DIME MAGAZINE
「リボ払い」はその内容を理解し上手に使わなければ返済が苦しくなることも。
保険マンモスは「クレジットカードのリボ払いに関するアンケート調査」を実施した。リボ払いの失敗談も見てみよう。
男女480人に聞いた！リボ払いで後悔したクレジットカード
リボ払いにしなければよかった
リボ払いは楽、ポイントがお得になるといわれて契約したものの、後悔したという人は多い。そこで、「クレカの＜リボ払い＞で後悔した経験がある人へのアンケート（自社調べ）」で意見を募集した。
なぜ後悔しているのか、最も多いのは「返済がなかなか終わらない」という理由で、全体のおよそ半数を占めている。手数料が高いため、支払いのほとんどが手数料の返済にまわってしまい、元本がなかなか減っていかない。
また、「気づかずにリボ払いになっていた」と35％の人が回答。これは内閣府の資料通り、リボ払いの周知ができていないということを裏付ける結果となっている。
他にも後悔した理由としては、以下のようなものが目立つ。
・リボ払いをそもそもちゃんと理解していなかった。
・リボ払いをあまり知らず、分割だと思って選択したら違った。手数料も高いし、支払いが終わらないので困っている。
・説明画面がわかりづらく、間違えてリボ払いを選択していることに気づかなかった。
リボ払いを選択すると返済額がどうなるのか、理解しないままにリボ払いを始めてしまい、支払いが終わらない！と困る人が続出している。
利用していたクレジットカードは？
数あるクレジットカードの中で、リボ払いで苦労した人が使っていたのはどのクレジットカードなのかも聞いてみた。
群を抜いて多かったのが、楽天カード。楽天市場だけでなく街のお店でのお買い物でも楽天スーパーポイントが貯まるので、その使い勝手の良さから利用している人も多いのではないだろうか。
楽天カードの気をつけるべきポイントは、うっかり自動リボ払いサービスに登録をしないことだ。
楽天カードの申し込み時に自動リボサービスに登録してしまったことに気づかず、クレジットカードを使ってから初めてリボ払いになっていることに気づくというケースがある。
リボ払いをやめたいと思い、自動リボサービスを解除することはできても、一度リボ払いが適用された支払いについては一括払いに戻すことができない。支払額を上げるか、全額返済するかしないとリボ払いが終わらないことに注意が必要だ。
初期設定でリボ払いになっているカードに注意！
リボ払いの設定に気をつけて欲しいクレジットカードを一覧表でまとめた。
気をつけたいのは、「入会キャンペーン」等につられてリボ払いを設定してしまうこと。
たとえば三井住友カードは、インターネット入会限定で「『マイ・ペイすリボ』を登録して利用すると、もれなく1,500ポイントプレゼント」というキャンペーンを2022年4月30日まで展開している。
条件が「3万円以下の登録で8万円以上の買い物」となっていることに注意が必要だ。ポイントがプレゼントされるといっても1,500ポイント。三井住友カードのVポイントは1ポイント＝1円。
仮に8万円の買い物を3万円ずつリボ払いで返済するとすると、総額81,724円の返済になる。一括払いしていればかからなかった手数料が1,724円もあり、キャンペーンでもらったポイントを軽く超えている。返済回数が増えれば当然手数料が増えるので、全然お得ではないことがわかるだろう。
みんなのリボ体験談！
リボ払いにしてよかったと思うのは最初のうちだけ。同アンケートから、「リボ払いへの後悔の叫び」を紹介。
・明細を見なかったので、毎回リボ払いになっているのに気づかなかった。
・便利だと思っていたリボが自分を苦しめるとは思ってなかった。
・ポイントキャンペーンにつられて設定してそのままわすれていたと思います。余分なお金がかかった！と後悔しました。
・こんなに手数料が取られるとは思っていなかった！気づいたら80万近く借金をかかえてしまった。
・本当に手数料が高すぎて、普通に一括で支払った方がいいです。
後悔しないためには、リボ払いの本質を理解し、手数料を含めて総額いくらの返済になるのかシミュレーションした上で利用するなど、賢い使い方を心がけたいものだ。
調査概要
調査対象：クレジットカードのリボ払いで後悔した経験がある方
調査日：2022年3月3日～2022年3月17日
調査方法：インターネットによる選択・記述式回答
調査人数：480人（女性285人／男性195人）
構成／ino.
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