会社員 和田矩明(のりあき)さんのソロ活は「ダムカード収集」
表面にダムの写真、裏面に提高(ダムの高さ)などのスペックが記されたダムファン向けのアイテム。そんなカードにダム好きではなかった和田さんが夢中になっていった理由とは?
Profile
freee HR事業部セールスマネージャー。社内で結成された「ダム部」内でのカード所有数はNo.1。お気に入りのダムは「宮ヶ瀬ダム」。
ダムへの行き帰りにも楽しみがいっぱい
社内で結成された「ダム部」の部長を務める和田さん。当初はダムに全く興味がなかったという。
「社内の温泉好き、歴史好き、ドライブ好きが集まって『最終目的地を山奥のダムにして、お城とか温泉に立ち寄るドライブに行こう』と出かけたのが始まり。目的地がダムだから『ダム部』です」
初ドライブ前に情報を調べていた時、「ダムカード」を知った。
「最初は訪れた記念にもらっていましたが、2、3回みんなで行ってからは誰も持っていないカードを狙ってひとりでダムへ。自慢できるのがうれしいし、ひとりで出かける楽しさにも目覚めました。
ダムは山奥にあるので、水もきれいで自然も豊か。途中には料理のおいしい店や温泉が多いので、行き帰りの寄り道も楽しいんです。仲間と行く時はある程度計画を立てますが、ひとりなら自由気まま。カードに書かれているダムの解説も勉強になって楽しいし、カードは全国765のダムにあって、日帰りで行けるところが多いのも魅力です。コンプリートするのは大変そうですが(笑)」
今ではダムの水門上から湖面を、さらに下流からはそびえ立つ巨大な水門を眺めてダムを満喫している和田さん。コロナ前は海外のダムへ遠征も果たした。
「オーストラリアへ旅行した時、オプションのダム見学プランに参加しました。海外なのでカードがなかったのが残念ですが(笑)」
ダムカードのおかげで、ビジネスにおける意外なメリットも。
「自然の中でリフレッシュできるのはもちろん、在宅ワークで会うことができない仲間と、リモート会議後にカードについて雑談できる。『この前、群馬県のダムへ行ってきた』とか『埼玉県のダムはコンプリートした』とか。コミュニケーションが少なくなりがちな時代だから、雑談のネタになるツールとしても役立っていますね」
「ダム部」と銘打ち、仲間たちと初めて群馬県の矢木沢ダムへ出かけた時の記念の一枚。「ここに写る私は、ダムカード集めにハマるなんて思ってもいないでしょうね」
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所在地、河川名から型式、貯水容量までダム情報を網羅。直接行かねばもらえず、1人1枚のみ、の希少性も収集欲を刺激。右は和田さん所有のカード。
海外のダムにも遠征!!
オーストラリアツアー最終日のフリータイム、ショッピングや有名観光地のオプションツアーが選べる中、ダム見学ツアーをチョイス。「この頃にはダムの魅力にハマっていました。湖面の色にうっとりしていたのを覚えています」
寄り道して山の幸を満喫
奥多摩の小河内ダムを訪れた際に食べた山菜の炊き込みご飯。ちなみにダムグルメとしては各ダムのオリジナル「ダムカレー」も有名。ダム旅中はおいしそうな店を見つけて、ふらりと立ち寄る。満席だったら別の店へ。そんな自由さもソロ活の醍醐味だ。
【ソロ充POINT】
北海道から沖縄まで、全国765のダムにカードがあるので、誰でも手軽に始めることができる。コンプリートする頃には、全国の旨い郷土料理を制覇している可能性も。