充電切れ直前までパワーが落ちないリニアヘアーカッターでお気に入りのスタイルをキープ
リクルートライフスタイルの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」がまとめた「美容センサス2018年上期」によれば、男性の年間における美容院の利用回数は5.37回。
1回あたりの平均利用金額は4108円だった。
一方、理容室の年間利用回数は5.95回で、金額は2539円となっている。
以上の結果をふまえると、男性は美容室、理容室問わず、だいたい2か月から2か月半に1回のペースで髪をカットしていることがわかる。
ちなみに人間の髪は1日に0.3~0.4mm伸びるといわれており、1か月で約1cm伸びるという。
ということは、前出のデータを参考にすると、髪をカットして、次回サロンに行くまで髪は約2cm伸びることになる。
これでは襟足はもちろん、特にツーブロックの刈り上げ部分が〝消滅〟しまうのは当然のこと。
それだけでも全体的に野暮ったいスタイルに見えてしまう上、これから本格的な汗の季節を迎えるにあたり、不用意に伸びたサイドや外側にハネた襟足などは、周囲の不快指数をアップさせる要因にもなりかねない。
そこで近年注目されているのが、ヘアーカッターを使ったセルフカットだ。
これは自分で好みのヘアスタイルにアレンジする、というよりも、次回のサロン予約日まで、伸びた髪をカットすることで現状のスタイルをキープしようというもの。とはいえ、セルフカットには、髪の切りすぎなどの不安要素も多い。
そこで編集部ではパナソニックの『リニアヘアーカッター ER-SC60』に注目した。
本体には2種類のアタッチメントが付属しており、このアタッチメントを使うことで、設定された長さ以上には髪はカットされないのだ。
その長さは1~20mmまで0.5mm刻みで設定できるため(※)、「しまった!切りすぎた」を回避することができるという。
※直刃のカットは約0.5mm。10.5mmは設定できません。
今回は、そんなヘアーカッターを実際に使用しながら機能や使い方のポイントを動画としてまとめてみた。
ちなみにモデル役の彼が前回サロンで髪をカットしたのは約2か月前。
ツーブロックスタイルだったのだが、今ではその痕跡をわずかに残すのみ。これがリニアヘアーカッター で、どこまで変わるのか?
さらに髪を整えたらボディーまで、とういことで、同じくパナソニックの『ボディトリマー ER-GK70』もフィーチャー。
その効果は、リニアヘアーカッター と併せて、ぜひ動画でご覧ください。
■使用シーンはこちらからチェック
では、もう一度、リニアヘアーカッターの特徴と機能を整理しておこう。
パナソニック
『リニアヘアーカッター ER-SC60』
オープン価格
本体寸法/高さ179×幅48×奥行き45mm、約185g
使用可能時間/フル充電で連続約60分間使用可能
アタッチメント/アタッチメントA(1/10mm)、アタッチメントB(11/20mm)
水洗い/対応
さて繰り返しになるが、セルフカットで最も回避すべきことは「切りすぎ」。髪は一度カットしてしまえば、後は伸びてくるのを待つしかないからだ。
ということは、「切りすぎ」の不安が解消されたのなら、セルフカットへの道は、かなり平坦なものになるはず。
そこでリニアヘアーカッターには、1~10mmまでのカットに使用する「刈り高さアタッチメントA」(写真・右)、11~20mmまでの「刈り高さアタッチメントB」(写真・左)が同梱されている。
例えば10mmカットしたい場合は、「刈り高さアタッチメントA」をヘッド部に装着して、本体のダイヤルを「10」に合わせる。
これで設定した10mm以上はカットされないので、安心して使うことができるというわけだ。
動画でも紹介しているが、ダイヤルを動かすことでアタッチメントも上下に動く。
ダイヤル操作により、1~20mmまで0.5mm刻みで設定が可能。
こだわりのスタイリングにも充分に対応してくれるスペックだ。
アタッチメントなしの直刃のカットにも対応。その場合は約0.5mmのカットになる。
さて、このように準備万端で臨んでも多少の不安は残るもの。
そこで実際に使用した経験から言えば、髪のカット音が、かなり役に立った。
リニアヘアーカッターで髪をカットすると、メンズシェーバーでシェービングした時のようにカット音がする。
このカット音が途絶えれば、設定した長さに到達したということ。
特に後頭部や襟足などは鏡を使ってもチェックしにくいエリアだけに、まずアタッチメントによる〝安心感〟を担保しながら、さらにカット音も参考にしながらチャレンジしていだきたい。
またアタッチメントの先端が頭頂部に向かって徐々に浮かせるように、頭部から離れていくように、下から上への動かすことも重要な基本動作の一つとなる。
そしてリニアヘアーカッターの特徴は、これに留まらない。
まずモデル名にもあるように、リニアモーター搭載により、充電切れ寸前まで毎分約9800ストロークで内場をダイレクトに駆動。
従来の回転式モーターのように、回転速度が減衰することがない。
さらに刃も大量の毛を一度にカットする「ワイド刃」を採用。よりスピーディーな仕上げが可能になった。
「固定刃」のピッチをそのままに、溝角度を小さくすることで導入率をアップした。
このほかにも、刃をはずさずに手間なく毛クズを洗い流せる「ウォータースルー洗浄」、誤動作を防ぐ「スイッチロック」機能などを搭載。
カット機能に加え、周辺機能も充実させたヘアーカッターだといえる。
ちなみに完成形がこちら。カット前の〝もっさり感〟は解消され、爽やかな男前スタイルとなった。
撮影/岩田安人(owl)