小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ソニー「α1」とキヤノン「EOS R3」、カワセミ撮影に最適なカメラはどっち?【第1回】

2022.03.20

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

カワセミに最適なカメラを探せ!

カワセミは都心に生息して、遠出しなくても撮影できるので鳥の中では人気の被写体である。我々もカワセミを追いかけて、方々に出掛けている。最初のうちは水辺の宝石と言われた、その瑠璃色をカメラに収めるだけで満足しているのだが、しばらくするとエサの小魚かエビを狙ってダイブする瞬間、または水面から出てくる瞬間を狙いたくなる。

必要なのは高速連写性能で20コマ/秒より30コマ/秒が欲しくなる。着水するポイントが決まっていない場合はAF追従で使いたい。最近のミラーレスカメラに搭載されている鳥認識機能も役に立つ。カワセミは小さい、そして高速で飛ぶため目視で追従するは困難なのだ。さらに動きを止めるために1/6000秒とか1万分の1秒などを使うため、高感度特性が良い必要性がある。

飛翔中のカワセミを画面一杯に入れるのも難しいので、引き気味で撮ってトリミングすることになる。そこでトリミング耐性がある、つまりフルサイズが有利になる。各社のミラーレスから、カワセミ撮影に適したモデルとレンズを選んで、実際に撮影して、どんな作例が撮れるのかを検証してみたい。

第1回は鳥瞳認識を搭載して、AF/AE追従で30コマ/秒の高速連写を実現したSONY「α1」に「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を使った。同じ場所でCanon「EOS R3」の撮影もおこなった。作例撮影には写真家、小平尚典氏に協力をいただいている。

第2回 Canon「EOS R3」編はコチラ

上がSONY「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」、下がCanon「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」、SONYは2kg超え、Canonも1kg超えの重量級望遠ズームだ

鳥瞳認識と30コマ/秒の高速連写の実力は?

カワセミ撮影用の「α1」のセッティングは、AF動作はSERVO、AFエリアは全域、被写体追尾はON、検出する被写体は動物優先、瞳検出はする、連写モードはH+で、JPEGのLサイズで記録している。記録メディアにはCFexpress Type Aメモリーカードを使用した。

鳥認識は優秀で、小さなカワセミをしっかり認識、サイズがある程度、大きくなれば瞳も認識された。カワセミが飛翔するシーンではEVFでは追い切れないので、液晶画面を見ながら追いかけたのだが、その方法でもAFが追従する事が多かった。AFがカワセミを捉えた確率はCanon「EOS R3」より高かった。

EOS R3に比較して小型軽量なボディのα1、普段はいいが重量級レンズとの組み合わせでは、オプションの縦位置グリップ「VG-C4EM」が欲しくなった

カワセミ撮影時のAF関連の設定、AFエリアは全域AFの成績が良かった

サーボAF特性はAUTOのまま使用、ここはまだ設定検討の余地があるかもしれない

連続で高速読込に対応するCFexpress Type Aメモリーカードを使って撮影した

α1はデュアルスロットでSDカードも使える。CanonとNikonが採用するCFexpress Type Bが使えないのが残念だ

600mmカバーする超望遠ズームでテレコンも使える。全長が変わらないインナーズームを採用。持ちやすく高性能だが、重量約2.1kgがこたえる

エサを加えて水面ギリギリを飛翔するカワセミ、液晶モニターを見ながら撮影
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F5.6+1.3、ISO10000

エサを振り回すカワセミ。手前に枝があるが鳥認識はカワセミを追尾した
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/2000sec、F6.3+2、ISO12800

ロープにエサを叩きつけているようにするカワセミ。瞬膜を閉じたので目が白く見える
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/2000sec、F6.3+2、ISO12800

飛び込み態勢に入ったカワセミ。この瞬間はなかなか撮れない、ピントもシャープだ
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F6.3+1、ISO8000

水面から出てくるカワセミ。飛び込む地点が分かっていたので、ここで待っていた
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F6.3+1、ISO12800

2日間で撮影枚数は4400枚

カワセミを発見したあとは、根くらべになる。エサを取るために池や川にカワセミが飛び込むのは、冬なら1時間に1~2回、春夏なら2~4回ぐらいだ。この瞬間を狙ってひたすら待ち続ける。動きそうな気配があれば、すかさずシャッターを切る。5秒押したままだと100枚以上撮れてしまう。これを続けると何千枚ものカットが撮れて、パラパラマンガのようになる。画像サイズは1枚10MB以上あるのでPCに転送するだけでも一苦労なのだ。それでも飛んでいるカットは、ほぼ全滅ということもあり、カワセミを撮るのはなかなか難しい。1日目がダメで再撮影に行くこともしばしばあった。

しかし、今回のSONY「α1」は違った。かなり高確率でカワセミにピントが合う。さすが顔認識に強いαシリーズのフラッグシップモデルである。これなら「α7IV」も期待できそうだ。予算さえ許せばカワセミを撮るミラーレスとしてSONY「α1」は超オススメである。

今回のベストショット。カメラのカタログで見るようなカワセミの飛翔を捉えた
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F6.3+1、ISO12800

背中の瑠璃色がよく見える発色が良く、羽根にAFがピタッと決まってくれた
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F6.3+1、ISO12800

上昇するカワセミ、背景のボケもなかなかキレイ。ISO感度12800でも実用性は充分だ
SONY「α1」FE 200-600mm F5.6-6.3 1/3200sec、F6.3+1、ISO12800

写真・文/ゴン川野

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年6月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDテープライト250」! 特集は「超快適ウエアラブル」「最新EV図鑑」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。