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歴代モデルで振り返るOPELを象徴するスペシャリティクーペ「CALIBRA」の魅力

2022.07.16

シンプルかつ流麗なデザインを最大の特徴とする『CALIBRA』。そのボディーワークはモデルライフを通じて大きく変わることはなかった。

CALIBRA カリブラ

1989-1997

実用車造りに長けたOPELは一方で、時代を象徴するエポックメイキングなクーペの開発も得意とする。その90年代の代表が『CALIBRA』である。

世界最良の値を生み出す空力ボディー

 20年近くにわたって人気を博した『MANTA』の後継車といえるのが『CALIBRA』だ。1989年に誕生した4シーターの2ドア+ハッチバックモデルは、『MANTA』の後を継ぐスペシャルティークーペとしての役割を担った。『VECTRA』をベースとしたこのクーペの肝は何より流麗なスタイリングであり、当然のことながらオペルのモデルすべてにおいて貫かれたエアロダイナミクス技術が取り入れられた。フロントエンドを天地に薄く仕立て上げ、後方に行くに従って絞り込むなどのボディーワークにより、空気抵抗係数は0.26と当時の量産車の中でも最良の値を叩き出している。

 プラットフォームがそうであるようにメカニカルコンポーネンツも『VECTRA』のそれが用いられた。エンジンは2L直列4気筒のSOHC(115PS)とDOHC(150PS)を用意し、駆動方式もFWDとフルタイム4WDの2タイプから選択可能だった。

 流麗なスタイリングのクーペながら、大きく開くテールゲートや分割可倒式のリアシートを備えるなど、高い実用性を融合させたこともあって『CALIBRA』はたちまちベストセラーカーへと上り詰めている。

 そんな勢いを削がぬようラインアップの充実を図るため1991年のマイナーチェンジで追加されたのが『TURBO 4×4』である。フロントには2L直4DOHCにKKK製ターボチャージャーやインタークーラーを追加して最高出力204PSを獲得したハイパワーユニットを搭載。車名からもわかるとおり駆動方式を4WDのみとしたことも特徴のひとつである。

 加えて93年には2.5L、V6(170PS)搭載車を用意するなど、オペルにおけるハイパフォーマーとしての地位を確固たるものにした。94年からは日本にも導入が始まっている。

シリーズタイトルをもたらしたハイパフォーマー

『CALIBRA』の人気に拍車をかけたのはドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)での活躍であることは間違いない。オペルがDTMに参戦したのは1989年のことで当初は『KADETT』や『OMEGA』をベースとしたモデルで選手権を戦ったものの、思うような成績を残すことができなかった。

 そこでオペル・ワークスチームはベースモデルを『CALIBRA』にスイッチ。94年から本格参戦を果たすとすぐに上位に入賞。非選手権ながらも初優勝を飾り、96年には国際ツーリングカー選手権(ITC)でマニュファクチャラーズタイトルを獲得するなど、その性能の高さを知らしめた。レーシングフィールドでの活躍もあって人気を集めた『CALIBRA』は97年まで生産が続けられ、24万台近くが世に送り出されている。

カリブラ

一見すると2ドアクーペのように見えるが、大きく開くテールゲートを備えている。ラゲージ容量は最大980Lと実用性も高い。

カリブラ

クーペモデルながら大人4人がゆったり座れる空間を確保。6:4分割可倒式リアシートを採用している。

カリブラ

空気の流れを示す『CALIBRA』のプロファイルショット。0.26という空気抵抗係数は1999年まで量産車最良値を誇った。

カリブラ

1996年にはチーム・ヨーストのマヌエル・ロイターが駆るマシン(写真)がシリーズタイトルを獲得した。

カリブラ

1994年からDTMへの本格参戦を果たした『CALIBRA』。元F1ワールドチャンピオンのケケ・ロズベルグらがステアリングを握った。

取材・文/桐畑恒治

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランドMOOK「&OPEL 未来を創るクルマ。」発売中

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『&OPEL(アンドオペル) 未来を創るクルマ。』

定価1650円(税込)A4変形判/132ページ

小学館刊

https://www.shogakukan.co.jp/books/09104254

■本書のコンテンツ紹介

PART 1  OPELが提案するRELAX LIFE

●人気モデル「CORSA」「MOKKA」「GRANDLAND」徹底解剖!

PART 2 PopFuture OPELの秘密

  • チーフデザイナー・Mark Adams インタビュー
  • ファッションデザイナー・Marcel Ostertag インタビュー
  • 「ASTRA」「MANTA」「COMBO LIFE」最新モデルの魅力
  • OPELと相性抜群のライフスタイル名品セレクション

PART3  Just like an OPEL

  • 注目のクリエイターが語るNEW OPELの魅力
  • アンバサダーを務めるリバプールFC監督・ユルゲン・クロップ氏とOPEL

PART 4   ドイツから特報!元気なOPEL

  • MOKKA」「CORSA-e」「GRANDLAND」現地試乗レポート詳報
  • オペルCEO Uwe Hochgeschurtz氏インタビュー

PART 5   Republish of Historic car impression

革新的な挑戦を続けてきた自動車ブランドOPELの歴史

  • 老舗自動車専門誌の編集者が語るOPELの魅力
  • OPEL in Motorsports
  • CORSA」「ASTRA/KADETT」「VECTRA」「OMEGA」「SPEEDSTER」「GT」「MANTA」「CALIBRA」「ZAFIRA

PART6 「OPEL」 Square

  • FUN collection
  • OPEL FUN in Japan
  • OPEL Engineering History
  • Logo transition of OPEL
  • OPELディーラーの斬新なCI

【オンライン書店で購入する】

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www.amazon.co.jp/dp/4091042546

楽天ブックスで購入する

https://books.rakuten.co.jp/rb/16892406/?l-id=search-c-item-text-02


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