自宅で過ごす時間が増えた昨今、映画や音楽ライブ映像をゆっくり視聴する機会が多くなったという人もいるのではないでしょうか。
こうした“自宅時間”をより快適にするためにおすすめなのが、オーディオ機器です。イヤホンやスピーカーを用意すれば、これまでとは違う臨場感や迫力が味わえるかもしれません。
そこで本記事では、ドイツの老舗オーディオメーカーである「ゼンハイザー」のヘッドホンにスポットをあて、おすすめの製品を紹介していきます。
老舗オーディオメーカー「ゼンハイザー」は世界で初めて「オープン型ヘッドホン」を開発!
ゼンハイザーは、戦後間もない1945年、ドイツに設立された、歴史のあるメーカー。当時はマイクロフォンをはじめとする音響機器の開発をしていました。
ゼンハイザーのヘッドホンにおいて、革新的だったのが、1968年に発売された「HD 414」という製品です。ハウジング部を開放した「オープン型」というデザインを、世界で初めて採用し、クリアで自然なサウンドを実現しました。
もちろん、2022年現在も多くのオーディオ製品を手掛けており、オープン型のヘッドホンも展開しています。
ゼンハイザーのヘッドホンにはどんな特徴がある?
オーディオメーカーとして長い歴史を持つゼンハイザーですが、これまで販売されているイヤホン・ヘッドホン製品のほとんどに、ダイナミック・ドライバーが採用されているという特徴があります。
音質の特徴は、原音再生に忠実で、アーティストがこだわりや想いを持って作った音をそのまま再生する力に長けています。現在も、世界中の名だたるアーティストや、プロのサウンドエンジニアが愛用しているプレミアムブランドです。
【参照】ゼンハイザー/ヒストリー
ゼンハイザーのおすすめヘッドホンを有線・無線それぞれ紹介
では、執筆時点(2022年3月上旬)で、ゼンハイザーの公式HPより購入が可能な、おすすめのヘッドホンを有線タイプ・無線タイプそれぞれ紹介していきます。
なお、ゼンハイザーからは、本格的なサウンドが楽しめる、10万円越えのヘッドホンも多数販売されていますが、本記事では、多くの人が購入しやすい、5万円以下の製品に絞って、製品を紹介していきます。
1万円以下で購入できてテレワークにもおすすめ! ゼンハイザーのヘッドホン【HD 400S】
「HD 400S」は、ゼンハイザー公式HPより、9900円で販売されている有線ヘッドホン。ケーブル上にワンボタン式のスマートリモコンが付いているので、再生・停止といった音楽のコントロールが可能です。
また、リモコンにはマイクが搭載されているので、スマートフォンやPCと接続して通話に使うのもOK。オンライン会議などに用いることもできます。
本体質量は約217gと軽量になっており、折りたたんで持ち運べるようになっているので、電車通勤用の製品として使うのもありでしょう。
【参照】ゼンハイザー/HD 400S
着け心地抜群! ゼンハイザーのオープン型有線ヘッドホン【HD 560S】
有線ヘッドホンとして紹介したいもう1つの製品が、オープン型を採用した「HD 560S」。内蔵ドライバーは38㎜の大口径で、振動板にポリマー化学物質をブレンドした素材を採用することで、伸びやかな音の広がりを再現できる製品です。
イヤーカップは、人間工学に基づいて、最適な角度に配置されており、プロ用のレコーディングスタジオなどでスピーカーを設置する際の「トライアングルポジション」で試聴する環境を再現しています。
公式サイトからの販売価格は2万7500円となっています。
【参照】ゼンハイザー/HD 560S
ゼンハイザーのBluetoothヘッドホンなら1万5000円以下で購入可能!【HD 350BT】
Bluetoothヘッドホンながら、1万3200円と比較的安価に販売されているのが、「HD 350BT」。1.5時間の充電で、30時間の連続使用ができる、安心のバッテリー性能を有した製品です。
本製品は、「apt-X LL」という、低遅延が特徴の Bluetoothコーデックに対応しているので、動画視聴やゲームプレイも快適に行えるでしょう。本体に搭載されているボタンから、SiriやGoogleアシスタントをすぐに呼び出すこともできる、使い勝手の良さも特徴です。
【参照】ゼンハイザー/HD 350BT
3モードのアクティイブノイズキャンセリングに対応したゼンハイザーのワイヤレスヘッドホン【MOMENTUM Wireless】
スタジオで収録された原音を忠実に再現する、バランスの良い音質が特徴の「MOMENTUM Wireless」は、公式サイトより3万9600円で販売されている Bluetoothヘッドホン。
音質だけでなく、本体を折りたたむことで電源が自動的にオフになったり、耳からヘッドホンを外すだけで音楽を一時停止、再び装着するとリスタートするなど、使い勝手に優れた製品となっています。
また、アクティブノイズキャンセリング性能は、外音を最も遮断する「最大モード」、移動時に便利な「風切り音低減モード」、圧迫感から耳の疲れを抑制するための「圧迫感低減モード」の3つが切り替えられます。
ヘッドバンドとイヤーパッドには、シープスキンの本革を採用し、長時間着用していても、耳に馴染んで心地良い装着感が得られます。連続動作時間は17時間となっています。
※データは2022年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