今から97年前の1925年3月22日は、国内でラジオ放送が始まった記念すべき日だ。NHKはこの記念して毎年3月22日は「放送記念日」としている。
そこでLINEリサーチは、日本全国の男女を対象に、ふだんラジオを聞く人の割合やラジオを聞く理由などについて調査したので、その結果をお伝えしよう。
ふだんラジオを聞く人は約5割!聞く方法はどれが多い?
ラジオ局の放送、個人の配信などすべて含めて、ふだんラジオを聞いているか、また聞いている方法についても回答してもらった。
※インターネットのラジオ配信(Spoonなど)やポッドキャストを含む
全体では、約5割が「ふだん、ラジオは聞かない」と回答。聞いている人は約5割で、年代が上がるにつれてラジオを聞く人の割合が高くなっていた。
ラジオを聞く方法の全体1位は「カーラジオ / カーステレオで」、次いでradikoやSpoonなどの「スマホで(アプリ含む)」という結果に。TOP2はそれぞれ2割以上で、3位以降は1割以下の割合で続いた。
年代別にみると、10~20代では「スマホで(アプリ含む)」が1位となり、30代以上では「カーラジオ / カーステレオで」が1位と年代で差がみられる。
「カーラジオ / カーステレオで」は、年代が上がるほど割合も高くなり、50~60代では4割超に。特に50~60代の男性が高く、5割超となった。
一方、「スマホで(アプリ含む)」は、どの年代でも2割台で、聞く方法として幅広い年代に定着しているといえそうだ。ただし10~20代の割合をみると、「スマホで(アプリ含む)」以外の割合が1割前後と低くなっていることもわかる。
ラジオを聞く理由、全体TOPは「別のことをしながら聞けるから」
ふだんラジオを聞いている人に、ラジオを聞いている理由について聞いた。全体TOPは、「別のことをしながら聞けるから」が4割弱。
2位は「ニュースや交通情報などの情報収集ができるから」が3割弱、3位以降はいずれも2割台の僅差で、「好きな番組があるから」「習慣になっているから」「DJ・パーソナリティのトークが面白い / 声が好きだから」「映像がなく『声だけ』で聞ける / 楽しめるから」が続いた。
年代別にみると、全体の傾向とも違いがみられる。10~20代では「有名人・芸能人の、ラジオならではの一面がみられるから」が1位に。また、「好きなDJ・パーソナリティがいるから」「好きな番組があるから」も、10~20代で上位にランクインした。
30~60代では「別のことをしながら聞けるから」が1位。40代以降では「習慣になっているから」が上位にランクインしている。
また、30~40代は「知らない / 新しい音楽を聞けるから」がランクインし、5位以内ではないが「無料で音楽を聞けるから」も他の年代と比べて高い傾向にあった。
50~60代では、「ニュースや交通情報などの情報収集ができるから」が3割超の高い割合に。また60代では、「懐かしい音楽を聞けるから」がランクイン。さらに「災害時の緊急情報などを知ることができるから」も他の年代と比べて高くなっていた。
10~20代の若い年代では、お気に入りの有名人やパーソナリティ、好きな番組など、自分の聞きたいもの選んで聞いている様子がうかがえる。
一方、30代以降では、習慣で「ながら聞き」をしたりする人が多く、ラジオから流れてくる音楽・情報を聞くといった傾向がありそうだ。年代によって、ラジオの聞き方に違いがみられる結果となった。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年2月17日~2022年2月21日
有効回収数: 5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
関連情報:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/Ara