世界観になぞらえ、仮想空間という広大な宇宙にあるスペースコロニーとし、それらをつなぐことでひとつの『ガンダムメタバース』宙域、その名も『SIDE-G』を創り上げる。

今後、『SIDE-G』を構成するアニメ、ガンプラ、ゲーム、音楽など、さまざまなカテゴリーが主体となるスペースコロニーが、続々と仮想空間内に打ち上げられていく予定だ。デジタルサービスにとどまらず、バンダイナムコグループの強みを活かし、デジタルとフィジカルが融合した空間を目指していく。

『SIDE-G』の完成を目指して、ガンプラに関わるさまざまな体験を提供する仮想空間『ガンプラコロニー』を最初に打ち上げる。2021年にテスト運用を行った、世界中どこからでも遊びに行くことができるヴァーチャルガンプラエンターテインメント総合空間『ガンダムベースヴァーチャルワールド』を「ガンダムベースガンプラコロニー店」として正式サービスインを目指し、今秋に期間限定テストオープンする。

また「バンダイナムコID」によるマイルーム機能を実装し、ガンプラの作品を通したコミュニティーを形成。さらにガンプラをスキャンして戦うことができる「ガンプラバトル」や「ガンプラコンテスト」の開催、ガンプラオンライン講座など、デジタルとフィジカルを融合させたエンターテインメント区画を充実させ、「ガンプラコロニー」の完成を目指していくという。

『GUNDAM EVOLUTION』『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』

次に打ち上げるコロニーは、2023年の完成に向け鋭意建設中の『esportsコロニー』。まず『esportsコロニー』の皮切りタイトルとして、2022年に『GUNDAM EVOLUTION』を正式稼働する。本タイトルは、esportsに特化した『ガンダム』初のFPSゲームで、『ガンダム』という作品の魅力を最大限に生かしつつFPSゲームとして最高峰の楽しさを提供するというふたつの要素を高次元で両立させるタイトル。

6vs6のオンラインマルチプレイ『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』と合わせ、日本国内だけでなく海外にも広く展開し、世界中のユーザーが参加できるゲームコミュニティー『esportsコロニー』を生み出す。『GUNDAM EVOLUTION』の正式稼働に先駆け、2022年4月8日よりパソコン版のネットワークテストを日米同時に実施予定だ。

【製品概要】

『GUNDAM EVOLUTION』
対応機種:『PlayStation 5』、『PlayStation 4』、『Xbox Series X|S』、『Xbox One』、パソコン
ジャンル:ガンダムチームシューター
サービス開始日:2022年予定
希望小売価格: 基本プレイ無料(一部アイテム課金)
プレイ人数:1人~12人
公式サイト
https://gundamevolution.jp/

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』
対応機種:『PlayStation 5』/『PlayStation 4』
ジャンル:チームバトルアクション
サービス開始日:配信中
希望小売価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金)
プレイ人数:1人~12人
公式サイト
https://bo2.ggame.jp/

『ガンダム』における他企業の参入およびC to Cビジネスの推進について。近い将来にはバンダイナムコグループ以外の企業による『ガンダム』ビジネスへの参入促進、また一般ユーザーによる『ガンダム』を活用したビジネス可能な場の提供を目指し、『ガンダム』におけるUGC(User Generated Content)を許諾し、C to Cビジネスを推進する予定。

キャラクターの権利が保全されたメタバースを構築し、本取り組みを実施することで、新たな『ガンダム』のビジネスが生まれ、ファンと共創した『ガンダム』IPのさらなる拡大につながることが期待される。

『ガンダムメタバースプロジェクト』では、カテゴリーごとのスペースコロニーを随時打ち上げ、『SIDE-G』を構築していく。仮想空間上ではあるが、世界中の『ガンダム』ファンが集う大規模な生活圏の構築を目指すとともに、バンダイナムコグループ以外の企業の参入やC to Cビジネスの推進により、新たな経済圏を創出していく。現在の展望にとどまらず、2026年以降もさらなる規模へと成長させるべく、『ガンダムメタバースプロジェクト』をバンダイナムコグループの柱として据え、各コロニーの展開を促進していく。

作品軸に関する発表

『ガンダム』シリーズ テレビアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、2022年10月より毎週日曜午後5時MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始。最新情報として、本作の主人公と主人公機が描かれたティザービジュアルやティザーPV、モビルスーツの設定画を解禁した。さらにアニメ本編の前日譚にあたる『PROLOGUE』の制作も決定し、今夏より公開を予定している。

『GUDA』戦略軸に関する発表内容

来るべき現実の宇宙世紀に向けた企画の採択パートナーが決定。2021年6月より始動した『ガンダム』と未来技術を掛け合わせることで未来の夢と希望を現実化するプログラム『ガンダムオープンイノベーション』について、多数の公募の中から採択パートナーが決定した。

選考概要として宇宙世紀を起点に人類の革新や人類が望む未来社会を構想し、本気で実現に向けて挑むことのできるさまざまな分野のエキスパートやイノベーター、研究機関や先端企業などの採択パートナーを幅広く募集。主に「ガンダムへの深い理解」「募集テーマにおける技術・経験・実績」「今後の実現性(3~4カ年の計画)」をポイントに選考された。

【採択パートナー一覧】
【ロボット】*以下2社はチームでの参加となります。
乃村工藝社(チームBALL)
アスラテック(チームBALL)

【ロケットエンジン】
神奈川大学宇宙ロケット部
SPACE WALKER

【都市・コミュニティー】
avatarin
大分県
大和大学社会学部

【宇宙・月面探査】
高砂熱学工業
東京理科大学 スペースシステム創造研究センター

【医療・倫理】
慶應義塾大学
国際医療福祉大学 成田病院

【素材開発】*以下2社はチームでの参加となります。
自然科学研究機構 核融合科学研究所(チーム宇宙世紀の矛と盾)
東北大学(チーム宇宙世紀の矛と盾)

【サポートチーム】
NTTデータSBC
日本マイクロソフト

各採択パートナーとのアクションプランについては現在検討中で、今回発表した採択パートナーのほかにも現在選考中の企画もある。各企画の内容や進捗状況については『ガンダムオープンイノベーション』の公式サイトで公開していく。

さらにバンダイナムコグループとして出展が決定した『2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)』の『ガンダムパビリオン(仮称)』で、『ガンダムオープンイノベーション』の一部の企画の成果を発表し、宇宙世紀宣言を掲げることを目指す。来るべき“現実の宇宙世紀”に向けた企画の歩みに期待したい。

『ガンダムオープンイノベーション』公式サイト

構成/KUMU

(c)創通・サンライズ (c)創通・サンライズ・MBS
(c)創通・サンライズ
*画像はイメージを含みます。

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