食事未満おやつ以上！コロナ禍で浸透する「0.7食グルメ」のおすすめ5選

まだまだ長引くコロナ禍。ライフスタイルの中でも特に大きく変わったものといえば、食生活ではないでしょうか。

メディアでは流行りのスイーツ特集を頻繁にやるようになり、食に対して興味を持つ人は以前より増えた気がします。

そんななか昨年からじわじわ話題になっているのが「0.7食」というキーワード。そこで今回は、注目度急上昇中の新トレンド「0.7食グルメ」をご紹介します。

話題の新ニーズ！0.7食とは？

0.7食とは、1食未満・おやつ以上の食事のこと。昔から「健康には腹八分目」という言葉がありますが、それよりもちょっとだけ少ない7割程度の食事に抑えるようなイメージです。

0.7食は、2021年秋にホットペッパーグルメ外食総研が新たな食のトレンドとして発表したことで注目を集めました。同社のアンケート（※）によるとコロナ禍で外出を控えるようになり、日常の運動量が減ったと思う人は約50％、1日3食しっかり食べることを食べすぎだと感じる人は約40％になっているのだとか。

そういえば、慢性的に運動量が減ったのに今まで通りの食生活をしていたせいで起こる「コロナ太り」なんて言葉も流行りましたね。

そんな健康やダイエットを気にする人たちの間で注目を集めているのが、軽食の進化系である0.7食というわけなのです。

※参考：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001282.000011414.html

トレンド＆注目度急上昇中な、0.7食グルメ5選

では、0.7食とは具体的にどのような食べ物を指すのか。実際に調査してみると、ボリュームのあるスイーツからヘルシーな軽食まで様々で、その定義はかなり広いようです。

こちらでは、ブームになったものや注目度急上昇中の0.7食グルメをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

その1　イチオシ！イタリアの銘菓『カンノーリ（カンノーロ）』

昨年大ブームになったイタリアンスイーツといえば『マリトッツォ』。ですが、その波に乗って今年注目度が急上昇しているのがこちら。

同じくイタリア銘菓である『カンノーリ（カンノーロ）』です！

カンノーリは、正方形のパスタのような生地を金属の筒に巻きつけ、油で揚げた後にリコッタチーズベースのクリームなどをたっぷり詰めてデコレーションされたシチリア島発祥のお菓子。クリーム系映えスイーツの最先端として話題になっていますが、実は名画「ゴットファーザー」にも登場する歴史ある伝統菓子なのだとか。

食後に食べるデザートとしては少し重たいけど、食事として食べるにはほどよく小腹が満たされるボリュームも支持されています。

餃子の皮や冷凍パイシートを使って簡単に作れる再現レシピもあるので、興味のある人は検索してみてはいかがでしょうか。

その2　食感がクセになる『台湾カステラ』

台湾食ブームの筆頭である『台湾カステラ』も、軽めに食べられる0.7食グルメとして注目を集めています。

台湾カステラは台湾北部の淡水（ダンシュイ）という地方の銘菓で、日本のカステラとは違い食感はふわふわ＆しゅわしゅわ。シフォンケーキやスフレケーキのイメージに近いかもしれません。2020年頃からZ世代を中心に注目されはじめ、今では都内に専門店が登場する人気ぶりに。

しかし実は材料は至ってシンプルで、卵、薄力粉、油（バターや菜種油など）、牛乳（または豆乳）、砂糖類があればできてしまいます。意外と簡単に作れることから、手作りを楽しむ人も多い0.7食グルメです。

その3　再ブームの兆し『ズコット（ケーキ）』

聖職者の帽子が名前の由来である『ズコット（ケーキ）』。その名の通り帽子のようなドーム型がインパクト大なケーキです。

16世紀にフィレンツェで生まれたといわれる伝統的なドルチェで、日本でも昔からケーキ屋さんに並んでいたので定番だとばかり思っていたのですが…なにやらイタリアンスイーツブームに乗って近年再ブームの兆しを見せているとのこと。

