強力なドライバー・マグネットと組み合わせることでパワフルな低音を再現
ゼンハイザージャパンはミキシング、編集、マスタリング用のスタジオリファレンスヘッドホン「HD 400 PRO」を3月17日発売する。価格はオープン。予想実勢価格は36,300円前後。
ゼンハイザーは、1945年に設立されたドイツの音響機器メーカー。主にヘッドホンやマイクロホンを手掛けており、その性能の高さから多くのプロにも愛用されている。
そんなゼンハイザーから今回登場する「HD 400 PRO」は、ニュートラルな音を再現するプロのためのスタジオリファレンスヘッドホン。自社開発の120Ωのトランスデューサーには、特殊なポリマーをブレンドしたダイアフラムが搭載されており、強力なドライバー・マグネットと組み合わせることで、クリアでパワフルな低音を再現するという。
ヘッドホントランスデューサーはわずかに傾いており、レコーディングスタジオでモニタースピーカーを聴くときの最適な三角形のリスニングポジションを再現。
また、オープンバックデザインが自然な音の広がりを可能にしており、この2つの要素により、ニュートラルで透明感のある、広くゆったりとしたサウンドステージが実現するとしている。
イヤカップを適切な位置に配置するなど圧迫感も抑制
もちろん、快適性にもこだわっており、本体質量は240gと軽量で、イヤパットにはソフトベロアを採用。超軽量フレームを使用し、イヤカップを適切な位置に配置するなど、圧迫感を最小限に抑える工夫もなされており、一日中使用しても疲れにくいようデザインされている。
そのほか、Dear Reality社のヘッドホン・モニタリング・プラグインと併用可能で、「dearVR MIX」のSpatial Headphone Compensation機能にすでに統合されているとのことだ。
主な仕様は、周波数特性が6-38,000Hz、全高調波歪が0.05%以下(1kHz、90dB SPLでの測定)、インピーダンスが120Ω、音圧レベルが110dB(1kHz、1Vrms)。重量は240g(ケーブル含まず)。
なお、ケーブルは、3mのカールコードケーブルと1.8mのストレートケーブルを付属。いずれもポータブル音源用の3.5mm端子を備えているが、6.3mmの変換アダプターも同梱しており、ミキシングデスクやオーディオインターフェースとの接続も可能だ。
※Dear RealityのdearVR MIXは別売です。
製品情報
https://ja-jp.sennheiser.com/hd-400-pro
構成/立原尚子