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6割の力で成果を出す!うまいことサボりながら人生を楽しむ仕事術

2022.04.03

「努力」ではなく「結果」を出すための100の思考

入社した時、会社で人気の上司がいた。営業成績はトップで、難しいクライアントにも果敢に挑戦して、あらゆる顧客から注文を取って来た。偉ぶらないし、部下のミスも上手にフォローしてくれる、尊敬できる上司だった。

でも、ある日、上司の指から結婚指輪が無くなっているのに気がついた。噂では「子育てに協力してくれない」と奥さんが実家に帰ってしまったらしい。こんなに仕事ができて人間的に素晴らしい人であっても、家庭と仕事の両立は難しいのだと思い知った。

60%の力でうまいこと結果を出す思考100」(KADOKAWA発刊、定価1,500円+税)の著者・藤野淳悟氏もがむしゃらに働き、ゴールだと思っていた先で、「えっ、一生この忙しさが続くの?」というシンプルな疑問が湧いてきたと言う。

そこで考え抜いて得たのが「正しい努力の仕方」だった。新刊書では、がむしゃらに努力して、120%の力で頑張っている人に対して、60%の力で結果を出すための手法を教えてくれる。

今回は藤野先生になぜ努力しても結果が出ないのか、結果を出すための手法についてインタビューをお願いした。先生、よろしくお願いします!

正しい努力とは?

――はじめまして、藤野先生。子供の頃からずっと「努力」を叩き込まれてきました。「努力」に正しい努力とそうでない努力があるというのがよくわかりません。具体的に教えていただけますか?

藤野さん 努力は素晴らしいですが、努力をする事で満足する人が多いのも事実です。さらに、努力だけにフォーカスを当てて、努力したのに報われないと思い込む人も多いです。

正しい努力とは「結果に繋がる努力」という認識です。

――確かに、努力するだけで満足していました!もっと早く気づいていれば良かったなと思います。「努力」ではなく「結果」が大切なのを忘れていた気がします。

藤野さん 過去は変えられませんが、過去の意味は変えられます。今まで報われなかったのであれば、努力の方向性を変えることが大切だと思います。 

そして「今」の状況が変われば、過去の失敗や、結果につながらなかった行動も「必要なことだった」と思えるのではないでしょうか。 

ちなみに、今までなんの努力もしてこなかった人は…、無理です。はい。無理っす(笑)。でも、そんな人はいないと思います。

マイルールに合った働き方を選択

――藤野先生は一か月10時間労働で年収1000万円を稼いで、ご家族とのんびり暮らしているそうですが、もっとがんばって、20時間にして2000万円にしない理由は何ですか?

藤野さん シンプルな理由として一番は働きたくないからです。ちなみに、時間を増やしたからといって年収は倍にはならないという悲しい事実もあります。もし年収を増やしたいのなら、やり方自体を変えないといけません。 

僕の仕事のマイルールは、“雇わず雇われず、ストレスなく、少ない時間で多く稼ぐ”なので、このルールに合わなければお金が入るとしてもやらないと決めています。 

特に今は家族との時間が大切なので、子供が小さいうちはそこまで働きません。

――なるほど!納得です。この本では「現実的な不安をぼやかす方法」や「三日坊主を7回繰り返す」、「結果を出す人ほどパクるのがうまい」といった、具体的でユニークな方法がたくさん紹介されています。切り口や視点がとても独創的なのですが、これもすべて先生の体験から得た思考でしょうか?

藤野さん すべて経験です。自分でもヘンテコな生き方をしてきたと思うんですが、色んな問題に対して対応するハメになったお陰で、思考がファンタジスタになりました。

新刊書のページ見本。こんなランキングも紹介されています 

人生の最後に感じる「大切な人と過ごしたい」

――新刊書では結果を出すための100の思考が紹介されていますが、この中で30代男性IT系ビジネスマンにとって、いちばん重要な点はどこでしょうか?

藤野さん「仕事は人生の手段。人生の目的は楽しむこと一択」ということです。

仕事に夢中なのであれば、それでももちろんいいと思います。でもこの人生の目的だけは忘れないでほしいと思います。 

人生の最期に「もっと仕事をしていればよかった」と思う人と、「もっと大切な人と過ごせばよかった」と思う人、どちらが多いでしょうか?僕は1000%大切な人と過ごしたいと答えます。これが、僕がなるべく時間を使わずに働くようにしている理由です。

 ――最後に@DIME読者にエールをお願いします。

藤野さん うまいことサボれー!明日死ぬかもしれないぞー!「いつか」なんて言ってるうちに好奇心も体力も減っちゃうよー!遊びがうまい人ほど仕事も出来るのは内緒です。

 ――良いですね!どんどんサボたいと思います(笑)。ありがとうございました! 

前書きに「9歳の自分が今の自分を見て何と言うか?」とあり、ハッとした。子ども時代、「大人になったら死ぬほどゲームをしてやるぞ」と固く誓っていたのに、今はゲームする時間さえ無い。子どもの自分が「大人になって良かったな」「カッコイイ」と思ってもらえるような自分に、近づけていけたらと考えている。

著者紹介

藤野淳悟(ふじのじゅんご)

15の収入源をもつ起業家。北海道在住。20歳で起業したものの、24歳で事業失敗。その後、未経験で営業職につき3ヶ月でナンバーワンセールスに。並行していた副業収入を拡大し27歳で完全独立。独立後は「月10時間労働で年収1000万」の働き方を仕組化。現在起業して20年。主な事業内容は、輸入雑貨流通業、仲介業、コンサル業、セミナー講師など。Twitterのフォロワー数は6万人。LINE登録者数は1万人、voicy毎日更新など、ビジネス系インフルエンサーとしても発信に注目が集まっている。

Twitter  https://twitter.com/jungo_fanmarke

voicy  https://voicy.jp/channel/1808

文/木村圭司

編集/柿川鮎子

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