スポンジ生地の中にはクリームやナッツ、チョコチップなどが詰まっており、そのボリューミィさから0.7食グルメとしても注目を集めているのです。

外側をカラフルなフルーツで彩ったフルーツズコットは、映えスイーツとしても人気があります。

ちなみに、日本のケーキ屋さんでは冷蔵で売られていることが多いですが、半冷凍の状態で食べるのが本場のズコットケーキなのだそう。

その4　焼きたてが家で食べられる『冷凍パン』

空前のパンブームの近頃、最前線で注目を集めているのが『冷凍パン』です。クロワッサンや小さめの菓子パンは0.7食グルメにもぴったり。

流行りの冷凍パンには2種類のタイプがあるので、お好みで取り入れてみてください。

■専門店で焼き上げてから急速冷凍した『冷凍パン』

パン屋さんで焼成したものを急速冷凍することで美味しさを閉じ込め、自宅のオーブンなどで温め直すことで焼きたての味を味わえる冷凍パン。都内の有名店や、コロナ禍で売り上げが伸び悩んでしまった地方の名店のパンがお取り寄せで（しかも焼きたての美味しさで）食べられるのが嬉しい。

■発酵や成形済みのパン生地を自宅で焼いて仕上げる『冷凍パン』

焼成直前のパン生地を冷凍したもので、自宅のオーブンで焼き上げることで文字通り焼きたてを味わえる冷凍パン。業務スーパーの「フレンチミニクロワッサン」や、オンラインショップなどで買える専門店の焼くだけ冷凍パンが有名。

その5　続々と変わり種が登場する『フルーツ大福』

萌え段ブームから一転、0.7食グルメとして注目されているのが『フルーツ大福』です。同じスイーツでも洋菓子に比べて和菓子は低脂質なものが多く、特にあんこはたんぱく質やミネラル、食物繊維が豊富なので軽食としても優秀なのが人気の秘密。

こちらも令和に再ブームになったスイーツのひとつですが、近頃は進化系大福がぞくぞくと登場しています。大きなみかんが入ったまるごとみかん大福や、紫のクリームがおしゃれなブルーベリー大福、りんごの見た目が可愛いリンゴ大福などは序の口。

クリームチーズがたっぷり詰まったちーず大福、エキストラバージンオリーブオイルをかけて食べるオリーブ大福、生チョコと白あんのハーモニーが上品な生チョコ大福などなど…フルーツ以外の映え大福もたくさんあるのでぜひお試しあれ！

コンビニでささっと買える、おすすめ0.7食グルメ

コンビニで手軽に買える0.7食グルメは、おしゃれさや映えは求めないけど、ささっと軽めの食事を済ませたい人におすすめです。

サラダチキン

ダイエットの定番・サラダチキンは、セブンイレブン・ローソン・ファミマなど大手コンビニで手に入ります。近頃は味の種類やサイズ、スモークチキンバージョンなどバリエーションが豊富で、飽きがこないのが良いですね。

糖質・脂質ともに少なく、ヘルシーですがたんぱく質はしっかり摂れるので、忙しい時の0.7食にはイチオシです。

ローソンの「ちょい」シリーズ

ローソン「ちょいシリーズ」は、お手頃サイズ＆税込399円という価格が嬉しいミニ弁当です。ラインナップは「ちょい麺　焼肉トラジ監修　ユッケジャン麺」や「ちょい麺　ピリ辛トマトスープパスタ」「Choi Gohan チャーシュー丼」「Choi Gohan チーズがとろけるキーマカレー」など。量はそこそこで良いけどしっかり味のあるものが食べたい0.7食派に！

セブンイレブンの「一膳ごはん」シリーズ

150g程度（約一膳分）のご飯と適量のおかずが入った「一膳ごはん」シリーズは、小腹を満たしたい0.7食需要にぴったりの商品。「一膳ごはん　銀鮭と煮卵のかつおめし」や「一膳ごはん　鶏と玉子のそぼろ（だしめし）」など、弁当の楽しみはそのままに女性でも食べやすい小容量になっています。

0.7食で健康的な食事を楽しもう

食と健康への関心度が高まっている近頃。自宅でプチ贅沢なお取り寄せグルメを楽しむのも良いですが、接種カロリーや糖質は適度に調整しつつ、健康的な体型を維持したいものですよね。

※商品の情報は2022年3月の執筆時のものです

文／黒岩ヨシコ

編集／inox.