『自動車税(種別割)』の支払期限は多くの自治体で5月31日となっており、例年5月上旬には納税通知書が届きます。『d払い』は、納税通知書の支払いをうっかり忘れてしまう人や、面倒くさがりな人におすすめな方法です。支払いの手順や注意点を紹介します。
自動車税の支払いは「d払い」が利用可能
『d払い』は、『株式会社NTTドコモ』が提供しているキャッシュレス決済サービスです。『dアカウント』を作成し、『d払いアプリ』をダウンロードすればドコモユーザーでなくても利用できます。
ここでは、自動車税の支払いに、d払いを利用する方法を見ていきましょう。
参考:d払い – dポイントがたまる!かんたん、便利なスマホ決済
請求書払いの利用で納付できる
買い物の支払いにd払いを使用したことはあっても、『自動車税(種別割)』や『公共料金』の支払いができることを知らない人もいるでしょう。
手元に税納通知書があれば、『d払いアプリ』を使用して自動車税を支払えます。『請求書払い』を選び、表示に従って進んでいくだけで支払いが可能です。
思い立ったときに支払いができるため、自宅からでも簡単に納付できるところが魅力です。
ついつい後回しにしてしまい、支払期限が過ぎてしまいがちな人にぴったりでしょう。請求書払いで支払いをしたか忘れてしまった場合でも、『ご利用履歴』で確認できて便利です。
参考:請求書払い|d払い – dポイントがたまる!かんたん、便利なスマホ決済
参考:利用履歴をスマート活用! もらったdポイント数も確認OK | おしえて! d払い
未対応の自治体もあるので要確認
d払いで自動車税(種別割)の支払いができると、手間や時間がほとんどかからず便利ですが、全ての自治体で対応しているわけではありません。自治体によっては、d払いが利用できないことがあります。
利用できる場合でも、対応可能な税金の種類が限定されているケースもあるので『住んでいる地域の自治体のホームページ』などを見て、利用できるかチェックしてみましょう。
請求書払い対応一覧|d払い – dポイントがたまる!かんたん、便利なスマホ決済
「d払い」で自動車税を支払う手順
d払いを利用するには、『dアカウント』と『d払いアプリ』のダウンロードが必要です。基本的には画面に表示される通りに進んでいくだけなので、スマホの操作さえできれば簡単に支払えます。手順を詳しく見ていきましょう。
d払いを使った納付方法
まずは、『d払いアプリ』をダウンロードしましょう。
d払いの使用には『dアカウント』が必要なので、持っていない人は『dアカウント設定アプリ』もダウンロードして設定を行います。webページや店頭からの設定も可能です。
請求書払いでの支払い方法は、以下の通りです。
- 4桁の『spモードパスワード』または『ネットワーク暗証番号』を入力してログインする
- ホーム画面にある『請求書払い』をタップする
- 納税通知書のバーコードを読み取る
- 表示された支払い画面を確認したら、『支払う』をタップして完了
なお、カメラの状態や性能によっては、正常に利用できないことがあるので注意しましょう。
参考:dアカウントとは | dアカウント
参考:d払いをはじめる|d払い – かんたん、便利なスマホ決済
参考:請求書払い|d払い – dポイントがたまる!かんたん、便利なスマホ決済
d払い残高に事前チャージが必要
d払いはさまざまな支払い方法に対応していますが、『自動車税(種別割)』を支払う場合は、『d払い残高のみ』に対応しています。
あらかじめ、必要な金額をチャージしておかなければならないので、銀行口座・セブン銀行ATM・コンビニなどを利用して残高を補充しておきましょう。
また、銀行口座の登録をしておくと『オートチャージ』が利用できます。チャージ金額が設定額を下回ると、自動的にチャージしてくれる便利な機能です。設定額や登録口座の変更なども、d払いアプリから設定可能です。
セブン銀行ATM・コンビニでチャージする場合、スマホでの設定後に店舗に出向いて行います。いずれの場合も、1日のチャージ上限額は10万円までで、手数料はかかりません。
参考:d払いアプリでチャージする|d払い – かんたん、便利なスマホ決済
自動車税を「d払い」するときの注意点は?
手軽に『自動車税(種別割)』の支払いができるd払いですが、注意点もあります。どんな注意点があるのか、納税前に確認しておきましょう。
納税証明書の取得には手続きが必要
『納税証明書』は、『自動車税(種別割)』を納めたことを証明してくれる書類で、一部の例外を除き車検を受ける際に必要です。
d払いで自動車税を納付すると、納税証明書の発行に手続きが必要となり、およそ『1〜3週間』かかります。
そのため、車検が迫っているなどの理由で、納付後速やかに納税証明書が欲しい場合は、d払いではなく現金払いで納付するのが無難です。
乗用車の車検は納税証明書が不要に
これまで車検を受ける際には、『車検証』と『自動車税(種別割)の納税証明書』が必要でした。
しかし、2015年に『納税証明の電子化』が始まったことをきっかけに、以下の条件を満たす場合には納税証明書の提示が不要になりました。
- 自動車税を滞納していないこと
- 普通自動車であること(軽自動車は不可)
- 自動車税を納めてから『10日以上』経過していること
- 車検が継続検査であること
d払いでの納付直後だと、システムに反映されず納付が確認できないので、自動車税を納めてから『10日以上』経過している必要があるのがポイントです。
参考:車検時における納税証明書の提示を省略できます – 神奈川県ホームページ
dポイントは付与されない
買い物や支払いでd払いを利用すると、『dポイント』が付与されます。dポイントをためると支払いに充当できてお得ですが、『自動車税(種別割)の支払いは対象外』なので注意しましょう。
『請求書払い』で支払ったものにはdポイントが付与されないため、ポイントをためる目的ではなく、支払いを手軽に済ませたいときに向いています。
公共料金の支払いでdポイントをためたい場合、『dカード』での支払いがおすすめです。
ただし、クレジットカード払いの扱いになるため、d払い同様に『支払証明書』の取得には手続きが必要になる点には注意しましょう。
参考:d払いなら家からアプリで公共料金払い!手順や注意点を解説|ドコモでおトク!家計相談
構成/編集部