年収1,000万と聞くと自分とは縁遠い世界に感じられるかもしれない。しかしDINKS(Double Income No Kids、子どもを作らない共働き夫婦)やパワーカップル(双方フルタイムで働く夫婦などの意)というスタイルで世帯年収を上げている人も多く、そこまで非現実的な収入ではない。
では、そんな高収入を得ている人たちに人気の住まいはどのようなエリアにあるのだろうか。
オンライン不動産取引マーケットプレイス「RENOSY(リノシー)」を運営するGAtechnologies[GAテクノロジーズ]は、RENOSYに掲載された賃貸物件を対象とし、2021年の1年間に年収1,000万円以上の人が成約した物件をエリアごとで集計。「住みたい街ランキング2022 by RENOSY 」として発表したので、注目の結果をお伝えしよう。
年収1,000万円超えプレイヤーが選んだ「住みたい街」、第1位は『⾚坂』
RENOSYで扱う賃貸物件の成約エリアをもとに、年収1,000万円超えプレイヤーが実際に選んだ「住みたい街ランキング」は、昨年の4位から3ランクアップし、「⾚坂(港区)」が⾒事1位に選ばれた。
⾚坂は、六本⽊や⻁ノ⾨、⼤⼿町といったビジネス街への⾞と電⾞でのアクセスが良好なエリア。また、アメリカ合衆国⼤使館などの各国⼤使館、テレビ局、外資系⾦融、⼠業、ITや、広告関連の企業などが点在し、ビジネスパーソンから好まれているエリアだ。
以降のランキングを⾒ると、2位に「三⽥(港区)」、3位には「六本⽊(港区)」が続き、港区エリアが1位から3位までを独占。10位にランクインした「⻄⿇布(港区)」も含め、港区は4つのエリアがトップ10にランクインするという、圧倒的な⼈気を⾒せつけた。
東京商⼯リサーチが発表した2021年「社⻑の住む街ランキング」でも、「⾚坂(港区)」は2年連続で1位を獲得。港区全体の社⻑⽐率は13.8%と、住⼈の7⼈に1⼈が社⻑というエリアだ。
その他、DINKSやパワーカップルから⽀持の厚い「勝どき(中央区)」が4位、昨年より8ランクアップした「上⼤崎(品川区)」や13ランクアップした「恵⽐寿(渋⾕区)」がトップ10にランクイン。
ちなみに、昨年のランキングで1位に輝いた「南⿇布(港区)」、2位の「新宿(新宿区)」はトップ10⼊りならず、3位の「勝どき」は今年4位と、前回トップ3のエリアは順位を落とす結果となった。
年収3,000万円超えプレイヤーのランキングでは、希少性が⾼い物件エリアがランクイン
ハイエンド層の「住みたい街」の実態をさらに深堀りするべく、今年から新たに年収3,000万円超えプレイヤーの調査も実施。結果、年収3,000万円超えプレイヤーの「住みたい街」1位には、「六本⽊(港区)」が選ばれた。
2位には「⾚坂(港区)」が続き、上位のエリアに⼤きな変化はないものの、「⼆番町(千代⽥区)」や「三番町(千代⽥区)」、「晴海(中央区)」など、年収1,000万円超えプレイヤーのランキングではトップ10に⼊っていなかった、物件の希少性が⾼いエリアがランクインした。
調査概要
期間:2021年1⽉1⽇(⾦)〜2021年12⽉31⽇(⾦)
対象:RENOSYに掲載された東京23区の賃貸物件
集計⽅法:RENOSYに掲載された東京23区の賃貸物件のうち、年収1,000万円以上の物件成約者数をエリアごとに集計
関連情報:https://special.renosy.com/sumitaimachi_ranking/2022/
構成/Ara