
ネザーランドドワーフは、オランダ原産の小型うさぎで、耳が短く丸い顔が特徴的です。体長約26cm、体重約1200g程度と小さく、気温調整やストレス管理が必要ですが、成長するにつれ飼育がしやすくなるといわれています。そんなネザーランドドワーフの特徴を詳しく解説します。
目次
ウサギには色々な種類があります。中でも、ネザーランドドワーフは、小さいサイズと丸い体つきが可愛らしく、人気が高いです。
では、ネザーランドドワーフの特徴・種類や飼いやすさなどについて紹介します。
うさぎの種類はなんと53種類!
ウサギの品種の基準を定めていて、日本でも広く認知されている、アメリカのウサギブリーダー協会「ARBA」によると、執筆現在(2024年8月下旬)ウサギの種類は53種類ありました。
【参照】ARBA/認められた品種
一番人気の品種「ネザーランドドワーフ」とは?
ネザーランドドワーフの原産国はオランダで、品種として認められたのは1969年です。
耳が短く・丸い顔が特徴的で、ペット用のウサギの中でも小さいウサギです。
すぐに人なれする性格の子や気が強くて好奇心旺盛な性格は分かれています。
機嫌が悪いと後ろ足で床を叩いたり、鼻を鳴らして飼い主にアピールするなど、感情表現が豊かです。
■性格は? オスとメスで違うの?
一般的に、オスが甘えん坊で懐きやすくて縄張り意識が強く、活発な傾向にあります。
一方でメスは気が強く、妊娠すると子どもを守ろうとすることから、気性が荒くなる傾向にあるそうです。
性別によって性格の違いは少しあります。ですが、性別に関わらず、うさぎによって性格は異なると考えて良いでしょう。
【参考】一番の人気品種!ネザーランドドワーフの特徴や寿命、性格やなりやすい病気は?
■どんな歴史があるの?
ネザーランドドワーフは元々ドイツにて白毛で生まれました。
その後、赤目の突然変異(ポーリッシュ)と野生のうさぎを交配。さらに、大型種と交配してできた品種です。
■うさぎの中でも値段は安い? 高い?
店舗などによりますが、「ARBA」が定めたラビットショーの基準に達している、ショータイプのネザーランドドワーフの方が、基準に達していないノーマルタイプのネザーランドドワーフよりも値段が高いです。
また、ショータイプの方は入手困難な種類でもあります。
■ペットショップで買える?
ネザーランドドワーフは「ペットのコジマ」などのペットショップで購入可能です。
どの店舗にどのような子がいるかは、以下参考URLにてチェックしてみて下さい。
■寿命はどれくらい?
寿命は平均5~10年。飼育状況や健康状態によっては、最長で13~15年生きるネザーランドドワーフもいます。
■お散歩は必要?
うさぎは基本的に毎日お部屋での散歩が必要です。ただ、外での散歩は必須ではありません。
外で散歩をすることで、うさぎによっては強いストレスを与えることもあるので注意しましょう。
【参考】うさぎと暮らし大百科
ネザーランドドワーフの大きさはどのぐらい?
ネザーランドドワーフはペット用ウサギの中でも小さい種類とされていますが、大人になるとどのぐらいの大きさになるのでしょうか。
■大人のネザーランドドワーフはうさぎの中でも小さいサイズ!
ネザーランドドワーフは、大人になると、オスとメスは体長約26㎝の大きさになります。体重は、オスとメスどちらも約1200gの重さになります。
ペットショップでよく見かけるホーランドロップイヤーやミニウサギだと、大人になると約30~40cmに成長します。なので、他のウサギと比べると大人になっても小さめのサイズです。
【参照】ペットのコジマ/ネザーランドドワーフ
ペットのコジマ/ペット図書館・ウサギ
■ほかにうさぎの中でも小さい種類っているの?
大人になってもサイズが小さい種類は、ネザーランドドワーフの他にもいます。
例えば、ネザーランドドワーフを品種改良したピーターラビットは、体長はオスとメスどちらも約26㎝で小さめのサイズです。
ですが体重は最大約1800gの重さになるので、ネザーランドドワーフよりもやや大きいサイズに成長します。
【参照】ペットのコジマ/ピーターラビット
■うさぎの中でもサイズが大きい種類は?
ウサギには、秋田県で品種改良された体重10kgを超える「中仙ジャンボウサギ」や、体重7~10kgで体長が1mを超える「フレミッシュ・ジャイアント」などの種類もあります。
ゲージもうさぎ用ではなく、犬用の大きいサイズが必要です。