三密を避けられるなどの理由から、コロナ禍において人気を高めるアウトドアスポーツ。夏であれば水泳・サーフィン・スキューバダイビング、冬であればスキーにスノボーと、様々なアクティビティがあるが、とりわけ多くの人が取り組むアウトドアスポーツとはいったい、何なのだろうか?
そこで今回、クロス・マーケティングでは全国47都道府県に在住する20~69歳の男女5,000人を対象に実施した「アウトドアに関する調査(2022年)」を実施。回答結果をグラフ化して公開した。
この3年間のアウトドアスポーツ実施率は25%、人気は、「釣り」「サイクリング」
アウトドアスポーツ実施率を調べたところ、アウトドアスポーツの実施経験者は59%、直近3年以内は25%、1年以内は19%という結果になった。
直近3年以内の実施率のTOP5は、「釣り」「サイクリング」「登山・トレイルランニング」「トレッキング・ハイキング」「スキー」。温暖化の影響もありウインタースポーツ人口の減少はかねてよりみられていたが、「スキー」の経験者は38%から、直近1年以内の実施が2%と減少が顕著だった。
いずれもアウトドアスポーツ実施率は男性が高かった。年代別のアウトドアスポーツ直近3年以内実施率のTOPは、20代で「スノーボード」、30~50代は「釣り」、60代は「トレッキング・ハイキング」という結果になった。<図1>
3年以内に実施したアウトドアスポーツの種別ごとに実施理由や実施して良かったことを聴取した。
実施理由は「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」が全般的に高かった。特に「自然の中で過ごす」は、トレッキング・ハイキング、登山・トレイルランニング、釣りの実施者、「健康」はサイクリング実施者で高い傾向に。実施して良かったことは、全種別で「気分転換ができた」が最も高く、次いで釣りを除くアクティビティにおいて「体力がついた」となった。<図2、3>
実施頻度が最も多いのは「サイクリング」であり、”月に1回以上の実施者”は6割を占めた。次いで多いのは「釣り」「トレッキング・ハイキング」。
また、”今後増やしていきたい”アウトドアスポーツを調べたところ、「トレッキング・ハイキング」「サイクリング」「スノーボード」が特に人気で、いずれも4割を超えていた。<図4>
アウトドアスポーツの情報収集源を調べると、「友人・知人」「インターネット上の記事」「お店やメーカーのHP」「アウトドア用品店の店員」「SNS、ブログ」「インターネット上の口コミ」が上位に挙がった。
<調査概要>
調査手法 :インターネットリサーチ
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :20~69歳の男女
調査期間 :2022年3月8日(火)~3月14日(月)
有効回答数:本調査5,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい